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旅せよメガネ! vol.3 ~野尻美穂goes to LA~

2017.04.26

旅行にはメガネを1本だけしか持って行かない...、そんなことありませんか? でも、その国や土地のシーンに合わせて洋服を替えるようにメガネも替えてみると、より一層気持ちが高まり記憶に残る旅となるでしょう。メガネとの旅を楽しむバーチャル企画「旅せよメガネ!」。シリーズ第三回目は、ファッションディレクターとして多方面で活躍する野尻美穂さんです。3本のメガネと一緒に、いざウェストコーストへ!



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--野尻さんが旅行先に選ぶ条件って何ですか?
「とりえず暖かいところ......ですかね。かといってめちゃくちゃリゾートというよりは、自然を見たり、星を見たり、買い物をしたりすることが好きなので、ほどよくシティ感がある場所が理想です。そういった理由でLAはぴったりですね。」

--LAは街から離れると広大な自然がありますからね。
「そうですね。国立公園もたくさんありますし、絶景スポットに遭遇する感動は最高です。それにスリフトショップを巡ったり、パサデナのローズボウルスタジアムで開催されている大型フリーマーケットも大好きです。」

--LAでやってみたいことは何ですか?
「ヨセミテ国立公園で雄大な景色を満喫すること、市内ではドライブでスリフトショップ巡り、それにベニスビーチでアクティビティですかね。かなり欲張ってしまっていますけど......。」

--タフな旅になりそうですね。
「基本、体を動かしていたいタイプなので(笑)」




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--それぞれの目的地に選んでいただいたメガネがこの3つですね。
「丸顔なので似合う眼鏡が限られていまして......基本は輪郭とメガネのフレームの相性で選んでいます。丸みを帯びたボストンが最近の気分で、今回もボストン型を3つ選びました」

--色にはこだわりがありますか?
「昔は黒のセルフレームの眼鏡をかけていたのですが、自分の目が茶色で、目の色とメガネのフレームの色のコントラストが強くて、若干浮いてる感じがしたんです。それからは茶系のものを選ぶようになりました」

--なるほど。それでは擬似的LAの旅に行ってみましょうか!




ビーチアクティビティで太陽と戯れる
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「ビーチで本を読んだり、ゆっくり寝たりすることよりも、私は体を動かしていたい性格なのでアクティブに過ごしたいですね。今一番好きなのは大きめのサーフボードに立ってパドルを漕ぐサップと呼ばれるスポーツ。日差しが強いのでサングラスが必要ですよね。このビビッドカラーのテンプルにミラーレンズのサングラスはテンションが上がりますね!マットでスケルトンみたいな素材感もちょうど今の気分です。水着との相性も良さそうですし、普通にLAの街中でも取り入れたい可愛いさです。」

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ヨセミテ国立公園で非日常体験
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「パソコンのデスクトップ画面でもお馴染みのヨセミテ国立公園。鹿とかオオカミとかコヨーテといった動物たちに遭遇することもあるくらいスリリングな体験ができたり(笑)。園内ではウォーキングはもちろん、崖をクライミングすることもできるので、服装は動きやすさ重視のTシャツに短パン、それにシェルですかね。あまりメイクをして行くって感じでもないし、かといって何もしないのは物足りないので、ノーメイクでもかけられるような程よい存在感がある太めのフレームのメガネがいいかなと思ってこのメガネにしました。アウトドアファッションでも対応できるようなデザイン性が嬉しいです。」

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ドライブでスリフトショップ巡り
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「東京の古着屋に比べるとLAはかなり安い!!向こうで見つけた良さみたいなものや発見がたくさんあります。まったく知らないお店で、自分だけが基準というか、自分の感覚で見極めていく楽しさがより一層深まって、センスが磨かれている気分になります。ヨセミテ国立公園とかビーチに比べると一番ファッションを意識したシーンになりますね。動きやすさも考慮しつつ、ファッション性も兼ね備えた服装で、例えばワンピースに中はデニム、それに足元はスリッポンを履いたり。LAらしいファッショナブルなテイストには、このメタルの華奢な感じのメガネが相性が良さそうですね。」

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メガネには視界を良好にする道具としての用途以外にも、旅行先の街に馴染むため、自分の気分を上げるためなど様々な使い方があります。旅先や目的などに合わせてメガネを替えることで、いつもと違う特別な体験ができるかもしれませんね。




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Staff credit
Illustration:Shinji Abe
Photo:Hiromu Kameyama
Text:Takuhito Kawashima(kontakt)

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