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乱視用レンズの仕組みと乱視について

2020.06.23

JINS WEEKLY編集部のS太です。
老眼や近視、遠視はイメージできても、乱視とはどのような状態なのか、またどのようなレンズで矯正しているのかはよくわからない方が多いのではないでしょうか。
今回は、乱視用レンズの仕組みや乱視に関する疑問について解説していきます。





1.乱視用レンズの仕組み

乱視を補正する乱視用レンズは、円柱を縦方向に垂直に切り取った形をした円柱レンズを用いますが、遠乱視の場合には凸円柱レンズを、近乱視の場合には凹円柱レンズを使用します。

乱視用レンズは光が入ってくる方向によって屈折させる力が異なるため、2つの焦点を持つことが大きな特徴であり、乱視用メガネには次のようなメリット・デメリットがあります。

乱視用レンズ(メガネ)のメリット
・レンズが固定されているため、見え方にブレがなく快適な見やすさが続く
・きちんと乱視を矯正することにより頭痛や肩こりを減らせる

乱視用レンズ(メガネ)のデメリット
・距離感がつかみづらい
・乱視の方向によっては慣れるまでの間はモノの形がゆがんで見えることがある
・不正乱視の場合、メガネでは矯正ができないためメガネよりコンタクトレンズが効果的

乱視用レンズを使用したメガネは、慣れるまである程度の時間がかかります。もし使用を続けても見えづらいと感じる場合には、乱視用のコンタクトレンズにかえてみるのもよいでしょう。



2.乱視用レンズの形

乱視用レンズに用いられる円柱レンズとは、前後を「2つの円柱面」または「円柱面と平面」で囲まれた透明のレンズです。乱視用レンズを使用すると、レンズを通った光を、凸レンズであれば収束、凹レンズであれば拡散できることが特徴です。
そのため円柱レンズは、ある一定方向の屈折を矯正したい場合(つまり乱視)に使用されます。


遠視用乱視レンズは凸円柱レンズ

遠視用の乱視レンズは、円柱を切り抜いた先のような形状をしています。



近視用乱視レンズは凹円柱レンズ

近視用の乱視レンズは、直方体(長方形の立方体)の長方形部分を円で切り抜いた先のような形をしています。



乱視用コンタクトレンズは仕組みが違う

乱視用のコンタクトレンズも、凸円柱レンズ・凹円柱レンズと同じ仕様となっています。
通常のコンタクトレンズは瞬きをするとくるくる回るようになっているのに対し、乱視用のコンタクトレンズの場合は、上下を定める必要があるため、瞬きをしても動かないような仕組みとなっていることが特徴です。



3.乱視とは

それでは、そもそも「乱視」とは眼がどのような状態になっているのかを説明しましょう。
眼に入った光を最初に通す角膜や、レンズの働きを持つ水晶体は、ほんのわずかなゆがみがあるだけでも光の屈折が微妙にズレてしまい、ピントが合いづらくなります。この角膜と水晶体のゆがみのことを「乱視」といいます。
乱視のなかでも角膜のゆがみは「角膜乱視」、水晶体のゆがみは「水晶体乱視」といいますが、どちらも眼に入る光が網膜上で一点に合わないため、モノが2重に見えるようになるのが特徴です。
例えば、角膜乱視の場合では、光を通す角膜部分が広くなると、ズレが大きくなり乱視の症状は悪化します。夜になると車のライトや街の明かりが日中よりもボケて感じてしまうのは、少しでも光を多く取り入れようと角膜が大きく広がるためです。
また、眼を細めることで乱視の症状が少し落ち着くのも、角膜から入る光の量が減ることによりズレが小さくなることが理由なのです。



4.乱視の原因

前述のとおり、角膜や水晶体はきれいな球体であることが通常ですが、なんらかの原因でラグビーボールのような楕円(だえん)形になる、あるいは表面がデコボコしてしまうことで光の屈折率が一定でなくなってしまうと、焦点がズレて乱視になってしまいます。
乱視のなかでも、角膜や水晶体が楕円(だえん)形になっている乱視を「正乱視」、デコボコなモノを「不正乱視」と呼び、不正乱視は眼の病気や事故での傷によって角膜の表面がデコボコになってしまうことがほとんどです。



5.気になる乱視の疑問

それでは最後に、乱視についてよく取り上げられる疑問点とその回答をご紹介します。


乱視は矯正する必要がある?

乱視がある場合でも、日常生活に支障がなければ特に矯正の必要はありませんが、見えにくいことによって、眼を細める・眼が疲れる・肩こりがひどいなどの問題が生じている場合には、メガネやコンタクトで矯正する必要があります。
また視界の明瞭度によっては矯正した方が望ましい場合もあります。視界が強くボケるようであれば、生活に支障を来すため、矯正した方がよいでしょう。



乱視でゆがむ方向は決まってる?

基本的に乱視は、「乱視」とひとくくりで呼ばれますが、ゆがみの方向によっても呼び名が変わります。
縦方向にぶれて見える乱視は「直乱視」、横方向にぶれる乱視は「倒乱視」、斜めにぶれて見える乱視は「斜乱視」です。



6.まとめ

乱視がある場合でも、日常生活に支障がなければ問題ありませんが、もし視界がぼやけて見えることで問題が生じている場合には、早めに眼科医にて検査をすることが望ましいです。
JINSでは知識豊富なスタッフが、乱視のレンズ選びの相談にも応じておりますので、お近くの店舗でご相談ください。



S太

JINS WEEKLY編集部 S太
JINS歴12年。メガネ保有数100本超え。偏光レンズの良さを広めたい。




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