メタルのツーブリッジやスクエア、ブローなど、どこか懐かしさと同時に頑強そうなイメージがあるメガネを、今注目の"オジコーデ"で最旬のスタイルと合わせて、カジュアルなシーンでオシャレに取り入れてみませんか? 今回は、幅広いファッション誌で活躍するスタイリストの千野潤也さんに、新たな魅力を生む"オジメガネ"をモードに着こなすヒントを伝授して頂きました。
「南部鉄器から着想を得たマットな質感のフレームと、メタルのブリッジとテンプルのコンビネーションが上品な印象のメガネには、レトロなジャケットで作るトラッドスタイルがおすすめです。重厚感のあるデザインのメガネなので、ワイドパンツやホワイトのベストを合わせることで、ほどよくカジュアルダウン。また、ポケットチーフの代わりにメガネと同じブラックとゴールドのボールペンを挿して、遊び心を出してみるのも良いですね」
着用モデル:Texture Metal
「90年代を彷彿とさせるメタルのツーブリッジは、クラシックかつ個性的な印象を感じられるアイテムですが、実際は細身でシンプルなデザインなので、幅広いスタイルに合わせやすい万能アイテムです。今回は、色と素材の異なるスポーティなアイテムを重ね着することで、メガネとは対照的な派手なストリートスタイルとコーディネート。ツーブリッジの中でもシルバーのフレームは肌馴染みがいいので初心者にもおすすめです」
着用モデル:Wide rim titanium
「重厚感のあるデザインが魅力のクラシックなスクエアのブロー。ワークジャケットとデニムのセットアップという男らしいスタイルとの相性も抜群です。また、デニムは未加工なものを、ボトムにはセンタープリーツ入りのスラックスタイプを選ぶことで、クラシックなメガネの雰囲気によりマッチする、洗練されたワーカーズスタイルの完成です」
着用モデル:Texture Metal
「オジメガネの代表格と言ってもいいシンプルなメタルフレームには、鮮やかなオレンジのシェルジャケットと、ウィンドストッパーを重ね着したアウトドアスタイルをコーディネートしました。ボトムスにはショートパンツを合わせることで、よりアクティブな印象に。アウトドアという自然の要素とは対照的なビジネスライクなメタルフレームを合わせることで、二つのコントラストが楽しめるスタイルです」
着用モデル:Slim Seat Metal -Feather Metal-
クラシックやビジネス向けの硬派な印象のメガネも、千野さんにご提案いただいたようなモダンな装いとコーディネートすれば、普段使いとしてオシャレに取り入れることができますね。みなさんも是非、新しいメガネの着こなし"オジメガネ"を楽しんでみてください。
千野潤也
2018年からスタイリストとして活動を開始。エディトリアル、カタログを中心にメンズ、レディース問わずスタイリングを手がける。
【Staff credit 】
Photographer:Genki Nishikawa (tron)
Stylist:Jyunya Chino
Hair and Make up:Masaki Takada
Model:Eiji Fukui (donna)
Text:Runa Anzai (kontakt)