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遠近両用メガネでの運転は法的にOK?選び方も併せて紹介

2022.01.04

JINS WEEKLY編集部のJ子です。
遠くも近くもよく見える便利な遠近両用メガネですが、運転時に使用しても問題ないか、違反にならないか、という質問をお客様からよくいただきます。
ほかにも、遠近両用メガネは単焦点レンズよりも視界に歪みが生じやすいため、車を運転するうえで、どのようなことに気を付けるべきか教えてほしいという方も多くいらっしゃいます。
そこで今回、遠近両用メガネをかけて運転することが法律的に問題ないか改めて調べました。また、運転で遠近両用メガネを使用するメリットや注意点などについてもご紹介します。





1.遠近両用メガネをかけて運転することは法的に問題ない

結論からいうと、遠近両用メガネをかけて運転することは、道路交通法上問題ないといえます。
運転免許の適正基準では、免許の種類に応じた視力の合格基準は定められていますが、それを補正する装具の種類に関する決まりはありません。合格基準を満たす視力を確保できれば免許の取得や更新ができるため、遠近両用メガネで運転することは問題ないといえるでしょう。


ちなみに、運転免許各種別の視力の合格基準は、以下の通りです。

免許の種類 視力の合格基準
  • 原付免許

  • 小型特殊免許

  • 原付免許

  • 小型特殊免許

両眼で0.5以上、または一眼が見えない方については、他眼の視野が左右150度以上で、視力が0.5以上であること
  • 中型第一種免許(8トン限定中型)

  • 準中型第一種(5トン限定準中型)

  • 普通第一種免許

  • 二輪免許

  • 大型特殊免許

  • 普通仮免許

  • 中型第一種免許(8トン限定中型)

  • 準中型第一種(5トン限定準中型)

  • 普通第一種免許

  • 二輪免許

  • 大型特殊免許

  • 普通仮免許

両眼で0.7以上、かつ、一眼でそれぞれ0.3以上、または一眼の視力が0.3に満たない方、もしくは一眼が見えない方については、他眼の視野が左右150度以上で、視力が0.7以上であること
  • 大型第一種免許

  • 中型第一種免許(限定なし)

  • 準中型第一種免許(限定なし)

  • けん引免許

  • 第二種免許

  • 大型仮免許

  • 中型仮免許

  • 準中型仮免許

両眼で0.8以上、かつ、一眼がそれぞれ0.5以上であること

メガネをかけることで上記条件を満たしている方は、免許証の「免許の条件等」欄に「眼鏡等」と記載されます。その場合、裸眼で運転すると免許条件違反となるため、必ずメガネをかけて運転しましょう。



2.遠近両用メガネで運転するメリット

遠近両用メガネをかけて運転することは法律的に問題ないとわかりましたが、運転するうえでどのようなメリットがあるでしょうか?3つのメリットについて紹介していきます。



道路もカーナビも両方見える

車を運転する際は、信号や道路標識など遠方と、カーナビやスピードメーターなど近方を頻繁に切り替えて見る必要があります。
遠近両用メガネはレンズの見る場所を変えることで、遠くも近くも両方はっきり見えるため、どちらかの一方がまったく見えないということがなく、快適な運転につながるでしょう。



かけ替えの手間によるミスや事故の防止

遠近両用メガネを使うことで、メガネをかけ替える際の運転ミスや事故の防止にもつながります。
例えば、普段は近視用メガネを使っているけれど、新聞を読むときだけ手元がよく見えるリーディンググラスにかけ替えるというように2種類のメガネを使い分けている方でも、運転中頻繁にメガネをかけ替えることは手間なうえに危険です。
その点、遠近両用メガネならかけ替える必要がないので、手間を省き運転に集中できます。



普段と同じ視界という安心感

遠近両用メガネは日常生活から使用できるため、普段と変わらない視界で運転できるというメリットもあります。
普段は近視用のメガネを使用しながら読み書きの際はリーディンググラスを使う、というように2種類のメガネをかけかえて使用されている方もいるかもしれませんが、運転では頻繁に視点を切り替える必要があるため、普段と異なる視界になってしまう可能性があります。
日常的に遠近両用メガネを使用するようにしておけば、いつもと同じ視界を確保できることから、安心して運転できるでしょう。



3.遠近両用メガネで運転するときの注意点

遠近両用メガネは使う上で慣れやコツが必要なこともあり、運転するうえでも最低限の注意は必要です。そこで遠近両用メガネで運転するときの注意点を3つご紹介します。



視界に揺れや歪みが生じやすい

遠近両用メガネに使用される累進レンズは、遠・中・近のそれぞれの距離に対して焦点があるため、視点が移動するときにピントの揺れや歪みが起こりやすい特徴があります。また、手元の視野が狭く感じる場合もあるので注意が必要です。
レンズの横幅が狭く天地幅が広いフレームを選ぶと、上下の遠用・近用の度数の切り替えが緩やかになり、揺れや歪みが軽減されます。



見る場所に合わせた動作が必要

たとえば近くを見るときは視線だけを下に移動させるなど、遠近両用メガネを使う際は見る場所に適した視線や顔の向きを知っておく必要があります。
見方のコツをつかむまでは、遠近両用メガネをかけての運転は控えたほうが良いかもしれません。



目が疲れやすい

遠近両用メガネはピントの揺れや歪みが生じやすいことから、眼が疲れやすいことも特徴です。慣れるまでは、長時間のドライブは控えましょう。



4.運転に適した遠近両用メガネを作るポイント

最後に、運転に適した遠近両用メガネを作るポイントをご紹介します。



歪みの少ない累進レンズを選ぶ

遠近両用メガネには、二重焦点レンズと累進レンズの2種類がありますが、なるべく歪みの少ない累進レンズを選ぶことをおすすめします。
二重焦点レンズは上部の遠見用レンズと下部の近見用レンズの間に境目があり、累進レンズのような歪みが発生しませんが、境目で急に見え方が変わるので遠近感が狂いやすく、運転時には相当の注意が必要です。
一方、累進レンズは境目がなく、手元から遠くまでの視界がシームレスにつながっているので、遠近感が狂いにくいのがメリットです。ただし焦点部分から外れるほど歪みが生じやすいため、なるべく歪みの少ないレンズを選びましょう。



レンズの累進帯長は最低13mm以上

累進レンズの遠方を見るポイントと近方を見るポイントまでの距離を「累進帯長」といい、距離が短くなればなるほど、揺れや歪みが大きくなる特徴があります。普段使いでも使用するのであれば、最低でも累進帯長13mm以上で作ることを推奨します。
もし運転専用で1本作るのであれば、累進帯長を16mm以上にすると、遠方が見やすくなり、さらに揺れや歪みも少なくなります。ただし近くを見る際には、目線を下げる距離が長くなってしまう点には注意しましょう。
なお、JINSの遠近両用レンズは、遠方の視野が広く設計された「ハード」と、中間・近方を見やすくした「ソフト」の2種類あります。運転で使うなら「ハード」がおすすめです。

JINSの「遠近レンズ」の詳細はこちら



メガネの天地幅は最低30mm以上

遠近両用メガネは天地幅が狭くなるほど累進帯長を確保するのが難しくなるため、累進帯長13mm以上でメガネを作るのであれば、天地幅30mm以上のフレームを選びましょう。
累進帯長16mm以上の場合は天地幅40mm以上のフレームを選ぶ必要があります。たとえばボストンやウェリントンなどは天地幅が広く、比較的遠近両用メガネに向いています。
ボストンのメリットとしては、天地幅が広くて横幅も狭いので、累進帯長も担保しつつレンズ周辺部の歪みが軽減されるのでお勧めです。
また、フレームの縁がないリムレスやハーフリムも視野の違和感を感じにくくておすすめです。



5.まとめ

遠近両用メガネをかけて車を運転することは法的に問題ありません。
むしろ、視線を頻繁に移動させる必要のある運転では、遠くも近くも両方よく見え、メガネをかけ替える手間もない遠近両用メガネの使用は理に適っているといえます。ただし、運転で安全に使用するにはコツや慣れが必要で、眼も疲れやすくなる点には注意が必要です。
運転用に遠近両用メガネを作る際には、手元から遠くまでの視界がシームレスにつながる累進レンズで累進帯長が13mm以上あるレンズを選びましょう。フレームは天地幅が30mm以上あるボストンやウェリントンなどがおすすめです。



J子

JINS WEEKLY 編集部J子
JINS歴10年。メガネ保有数45本のメガネフリーク。現在はAirframeシリーズを愛用中。




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