話題のクリエイターPantoviscoさんに聞くJINS花粉CUTシリーズ作品誕生秘話。

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話題のクリエイターPantoviscoさんに聞く
JINS花粉CUTシリーズ作品誕生秘話。

2017.02.15

現在インスタグラムを中心に話題沸騰中のクリエイターPantoviscoさん。今回は、JINSとのコラボレーションで実現した「JINS花粉CUTシリーズ」の制作裏話や、謎多きご本人のちょっとプライベートなお話まで独占インタビューしました!


今日のメガネお似合いですね。それって......。
「いや、伊達メガネじゃないですよ。メガネは僕にとって生活必需品なんです。高校2年生の時から目が悪くなり、それに加え生まれつきドライアイなのでコンタクトが使えないんです。今や日常生活では欠かせないツールとなりました。」

今回JINS花粉CUTメガネという商品についてイラスト計7点描いていただきましたが、このお話を聞いた時はどう思われましたか?
「率直に面白い作品がいくつか生み出せそうだなと思いました。花粉って人から忌み嫌われるものじゃないですか。そういうものを面白おかしくし、逆に興味を惹かせるというアプローチが好きなんです。大衆から愛されているモノやコトよりも、花粉のような"嫌われ者"を題材にする方が得意なのかもしれません。」

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JINS花粉CUTを実際手にしながら取材を受けるPantoviscoさん。Pantoviscoさんのユニークな発言に取材は終始笑いに包まれていました。

ちなみにPantoviscoさんは花粉症だったりするんですか?
「実はそうなんです。3〜4年前から発症してしまいまして...。春が近づいてくるとだんだんと目がつらくなってくるんです。ですが今回、花粉症の自分の経験が大きく役に立ちましたね。花粉症に感謝したのはこれが初めての体験かもしれないです(笑)。花粉症じゃなかったら、今回の作品とは違うものになっていたと思います。」

確かにそうかもしれないです。花粉を擬人化して悪者に仕立てているのが、チャーミングでかわいらしかったです。
「『花粉の気持ちになって考えてみる!』ですね。花粉はきっと目の中に入りたいんだろうなぁとか妄想しながら描いていましたから。そんな花粉たちからすると目的地である"目"の前にある大きな壁がこのJINS花粉CUTなんだろうなとか。この(写真下)作品もそんな花粉たちにとって邪魔者でしかないJINS花粉CUTを張り付けの刑にしているイメージです。」

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インスタグラムのフォーマットに合わせて厳選した正方形のノート。様々な作品が収められている秘密のノートをちらっと拝見。

面白い発想ですね。今回の作品を描くまでのプロセスを教えていただけないでしょうか?
「まずは1つ1つの"核"から決めるんです。今回"核"となるのは、メガネと花粉でした。このキーワードを軸に連想ゲームみたいに考えることが多いんです。『花粉→嫌だ』とか、『花粉の黄色いイガイガした形→悪者→三叉槍』とか、言葉遊びですよね。それにたまにダジャレなども入れたりして。そして僕がイラストを描くときに大事にしているのが、ツッコミ要素を残すことなんです。」

ツッコミとは、どういうことですか?
「例えば、インスタグラムに投稿すると皆さんがコメントできるようになりますよね。みなさんそれぞれが、いろいろな考え方や意見を持っているため、それは悪い意味でいうと、"粗探し"をしてしまうんです。つまりツッコミですよね。僕が頻繁にインスタグラムで投稿している絵日記のシリーズとかもツッコミどころのオンパレードですから。」

確かに、私も今回の作品を見たときに小声でツッコんでいました! 円グラフを使った作品はいかがでしょう?
「円グラフを使った仮想アンケートの作品は、以前からシリーズで制作しているものです。先ほども簡単にお話しましたが、今回は、人間ではなくて花粉の目線に立ってインタビューしてみようと思いました。実際花粉たちに聞くことができたら、おそらく『JINS花粉CUTをかけてる人の目に侵入できないんだよねぇ〜』とか、そういった感じの答えが返ってくるんだろうな、と思いながら作りましたね。」

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取材後にアクリル版に特別に作品を描いてくれたPantoviscoさん。下書きなしの一発勝負!

実際に街中でマスクをしている人や薬局の人に聞いたりなどリサーチをされるのでしょうか?
「そこまではしないですね。というのはあまり情報に頼りすぎないようにしているんです。作品は僕の主観で作りたいんです。他のアーティストの作品をあまり目にしないのも理由がありまして、感化されてしまって似たような表現になってしまうのが怖いからなんです。」

なるほど。では、Pantoviscoさんがインスピレーション源としているものは何ですか?
「妄想です。基本的に根暗な性格で、物事を正面からではなく斜めから見てやろうっていう、ねじ曲がった考えを持つタイプの人間でして...。」

当然、すべてがスムーズにいかなかったと思います。アイデアに煮詰まってしまった時はどうするんですか?
「そうですね、僕の大好きなキャラクターの"ぺろち"とかを書いたりして、一度意識を別のところに移したりしています。またはずっと腕を組みながら考えていることが多いですかね...。普通ですいません。」

寝る前に必ず行う習慣はありますか?
「インスタグラムを見ることですかね。自分の投稿に変なコメントはないかとか、どんなツッコミをされているんだろうとか、そういうのを見るのは面白いですね。それに情報収集の手段でもあります。最近、女性が気にしているのはどういうものなのかもインスタグラムでチェックしています。女子力を上げたいんです(笑)」

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作品の完成版。"ぺろち"などのキャラクターがチャーミング。右下にはご本人のサインも。



お話しにあったように、自由な環境で生まれた今回のJINSとPantoviscoさんによるJINS花粉CUTのコラボレーション作品たち。Pantoviscoさんの独特な視点で描かれた世界観を、花粉の気持ちになりながら、一度店頭にてお試しください。JINS花粉CUT とPantoviscoさんのおかげで、花粉を見る目が少しだけ変わるかもしれません。



> JINS 花粉カット






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【Pantovisco(パントビスコ)プロフィール】
クリエーター、イラストレーター、コピーライター。 代表作「カオス絵日記」「1コマファンタジー」「乙女に捧げるレクイエム」を毎日投稿しているInstagramでは約1年半でフォロワー約15万人を集める。

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【Staff credit 】
Photography:Naoto Kobayashi
Text : 川島拓人(kontakt)
雑誌やカタログなどを製作する編集プロダクション「kontakt」エディター。ファッションをはじめ、インテリア、ライフスタイルなどの編集や執筆も行う。