こんにちは!JINS WEEKLY編集部のS太です。
ミドルシニア(45歳)以降の年代の方が増えており、遠近両用レンズへのニーズが拡大していますが、手元も遠くも鮮明に見える理由をきちんと理解している方は少ないのではないでしょうか。
そこで今回は、両用レンズの仕組みと種類、選ぶ時のポイントについてご紹介します。
1.遠近両用レンズの仕組み
2.実は多い両用レンズの種類
遠近両用レンズにも種類がある
中近両用レンズで中近距離をカバー
近近両用レンズで手元をカバー
3.遠近両用レンズは1本あれば完ぺきではない
40代は1本で事足りるケースが多い
50代に入ると複数使用した方が便利に
4.遠近両用レンズは早めの切り替えがおすすめ
5.まとめ
1.遠近両用レンズの仕組み
遠近両用レンズは別名累進レンズとも呼ばれており、レンズを上部・中部・下部と3等分して、上から遠距離用・中距離用・近距離用に度数が調整されています。
遠近両用レンズは近くにあるものと遠くにあるものの両方を一つのレンズで見られるため大変便利ですが、視野に歪みや見えにくい場所がどうしても発生してしまう問題がありました。
しかし、近年では遠近両用レンズも進化しており、従来のレンズの欠点を補うものが販売されています。例えばJINSが発売している遠近両用レンズは、視野が従来品と比べて大幅に改善され、違和感が少なくなっているのがお分かりいただけるでしょう。
2.実は多い両用レンズの種類
両用レンズとひとことで言っても、実はさまざまな種類があります。
ここでは、両用レンズの種類と特徴についてご紹介します。
遠近両用レンズにも種類がある
遠近両用レンズは、メガネを掛け替えることなく遠くから手元まではっきりと見えるレンズですが、その中でもいくつかの種類に分けられます。取り扱っている専門店には限りがありますが、例えばJINSではハードタイプとソフトタイプの2種類を販売しています。
運転など遠くを見る機会の多い方には、遠くを見る際の視野を広くしたハードタイプ、屋内などの中距離での使用がメインの方には、手元の視野を広くしたソフトタイプがおすすめです。
中近両用レンズで中近距離をカバー
両用レンズというと、遠近が真っ先に思い浮かびますが、実は中近両用や近近両用レンズもあります。遠くを見る機会がほぼなく、室内で過ごす機会が多いという方には、中近両用レンズが最適でしょう。
中近両用レンズを使用すると、パソコンやタブレットを見る等の中間距離の視野が広いため、首の上げ下げをすることなく、楽にディスプレイを見ることができます。
近近両用レンズで手元をカバー
手元や少し先を良く見えるようにしたのが、近近両用レンズです。
デスクワークに適しており、パソコン作業やスマホ画面を見ながら裁縫したい時など、リーディンググラスでは少し物足りない時に利用します。
3.遠近両用レンズは1本あれば完ぺきではない
両用レンズにはさまざまな種類がありますが、自分にはどのレンズが合うのか迷われるのではないでしょうか。ここからは、一般的なケースに当てはめながら、おすすめのレンズをご紹介しましょう。
40代は1本で事足りるケースが多い
50歳くらいまでは、遠近度数(加入度数)が低く視野が広くとれるため、中近両用レンズや近近両用レンズはほとんど必要なく、遠近両用レンズ1本だけでも問題ありません。
ご自身にぴったりあった1本にするためにも、眼科やメガネ専門店で検査を受けた上で購入するようにしましょう。
50代に入ると複数使用した方が便利に
50歳に入ってからは、遠近度数(加入度数)が上がり視野が狭くなるため、遠近両用レンズ1本で全ての範囲をカバーすることは難しくなります。
そのため、普段使いの遠近両用に加え、中近両用レンズや近近両用レンズを併用することがおすすめです。
4.遠近両用レンズは早めの切り替えがおすすめ
度数が強くなってから遠近両用に切り替えるのは可能です。
しかし、一般的に度数が弱いうちのほうが視野の歪みも少ないため、遠近両用レンズに慣れやすく、その後も継続して使いやすいと言われています。
近くだけでなく遠くも少し見えにくいと感じた時や、もともとメガネ・コンタクトユーザーで手元が見えにくいと感じた段階で、遠近両用レンズを購入、あるいは切り替えを検討すると良いでしょう。
JINSでは、店舗にて遠近両用のお試し測定を無料で行っていますので、ぜひお気軽に利用してください。
5.まとめ
遠近両用レンズは、レンズを横に3等分して度数を調整しているため、視野に歪みが発生しやすい仕組みになっています。しかし、今では技術も進化しており、JINSの遠近両用レンズも従来品と比べて違和感が減っています。
両用レンズには他にも中近両用、近近両用があり、ニーズや使うシーンに合わせて選んでいただけますが、50代に入れば視野が狭くなるので、いくつか併用することをおすすめします。
視野が狭くなってから遠近両用に切り替えても慣れにくいため、少しでも遠くが見づらければ検討してみましょう。
JINS WEEKLY編集部 S太
JINS歴12年。メガネ保有数100本超え。偏光レンズの良さを広めたい。
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