JINSで扱うメガネは、デザインから製作まで一貫してJINSが手がけるオリジナル。たくさんの商品がありますが、その1本1本に作り手の思いが込められています。今回はそんな"1本への思い"にフォーカス。今秋にリニューアルした「JINS CLASSIC」より、「JINS CLASSIC Bold」の1型を深掘りします。
「JINS CLASSIC」を象徴する、普遍的なデザイン
「JINS CLASSIC」は、"ジェンダーや年齢を問わないボーダーレスなメガネ"がコンセプト。時代を超えて愛されるヴィンテージのメガネを参照し、長く愛用できるデザインや品質にこだわっています。
丸みをおびたウエリントンは、セルフレームが一般化した1950年代頃に登場した形で、現在のウエリントンよりどこかクラシカルな雰囲気。それでいて、当時"メタルフレームに代わる新しいメガネ"だった、セルフレームのモダンさも持ちあわせています。
インパクトのある太縁にはこだわりが満載
この「UCF-22A-165」の最大の特徴は、インパクトのある太めの縁。よく見るとリムの上辺は下辺よりやや太くなっています。かけた時に自然な印象になるよう太さを微調整しました。
当時のデザインに敬意を表しつつ、美しく快適に
細部の設計にもこだわりが光ります。テンプルに入った金属芯には、内側まで美しい彫金が施され、またフロントとテンプルを繋ぐ金具は重厚な5枚丁番を採用。どちらも1950年代のデザインを踏襲しています。
このようにオーセンティックなデザインを追求する一方、かけ心地は現代の感覚に合わせています。男女どちらにもなじみやすいサイズ感や、日本人の輪郭や顔パーツのサイズをもとに設定した鼻盛りなど、性別や年代を問わず、快適にかけられる仕上がりです。
素材はアセテート。共通の3色に加え、この型は全20色!
この商品をはじめ、JINS CLASSICに共通する大きな特徴が、アセテートフレームを採用した点です。アセテートは木材などを原料とする植物由来の素材。石油由来の樹脂に比べ透明度が高く、そのため、色の深みや奥行きを繊細に表現できます。また手で磨けば磨くほど、濡れたような美しい艶が出るのも特徴。JINS CLASSICが目指した、長く愛用できるメガネとしての魅力を多く備えています。
色展開はクラシックな「ブラック」、重厚なべっ甲素材を思わせる「ブラウンデミ」、ヴィンテージ感を出すためあえて黄味を持たせた「クリア」の3色。さらにアセテート素材の魅力である"幅広い色表現"を楽しんでもらうべく、17色のスポットカラーを追加しており、全20色という圧巻のバリエーションで展開しています。
上の写真はそのごく一部。試作で100色以上もの候補から絞り込んだという色は、ダークカーキ(右上)や、グレー(中央)といったダークな色だけでなく、グリーンやオレンジといったインパクトのある色も。ヴィンテージ調の落ち着いたトーンが多く、明るめの色でも強すぎず、かけやすく仕上がっています。
今回紹介した「UCF-22A-165」は、時代を超えた普遍的なデザインでいて、トレンドの太縁でもあるメガネ。まずはトレンド感を楽しみ、使い続けるうちに"自分らしい1本"として、メガネワードローブの定番となる逸品です。
アセテート素材は軽量素材に比べてやや重いので、快適に使うにはフィッティングが大切。購入時はもちろん、気になった時にはこまめに店頭で調整して、長く愛用していただければ幸いです。