旅せよメガネ! vol.2 ~干場義雅goes to Italy by Fly & Cruise~

Fashion

旅せよメガネ! vol.2 ~干場義雅goes to Italy by Fly & Cruise~

2017.04.19

旅行にはメガネを1本だけしか持って行かない。そんなことありませんか? でも、その国や土地のシーンに合わせて洋服を替えるようにメガネも替えてみると、より一層気持ちが高まり記憶に残る旅となるでしょう。メガネとの旅を楽しむバーチャル企画「旅せよメガネ!」。シリーズ第二回目は、講談社のウェブマガジン『FORZA STYLE』の編集長でありファッションディレクターの干場義雅さん。3本のメガネと一緒に、ボン・ヴォヤージュ!

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--ミラノで行われるファッションショーをはじめ世界中を飛び回っている多忙な干場さんですが、オフのリゾートはどちらに行かれるんですか?
「テレビ、ラジオ、雑誌、イベント、ブランドのプロデュースなど、日々、本当にいろいろな仕事をしているのでほとんど休みがないのですが......、休みをとる時は、思い切って7日間ぐらいとって、クルーズ(船旅)をすることが多いですね。日本からの船旅ではなく、海外まで飛行機で行って大型客船で船旅を楽しむ"フライ&クルーズ"というものです。例えば、僕が好きなのは、イタリア半島を周遊する地中海クルーズ。まずは東京から飛行機でイタリアのヴェニスまで行きます。ヴェニスに着いたら客船に乗り換え、そこから船の旅が始まります。ヴェニス(イタリア)→アンコナ(イタリア)→クロアチア→モンテネグロ→ギリシャ→シチリア(イタリア)まで南下したら、今度は地中海を北上して行きます。シチリア(イタリア)→カプリ島(イタリア)→ローマ(イタリア)→フィレンツェ(イタリア)→最後にモナコに着き、そこから飛行機で東京に帰ってくる旅です。」

--どれくらいの日程で行くのですか?
「だいたい7日間くらいでイタリア半島を船で周ります。行きと帰りの飛行機も合わせると、トータルで9日間くらいになります。」

--地中海クルージングの魅力を教えてください。
「なんといっても、景色の美しさと世界遺産です。香港〜ベトナムなどのアジアやカリブ海でもクルージングの旅をしたことがありますが、特にイタリアを含めたヨーロッパですと、美術館で芸術鑑賞したり、建築を見たり、音楽を聴いたりすることが日常的なため、訪れるたびに感銘を受けるんです」




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--そんな干場さんの周遊旅行のお供に選んでいただいたのがこの3つのメガネですね。
「僕のメガネの選び方って、洋服も同様に"TPPO"が根本にあるんです。Time(いつ)、Place(どこで)、Occasion(何をするか)に加えて、もう一つのPはPerson(誰と)。例えば地中海クルージングをしていると、ギリシャが見えてくるんですけど、ほとんどの建物が青と白なんですね。だから僕や一緒に旅をする友人もブルーのシャツに白のパンツなどを合わせてコーディネートを楽しむんです。風景にいかに装いを馴染ませるかということが大事なんです。これが僕のもの選びのベースにある考え方ですね。」

--ご同伴されている方も楽しめそうな旅になりそうですね。




東京での旅仕度
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「東京の街の中は高層ビルが多いからか、基本的に色調はグレーなんですよね。ですから僕が普段東京で着るスーツは、今着ているスーツのようにグレーが多いんです。白いシャツにグレーのスーツで、ものすごく普通ですよね? そしてそんなグレーのスーツに合うのがブラックですね。ネクタイと同様にメガネも黒。これで空港へ行きます。」

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イタリア半島をクルージング
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「地中海の気候を考えると、船上は太陽の光が心地いいと同時に眩しいので、サングラスは欠かせません。実は船の上でもTPPOを考えると、朝、昼、晩とで服装が変わるんです。ドレスコードがあるんです。だからベーシックなデザインのサングラスがあると便利ですよね。例えば、船の上のジャグジーやプールではセルフレームのサングラス。マットな質感の方が自分の顔に馴染むため、船上でお会いする方々ともコミュニケーションしやすいのかなと。」

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古都フィレンツェを散策
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「石畳の道やレンガ造りの家が並ぶ古都フィレンツェの街では、茶系のラバーソールの革靴を履くことが多いですね。だからメガネも茶系で合わせています。今回選んだメガネは、セルフレームですが、ブリッジ部分がメタルで形成されたクラシックな佇まいが特徴のもの。フィレンツェの街にマッチしそうですね。」

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メガネには視界を良好にする道具としての用途以外にも、旅行先の街に馴染むため、自分の気分を上げるためなど様々な使い方があります。旅先や目的などに合わせてメガネを替えることで、いつもと違う特別な体験ができるかもしれませんね。




【Staff credit】
Illustration:Shinji Abe
Photo:Hiromu Kameyama
Text:Takuhito Kawashima(kontakt)
雑誌やカタログなどを製作する編集プロダクション「kontakt」エディター。ファッションをはじめ、インテリア、ライフスタイルなどの編集や執筆も行う。