いつも通りのメイクをしても、暑い時期は汗や皮脂でメイクが崩れがち。そんな時に頼れるのが「チークカラー®︎レンズ」です。レンズとメガネの視覚効果を利用すれば、少ない手間でメイクが完成。メイク直しも簡単で、時間が経っても崩れることはなく、いいことずくめ!
今回は「チークカラーレンズ」を活かしつつ、プロのテクニックを加えた"崩れにくいメイク"を、ヘア&メイクアップアーティストの石丸雄策さんがナビゲートします。
3色展開の"落ちないチーク"「チークカラー®︎レンズ」
「そもそもチークカラー®︎レンズって?」という人のために、改めてご紹介。レンズの下部分に、下に向かって濃くなるグラデーションで色が入ったレンズで、メガネをかけるだけで頬の血色感をアップさせ、チーク効果をもたらします。
カラーは3色で、可愛くて柔らかい印象の「ピンク」、ヘルシーで明るい印象の「ピーチピンク」、クールで知的な印象の「ボルドー」がラインアップ。いずれもレンズの中心は無色透明なので、視界はクリアレンズとほぼ変わらず自然です。

セルとメタル、それぞれのフレームで見え方をチェック!
ここでは1番人気の色、ピンクのチークカラーレンズを、メタルフレーム/セル系フレームと組み合わせて印象の違いをチェック。ぜひ、フレーム選びの参考にして下さい。なお、合わせるフレームは縦幅のあるタイプが好相性。「縦幅40mm以上」が目安です。
<メガネなし>

<メタルフレーム>
顔立ちになじみ、上品でやさしい印象

メタルフレームは、控えめな存在感で、顔立ちを活かしつつ品のよさをプラス。チークカラーレンズと相性のいい、縦幅が長めで丸みのあるフレームの形も相まって、ふわっとやさしい印象です。ほんのり色づいたレンズが、顔色を明るく華やいだ雰囲気に見せます。
着用モデル:Modern Rim Metal ¥9,900>
チークカラー®︎レンズ:ピンク
<セル系フレーム>
メリハリが出て、モダンで洗練された印象

ここでは細身の黒フレームを使用。メタルフレームより存在感があるセル系フレームは、顔立ちを引き締めてメリハリをつけて見せ、モダンで洗練された印象に。メタルフレーム同様、縦幅があり丸みのある形なので、かっちりしすぎず柔らかさもキープ。フレームの色がはっきりしている分、レンズの色づきが控えめに見えます。
着用モデル:Combination Titanium ¥13,900>
チークカラー®︎レンズ:ピンク
「チークカラーレンズ」と合わせたい! プロ直伝の"崩れにくいメイク"
続いては「チークカラーレンズ」を活かした、暑い時期でも崩れにくいメイクを解説。メイクのコツを石丸さんにうかがいました。
「メイク崩れの大きな原因は汗と皮脂。対策として、皮脂吸収効果のある部分用ベースや、メイクを肌に密着させる効果を持つミストなどが出ているので、活用すると仕上がりやもちがアップします。また、"崩れてしまう"ことを前提に、崩れが目立たないメイクをするのもひとつの方法。ファンデーションを控えめにする、強い色のメイクは避けるといったことです。
いずれの方法を取るにしても、崩れにくいメイクに、チークカラーレンズのメガネはとても活躍します!」(石丸さん・以下同)




メガネをかけるので、メイクはミニマルでOK。ベースメイクは肌の質感を活かしファンデーションは控えめに。目元と口元のポイントメイクも、強い色は使わず、パーツとなじむ色で仕上げています。

目元のメイクに使用した、アイブロウペンシル、アイラインペンシル、マスカラは、いずれもウォータープルーフタイプ。「汗をかいてもにじみにくく、落ちにくい。暑い時期は特におすすめです」

夏はこまめな水分補給が必須だけに、リップメイクも落ちやすい。「最初にリップペンシルで輪郭を取り、似た色のリップカラーを重ねています。色が落ちても目立ちづらい、唇に近い色を使うのも手です」

Tゾーン&小鼻は重点的に皮脂ケアを

手持ちの下地を顔全体に伸ばした後に、皮脂の分泌が多いTゾーンと小鼻の周りは重点的に対策を。皮脂吸収効果がある下地を重ね、トントンと軽く叩いてなじませます。

仕上げ用ミストをシュッとひと吹き

メイクが完成したら、仕上げ用ミストをひと吹き。ファンデーションやメイクを肌に密着させて、くずれやテカリを防ぐ効果があります。みずみずしい感触も気持ちいい!

メイク直しは"押さえる"のがコツ

対策を取っても、午後には皮脂の浮きやテカリが出ることも。そんな時は、気になる箇所をあぶら取り紙でそっと押さえて。こすったりふき取ったりせず「押さえる」のがコツです。
洒落感セル? 上品メタル? 好みのフレーム×カラーで夏のメイクを楽しんで

「メイクしてもすぐ崩れるからユウウツ」「暑いのに鏡の前でメイクに時間をかけたくない」など、夏のメイクは意外と悩ましいもの? "すっぴん隠し"として便利なメガネですが、レンズをチークカラーレンズにすると、「隠す」から一歩進んだメイク効果が狙えます。暑さが続く時期はもちろん、その後でも、チークカラーレンズのメガネは頼れる存在です。
なお、チークカラーレンズは、オンラインショップでのお取り扱いはありません。そのため、バーチャル試着の設定がないレンズとなります。ぜひ店頭で、今回メインで紹介したピンク、そしてピーチピンクやボルドーもあわせて、実際に見てみてください!
[Profile]
□Hair & Make-up Artist/石丸雄策さん
ヘア&メイクアップアーティストとして、広告や雑誌などで幅広く活躍中。JINS WEEKLYでも多くの記事のヘアメイクを担当し、メガネユーザーのメイクについて頼れる存在。