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紫外線が眼の痛みに!病気になる前に眼の紫外線対策を

2020.05.27

こんにちは、JINS WEEKLY編集部のN輝です。
海などで1日中強い日差しの中にいたときに、眼が痛くなってしまった経験はありませんか?眼が紫外線でダメージを受けると、白内障などの怖い病気になることもあるそうなので、注意が必要です。
今回は、眼と紫外線にはどんな関係があるのか、そして紫外線から眼を守るにはどうすればいいのかをご紹介します。





1.紫外線による眼の痛み

紫外線を浴びると、皮膚がんの可能性が高くなるなど肌に悪影響を与えることはよく知られていますが、紫外線は眼にもダメージを与えることはご存じでしょうか?
強い日差しを浴びているとき、眼に痛みを感じることがあると思いますが、これは紫外線の影響です。肌だけではなく眼についても、きちんとUVカット対策をしていないと、ダメージが貯まってしまい、痛みや不快感を覚えることになるかもしれません。
また、紫外線の影響を強く受けすぎると雪目(ゆきめ)などになって、ダメージが蓄積され白内障などになる可能性が高まります。
眼へのダメージを防ぐためにも、お肌だけではなく眼の紫外線対策についてもきちんと考えることが必要です。



2.眼の日焼けで有名な雪目(雪眼炎)

紫外線による眼の症状として代表的なものに雪目(ゆきめ)(専門用語では雪眼炎(せつがんえん))があるのはご存じでしょうか?雪目というのは眼の日焼けのことで、表層角膜炎に分類されます。
雪目は、スキー場や海水浴場など日差しの強い場所で、眼の角膜が紫外線に長時間さらされたときに起こります。雪目になると、強烈な痛みや目ヤニ、涙が止まらないなどいろいろな症状が、紫外線を眼に受けて数時間たってから現れるのが特徴です。
屋外でなくても、日焼けサロンで眼を開いていると、やはり角膜に紫外線が直接当たってしまうため雪眼になってしまうことがあります。
また、雪目と似たような病気が、電気溶接をするときに発生する紫外線が原因で起こる電気性眼炎(でんきせいがんえん)です。電気性眼炎は、基本的には雪目と同じような眼の痛みなどの症状が、電気溶接で紫外線を浴びた数時間後から起こります。
雪目も電気性眼炎も、目薬の麻酔薬で痛みをとって、眼に軟膏を入れたり冷湿布をしたりすることで、翌日から遅くとも数日で回復するのが特徴です。



3.紫外線のダメージによってさらに怖い病気になることも

紫外線で眼にダメージを受けると、雪目だけではなくもっと怖い眼の病気になる可能性があります。紫外線が原因でなる可能性がある眼の病気には、どんなものがあるのか見てみましょう。



白内障

白内障は、カメラでいうレンズに当たる眼の水晶体という部分が濁ってしまう病気で、濁りがだんだん広がっていくのが特徴です。初期の段階は少し眼が見えにくいかなと思う程度ですが、メガネをかけても視力が戻らず、おかしいなと思って眼科を受診して初めて白内障とわかる方も多いようです。
また、加齢によって白内障が発症することもありますが、白内障は適切な処置をすることで、失明には至らずに済みます。白内障を初期で発見するためにも、定期的な診察を受ける、あるいは異常を感じたら早めに診察を受けることを心がけましょう。



黄斑変性症(おうはんへんせいしょう)

黄斑変性症というのは、カメラでいえばフィルムに当たる眼の黄班という組織が衰えてしまうことによって、視力が低下していく病気です。
白内障の場合は、眼の中の濁った水晶体を人工レンズと交換できますが、黄班は困ったことに替えがきかない組織であるため再生できません。そのためいったん黄斑変性症になってしまうと、症状を遅らせることしかできない恐ろしい病気です。
黄斑変性症は視力の低下以外にも、ものが歪んで見える、視野が欠けるなどの症状がでて、やがて失明してしまう可能性がある病気ですので、早期発見できるように注意してください。



翼状片(よくじょうへん)

翼状片とは、結膜組織(白目部分)が角膜(黒目部分)に侵入してくる病気です。紫外線にさらされることで発症することで知られていて、特に中高齢の方に多く見られます。
美容上(見た目)の問題はもちろん、進行すると乱視が強くなる、あるいは眼の乾燥や異物感などのいろいろな症状が現れます。
翼状片は、薬や点眼では治らないため、症状を改善するには手術するしかなく、注意が必要な病気です。



4.紫外線から眼を守る方法

眼に紫外線を浴びることで、雪眼だけではなく白内障など恐ろしい病気になる可能性があることがわかりましたが、紫外線から眼を守るためにはどうすればいいのでしょうか?
紫外線が強い昼間の時間帯の外出をできるだけ避けるのがいいのでしょうが、なかなかそうもいかないでしょう。
ここでは、屋外で紫外線から眼を守っていくための、おすすめの方法を3つご紹介します。



①.サングラス・メガネ・コンタクト

外でのまぶしさを防ぐために、サングラスをお持ちの方は多いのではないでしょうか?
サングラスはまぶしさを抑えるだけではなく、紫外線から眼を守るためにも効果的なアイテムです。UVカット機能のついたサングラス、あるいはメガネやコンタクトを活用すると、紫外線の影響を大幅に減らせます。
ただ紫外線から眼を守るためには、眼の周りを完全に覆っているタイプでないと、安心できません。たとえUVカット機能がついたコンタクトレンズであっても、側面や隙間から紫外線の影響を受けるため注意が必要です。



②.帽子・日傘

紫外線はちょっとした隙間から侵入してくるので、帽子や日傘なども使ってできるだけ紫外線を遮ることが大切です。
帽子はできればキャップではなくハットタイプ、しかもある程度つばが長くて眼のあたりにしっかり陰をつくるものがおすすめです。



③.ルテインを摂る

ルテインはブロッコリーやケール、大根などの緑黄色野菜に多く含まれる天然色素で、強い抗酸化作用が含まれているため、眼の機能や疾患に効果が期待できるといわれています。
実はルテインは人間の身体の中にも存在しますが、体内では作り出せないため、必要なときには食べものなどから取るしかありません。紫外線から眼を守るためにも、ルテインを多く含む食品を、積極的に摂るように心がけるようにしましょう。



5.まとめ

紫外線は肌に悪いだけではなく、眼にも大きなダメージを与えることをご説明してきました。紫外線のダメージを受け続けると、失明につながるような病気になることもあるため、できる限り紫外線をカットする工夫をしたいですね。
JINSでは、紫外線をしっかりカットしてくれるサングラスもお取り扱いしています。紫外線対策でサングラスをご検討するときには、お近くのJINSのお店で相談してみるようにしてください。



N輝

JINS WEEKLY編集部 N輝
JINS歴8年。メガネ保有数73本。最近はカラーレンズがマイブーム。




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