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リーディンググラス(老眼鏡)は眼が悪くなるどころか眼にやさしい

2020.04.01

JINS WEEKLY編集部のS太です。
眼が悪くなるからという理由で、リーディンググラスの使用をためらう方もいらっしゃるかと思います。しかし、実はリーディンググラスをかけた方が、眼にはずっと優しいという事実をご存知でしょうか。
今回は老眼になった際に、リーディンググラスをかけたほうが眼によい理由をご紹介します。





1.リーディンググラス(老眼鏡)で視力が低下することはない

リーディンググラスをかけると眼が悪くなるとどこかで聞いたことで、できればかけたくないとお考えの方が多いように思います。しかし、リーディンググラスをかけたことだけが理由で視力が落ちることはなく、むしろ眼には優しいといえます。
ただし、使用しているリーディンググラスの度数が合っていない、あるいはレンズの傷がひどいといった場合には、視力が低下してしまう可能性はあります。また、近用メガネを遠用として使用する、近々両用メガネを遠近的に使用するなど、本来の使用用途とは異なった使い方をしている場合も問題です。
そうではない限り、リーディンググラスを使用することが原因で眼が悪くなることはまずありませんので、ご安心してください。



2.リーディンググラスをかけることで眼の負担は減っていく

そもそも老眼というのは、眼のピントが合いにくくなる現象のことを指します。ピントが合いにくくなるため近くの物が見えづらくなり、老眼に気づく方がほとんどです。
人が物を見る時には、眼の中でカメラのレンズのような役割を果たしている水晶体の厚みを変化させることで、ピントが合った映像を網膜に映し出しています。水晶体の厚みを変化させるのは、毛様体筋と呼ばれる眼を支える筋肉の役割です。
ただし毛様体筋の収縮力が衰えると、特に近くを見る時に、水晶体を厚くしてピントを合わせるための調整力が弱まり、近くが見えにくくなる症状、つまり老眼になります。リーディンググラスは、毛様体筋の調整力不足をサポートするための道具です。
リーディンググラスを使用することで、眼を酷使することなく疲労感も軽減できるため、老眼対策としては有効と言えます。また、毛様体筋の調整力はリーディンググラスの有無で変わらないため、今より症状が悪化するということも起こりません。
眼の負担を軽減するためにも、近くの物が見えにくくなったと感じた時には、早めにリーディンググラスの使用を始めることをおすすめします。



3.気を付けたい週末老眼・スマホ老眼

リーディンググラスは恥ずかしいと感じる方も多いようですが、生活環境の変化により30代で老眼になる方も少なくありません。最近ではパソコンやスマートフォンを使う時間が長くなってきたことで、老眼になるリスクがますます高まってきています。
ここでは、近年増えている2つの老眼についてご説明していきます。



週末老眼

平日は何ともないのに、週末になると文字が見えにくく感じることがあります。このように夕方や週末など、疲労が溜まってきたタイミングで文字の見えにくさを感じることを、「週末老眼」と言います。
仕事やプライベートで長い時間眼を酷使していると、週末老眼になりやすいようです。これは年齢を問わず起きる症状であり、中高年の方だけではなく、20代から30代の比較的若い世代にも見られます。
週末老眼は老眼の初期症状の可能性もありますので、気になる方は早めに眼科を受診するようにしましょう。

スマホ老眼

パソコンやスマホの利用時間が増え、眼の調整力が一時的に弱まることを「スマホ老眼」と言います。スマホ老眼は、「以前より眼が疲れやすくなった」「近くや遠くの物を見る時ピントが合わない」といった症状があるのが特徴です。
スマホ老眼は一時的なものが多いため、眼を休めることで改善します。最低1日6時間以上の睡眠をとる、あるいは眼の周りを保温するのもよいでしょう。ブルーライトカット機能も、スマホ老眼の予防として役に立ちます。
スマホ老眼にならないためには、眼に負担をかけないように日頃から注意することが大切です。また休息だけではなく、医師による適切なサポートが必要な場合もあります。スマホ老眼で悩んでいる方は、眼科にて一度ご相談なさってみてください。



4.リーディンググラスの選び方

リーディンググラスは、メガネ専門店以外でも容易に購入できるため、自分の感覚で何となく選んでしまう方も少なくありません。しかし、きちんと眼科を受診してから、メガネ専門店で自身にあったものを選ぶことが理想です。
リーディンググラスであっても、視力を正確に測定した上で作成することが何よりも大切です。眼科ですと専門医がしっかりと検眼してくださいますので、より正確な検査が受けられます。
眼科で検査をしたら、老眼と思っていたのが実は眼の別の病気が原因だったとわかるかもしれません。もしそうした病気が見つかった時でも、しかるべき処置を受けられるため安心です。
老眼かなと思った時には、眼科で医師による診断のもと処方箋をもらったうえで、眼鏡店にて自分に合ったリーディンググラスを作成するようにしてください。



5.まとめ

リーディンググラスは自分の眼の調整力を補うために使用するアイテムですので、それで眼が悪くなるのではないかといった心配は不要です。
リーディンググラスの利用開始を先延ばしにすると、眼を酷使する時間がその分長くなるため、老眼の症状が悪化するスピードが高まる可能性があります。老眼かもしれないと思った時には、なるべく早くリーディンググラスをかけるようにしてください。
老眼かもしれないと思った時には、眼科できちんと検査をして処方箋をもらい、JINSで最適なリーディンググラスを作りましょう。

S太

JINS WEEKLY編集部 S太
JINS歴12年。メガネ保有数100本超え。偏光レンズの良さを広めたい。




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