JINSデザイナーインタビュー vol.1

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JINSデザイナーインタビュー vol.1

2017.06.07

「肌のくすみやシミなどで悩む女性のためにメガネを作りたかったんです」と語るのは、 "肌を美しく見せる"をコンセプトとしたメガネの開発に携わったデザイナーの匂坂繭子さん。試行錯誤のうえ出来上がったそのメガネや素材サンプルなどを手にしながら、完成するまでの開発秘話を聞きました。


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--肌を美しく見せるメガネを作るきっかけを教えてください。

匂坂:メガネをかけておしゃれを楽しむという考え方が浸透しはじめたのは比較的最近のことなんです。一般的に女性って外出するときはコンタクトレンズで、家にいる時はメガネという人が多いと思うんです。メガネの姿="素の自分"と言いますか......。だからメガネをかけていても、『綺麗だね』って言ってもらうことで、自分に自信を持てるようなメガネを作りたいなと思ったのがきっかけでした。



--「どうすればメガネで人を美しくできるのか」というテーマに対して、どこからヒントを得たのでしょうか?

匂坂:私自身、去年子供が生まれ、仕事と子育てに追われる日々を送っています。若い頃よりも疲れると、すぐに肌がくすんだり、目元にくまができるようになりました。コンシーラーやファンデーションを使いごまかしているのですが、さすがにそれらの道具に頼るのにも限界を感じるような年齢になりまして(笑)。

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--ご自信の体験から『肌を美しく見せるメガネ』というコンセプトを作った後、まず何から着手したのでしょうか?

匂坂:まずはメイクアップの勉強からスタートしました。雑誌などでアイシャドウやチーク、パウダーについての記事を読んだり、実際にいろいろな化粧品を使い、何が肌を美しく見せているのかの手がかりを探し続けました。すると、多くの女性たちが自分のコンプレックスに合わせて、色の効果と光の効果をうまく使いこなしているということが分かり、私もこの2つの要素に絞ったコンセプトでメガネを作ってみようと思いました。



--制作期間に約1年間かかったそうですね。

匂坂:そうですね。先ほどお話した、"色"と"光"の要素を持つ2つを開発しました。 1つ目は、色の効果にフォーカスしたメガネです。鮮やかなTR素材を使用することで、発色鮮やかなフレームを作りました。何度もサンプルを作り試行錯誤しましたけど......。2つ目の光の効果を生むモデルの方は、フレームの厚みを薄くし断面に優しくカーブをつけ、さらにパールを埋め込むことで、より多くの光を反射するように工夫しました。反射によって肌を明るく見せる効果があるんです。

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--色と光の効果をそのようにメガネに落とし込んだのですね。

匂坂:はい。分かりやすく化粧品に例えると、ササ生地の方がチークで、パールの方はアイシャドウやパールパウダーに近い考え方です。



--他にこだわったところはありますか?

匂坂:そうですね、テンプルをカーブさせたところも大きなポイントです。カーブさせることで、掛け心地も良くなりますし、肌へのストレスを軽減します。

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--ササ生地の方は良く見ると綺麗なグラデーションになっていますね。

匂坂:あまり派手なグラデーションではなく、自然と頬に向かってピンク色になっているため、血色が良く見える効果があります。

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--多くの女性に喜んでもらえるメガネですね。

匂坂:はい。私と同じように子育てをしながら働いている女性や忙しい女性たちというのは、少なからず肌の悩みを抱えていると思うんです。そんな方々に使っていただき、少しでも自信を持つきっかけを与えるメガネになってほしいなと思っています。



メガネをかけるだけで女性が持つ肌の悩みの解決を目指し誕生した"肌を美しくみせるメガネ"。メイクアップをしたかのような印象を、ぜひJINSのお店で体感してください。







【Staff credit 】
Photography:Hiroyuki Matsubara
Text : 川島拓人(kontakt)
雑誌やカタログなどを製作する編集プロダクション「kontakt」エディター。ファッションをはじめ、インテリア、ライフスタイルなどの編集や執筆も行う。