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曲がったメガネを自力で直すポイントとプロが実践する方法

2019.11.19

メガネは時としてフレームが曲がってしまうことがあります。
メガネの曲がりはJINSのお店でプロに直してもらうことがおすすめですが、すぐに行く時間がとれないという方のために、応急処置として曲がったメガネを直す方法についてご紹介します。
なぜお店でメガネを直したほうが良いかという理由もご紹介しますので、メガネを長期間使用するためにも、メガネの曲がり具合はなるべく早いタイミングで店舗に持ち込むことをおすすめします。






1. 自力で直すことはおすすめしない

メガネが曲がった際、自身で直そうと思う方もいらっしゃいますが、メガネを自力でフィットさせることは難しいです。
メガネの修理にはある程度の技術と経験が必要であり、専門の道具も使わずに自身で微調整を繰り返していくと、フレームが折れてしまう、メガネを傷めてしまうなどのリスクがあります。
また、自分に合っていないメガネを使用してしまうと眼や顔にフィットせず、眼精疲労やVDT症候群(肩こりや頭痛、ドライアイ)、体調不良など、さまざまな悪影響の原因になります。
そのため、曲がったメガネを直したい時はプロに依頼するのが一番です。JINSのお店などメガネ専門店では専用の器具や工具を使用して修理を行い、自身にフィットするように調整してもらえ、最短即日で直してもらえます。
ただ、すぐにお店に行けない緊急事態の際に応急処置ができるよう、次の章ではご自身で調整する方法をみていきましょう。




2. 緊急時に自力でメガネを直す4つのポイント

前述のように、基本的には自力で曲がったメガネを直すことはおすすめしませんが、応急処置で直したい方のために、メガネを調整する4つのポイントをご紹介します。

メガネの名称



ポイント①.メガネの種類を知る

メガネを修理する場合、まずはメガネの種類を理解することから始めましょう。種類によっては自力で修理がしづらいものもあるので注意してください。

・メタルフレーム
チタンや鋼合金、ステンレスといった素材を使用しています。いわゆる金属に該当します。

・プラスチックフレーム
アセテートやウルテムなど、金属以外の素材を使用しています。金属製のものより暖かみのあるイメージを持ちます。

・その他
メガネによってはフレームに無垢やべっ甲などの材料を使っているものもあります。メタルフレームは比較的修理がしやすく、曲がった状態でも多少の手直しで元通りにしやすいです。ただし、固すぎて手を痛めてしまったり、デザインによっては簡単に手直しできない場合もあります。一方でプラスチック製のフレームは、修理をする際に特殊な技術を要する場合があるため、プラスチックであればすぐに修理に出すのが無難です。



ポイント②.自力で調整が難しい部位

ヨロイ(両端部分)や鼻パッド、ブリッジ(鼻にかかるところ)、リム(レンズを固定する部分)といった箇所は、自力で調整するのは難しいため、触らないようにし、お店に修理を依頼するようにしましょう。
これらの箇所を無理に調整しようとすると、さらに曲がってしまったり、破損してしまったりする可能性があります。



ポイント③.38℃前後のぬるま湯に1分ほどつける

テンプル(メガネのつる)部分が曲がった時は、ぬるま湯に1分程度浸け温めることで、軽い力で調整できるようになります。力を入れずゆっくりと元の位置に戻るまで曲げていきます。
一般的に、人肌の37℃前後がぬるま湯と言われていますが、その温度を目安として1分ほどメガネを浸けておきます。ただし、レンズクラックやコーティング剥げの原因となるため、レンズはつけないよう注意しましょう。



ポイント④.力加減に気をつける

ご自身で直す場合は、力加減が難しく専門の器具も使わないため、折れてしまうリスクがあります。特に、お湯に浸して曲がりやすい状態を作ると、変形してしまったり折れやすくもなってしまいます。
曲がったフレームをお湯で直す際には、くれぐれも力の入れ具合には注意するようにしましょう。特に急激に力が加えられると、フレーム部分が破損しやすくなります。
扱う際にはゆっくりとメガネをささえるような感覚で持ち、弱い力で曲がった箇所を元通りにしていきます。また弱い力で修理していても不具合が見られる場合は、念のため作業を中断する必要があります。




3. プロが実践するメガネの直し方

最後に、お店でフレームの曲がり具合を直す際の手順をご紹介します。

ステップ1.歪みを調整する

丁番(テンプルとフロントをつなぐ部分)を「ヤットコ」と呼ばれるペンチのような専用の工具を使用し、丁番やその周辺をはさんで歪みを修正していきます。



ステップ2.ブリッジ部分を調整する

ブリッジ(レンズとレンズをつなげる部分)を手で整えていきます。この作業で歪みを修正すると、フロント部分のねじれやカーブ具合を修正することができ、メガネ全体の歪みを調整できます。



ステップ3.カタツキが起こらないか確認する

メガネのフレームが平行になり、カタツキがないかを確認します。
ただ、実際はメガネをかける人の耳の高さに合うように調整するため、左右の耳の高さが異なる場合、メガネを水平に置いてもカタツキが出ることがあります。



ステップ4.ヨロイを調整する

「ヤットコ」という器具を使いヨロイ(メガネのフロント部分と丁番をつなぐ部位)を調整することで、テンプル(耳にかかる部分)の開き具合を調整していきます。
ヨロイ(智)は、フロントの輪郭を握る部分でもあり、デザインのポイントとなる一部です。



ステップ5.鼻パッド整えたら完成

最後に、メガネがずり落ちる、鼻パッドがあたる部分が痛い、といったお悩みがある場合は、鼻パッド専用の「ヤットコ」を使って、鼻パッドの傾き・開きを調整します。
JINSのお店ではこれらの手順を専用の工具を実施して行います。お近くのお店にてまずは修理を依頼してみましょう。

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4. まとめ

メガネは曲がった場合でも、ぬるま湯につけて調整するだけで手直しをすることができます。ただ、自身にフィットさせるのは難しく、慣れや専用の工具が必要です。
メガネに関する不具合でお悩みの際には、JINSのお店などメガネ専門店にて修理を依頼されるのが一番確実です。 ご使用になられているメガネに不具合が感じられたら、無理せずにお近くのお店でご相談ください。適切な方法で修理をしてもらうことで、メガネを長く使用できます。




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