JINS WEEKLY編集部のI美です。
新人のころ、ちょっと日に焼けたことを気にしていたら、先輩に「眼も日焼け対策しないとだめだよ」って言われました。実は、眼から入る紫外線で日焼けすることがあるのですが、皆さんはご存知でしょうか。
今回は、眼から入る紫外線で肌が日焼けする仕組みや、眼に紫外線が入るのを防ぐ工夫をご紹介していきます。
1.眼から入った紫外線で日焼けは起こる
2.メラニンの仕組みや日焼けの原因
まずはメラニンの種類を知ろう
紫外線の影響と効果
マウスの実験でわかる眼から浴びる紫外線
3.眼からの紫外線の影響は他にも
4.サングラスと日焼け止めグッズで抑える
UVカット機能のついたサングラス
日傘や帽子
5.まとめ
1.眼から入った紫外線で日焼けは起こる
肌に紫外線を浴びると日焼けをして、肌が赤くなったり黒くなったりすることはみなさんご存じだと思います。しかし、眼から入った紫外線が肌の日焼けの原因になる、と聞くと驚く方も多いのではないでしょうか。
皮膚に紫外線があたらないように、UVカットなどの衣類を着用していても眩しいと感じるときには、眼から紫外線が入っています。そうすると、脳が紫外線を浴びていると勘違いを起こし、皮膚に紫外線を浴びていないにもかかわらず、メラニン色素を分泌するのです。
そのため、眼に紫外線を浴びただけで、肌に直接紫外線を浴びたのと同じように日焼けして肌が黒くなってしまうという、不思議なことが起こります。
2.メラニンの仕組みや日焼けの原因
ここからは、メラニンの働きや紫外線を眼に浴びることで肌が日焼けする仕組みを詳しくご紹介していきましょう。
まずはメラニンの種類を知ろう
まずは肌を黒くする原因である「メラニン」とは、どういったものなのかを確認していきましょう。
メラニンには、主にユーメラニンとフェオメラニンの2種類があり、それぞれ違う働きをしています。日焼けやシミ、そばかすといったお肌のトラブルの原因とされる「メラニン色素」は、ユーメラニンと呼ばれる方です。
日焼けやシミなどの原因になることから、美容的には悪者のように扱われることが多いユーメラニンですが、実は肌を紫外線から守り、皮膚がんなどの発生を防ぐ役割をしています。ユーメラニンは、私たちの健康を維持していくために必要不可欠な物質といえます。
紫外線の影響と効果
それでは紫外線は、私たちの体にどのような影響を与えるのでしょうか。
紫外線を浴びすぎたとき、いろいろな悪影響が現れることが知られていますが、美容的な観点からいうと、まっ先に日焼けが挙げられるでしょう。
紫外線を浴び続けて日焼けが慢性化していくと、シミやシワ、たるみにつながります。先ほどもお伝えしましたが、眼から紫外線を吸収したときも、脳が勘違いをすることによって日焼けやシミを引き起こすので注意が必要です。
しかし、紫外線が完全に悪者かというと実はそうではありません。
紫外線は、骨を丈夫にするなどの働きがあるビタミンDを生成するので、少量であれば浴びたほうがいいのです。ビタミンDは食品からも採れますが、日光を浴びたほうが効率がいいので、冬は1時間程度、夏は木陰で30分程度、屋外で過ごすのがいいとされています。
過度に紫外線を避けるのではなく、体に必要な適量を浴びることは忘れないようにしましょう。
マウスの実験でわかる眼から浴びる紫外線
眼から紫外線が入ると肌が日焼けをすると言われている理由については、大阪市立大の研究チームがまとめたマウスの実験をご紹介します。
大阪市立大では、紫外線を全く当てないマウスと耳にだけ紫外線を当てたマウス、眼だけに紫外線を当てたマウスの比較実験をしました。
その結果、全く当てないマウスは日焼けせず、耳にだけ紫外線を当てたマウスは耳だけ日焼けしたのに対し、眼に紫外線を当てたマウスは全身が日焼けしたという結果が出たそうです。
この実験結果から、眼から紫外線を浴びるだけで、脳が皮膚も紫外線を浴びていると錯覚し、メラニンが産生され、肌の日焼けやシミ・シワにつながることが想像できます。眼から入った紫外線で肌の日焼けが起こる可能性があることは、実験の結果によって証明されているのです。
3.眼からの紫外線の影響は他にも
紫外線を眼から吸収すると、肌が日焼けするなどの影響があることがわかりましたが、ほかにも私たちの体にさまざまな影響を及ぼします。
たとえば充血や痛みといった、眼そのものへのダメージはもちろん、白内障や雪目(紫外線角膜炎)などの眼の病気、あるいは疲労感などを引き起こすこともあります。
例えば、雪目(紫外線角膜炎)であれば多くの場合は発症してから1〜2日で完治しますが、白内障になった場合は視力の低下を引き起こしたり、症状が悪化すると最悪失明につながったりすることもあるので、健康の面からも眼に紫外線を浴びすぎないよう注意が必要なのです。
4.サングラスと日焼け止めグッズで抑える
肌の日焼けは日焼け止めクリームを塗って防げますが、残念ながら眼には使えませんよね。
そのため、紫外線が眼に入るのを防ぐには、物理的に抑える工夫が必要になるのですが、具体的にはどのような工夫ができるのでしょうか。
ここからは、眼を紫外線から守る方法について見ていきましょう。
UVカット機能のついたサングラス
紫外線から眼を防ぐ方法を考えたときに、まず思いつくのはサングラスではないでしょうか。
サングラスは色が濃ければ紫外線を防げると考える方が多いようですが、実はそうではありません。
眼に入る紫外線防止を考えるのであれば、UVカット機能がついた、あるいは紫外線透過率が低いレンズを使ったサングラスを選ぶ必要があります。
また、そういったレンズを使ったサングラスをかけていれば安心というわけではなく、レンズの隙間から入ってくる紫外線をできるだけ防ぐためにも、なるべく顔にフィットしたものを選ぶことが大切です。
もちろん、同様の機能が付いていれば普通のメガネでも対策できますので、JINSなどメガネ専門店で相談してみてはいかがでしょうか。
日傘や帽子
紫外線が眼に入るのを防ぐには、日傘や帽子を使うことも効果的です。帽子であればつばが長く、目の下まで影ができるようなものを選ぶようにしましょう。
日傘については、黒や茶、濃紺など濃い色のもののほうが紫外線を防ぎます。白や薄い色の日傘でも、UVカット加工生地のものを選べば、紫外線カットに高い効果が期待できるでしょう。
5.まとめ
肌を日焼けから守るためには、肌の露出をおさえるだけではなく、眼に受ける紫外線をおさえることが大切です。
眼に紫外線を受け続けると、眼の病気を引き起こす可能性もありますので、サングラスをかけたり日傘をさしたり、できるだけ眼が日に当たらない工夫をするようにしましょう。
JINSでもサングラスをたくさん取り扱っていますので、眼に入る紫外線が原因の肌の日焼けが気になるときには、ぜひご相談にきてください。

JINS WEEKLY編集部 I美
JINS歴5年。メガネ保有数22本。主にダテメガネとコンタクトを併用。