メガネの"フィット感"はとても繊細な感覚。わずか数ミリの差でも違和感を持つことが少なくありません。なかでも「メガネがきつい」場合は、放っておくと痛みを感じるなど、厄介な問題です。今回は、「メガネがきつい」と感じた時の原因と対策をご案内。「買ったけどきつくて後悔」を防ぐ試着時のチェックポイントに加え、JINSのラインアップから幅が広めのメガネをご紹介します。また、意外と知られていない「メガネのサイズ表記」についても解説します。
こんな経験ありませんか?
当てはまったら「顔幅に対しメガネが狭い」かも
□メガネをかけるとこめかみに圧迫感がある
□長時間かけていると側頭部が痛くなる
□メガネ幅より顔幅が広い気がする
そのメガネ、サイズは合っている? 試着時のチェックポイント
「メガネの試着では、正面から見て『似合っているか』の確認だけ」という人、意外と多いのではないでしょうか。もちろん最終的には、スタッフが細かな調整を行いますが、特に上記に当てはまる人は、メガネ選びの段階からサイズ感を確認しておくと以降の調整もスムーズです。チェックしたいのは以下の点。

❶ 幅が合っているか
かけた時にこめかみ部分に痛みやきつさを感じたり、テンプルが逆反りしている(外側に反っている)と感じたら、顔幅に対しメガネ幅が狭い状態です。また、鏡を見て、メガネよりも自分の顔幅(こめかみ部分の幅)がはみ出している場合も、同様にメガネ幅が狭い状態となります。
※デザインによってはメガネが顔幅より狭い場合もあります。
❷ 鼻パッドが合っているか
顔幅とは直接関係ありませんが、着用時のずれやフィット感と大きく関わるのであわせて確認を。鼻パッド部分が独立しているクリングスタイプだとある程度調整可能ですが、一体型は調整しづらいので、気になったらスタッフに確認してもらうのがおすすめです。
❸ テンプルが耳にきちんとかかっているか
フィット感に関わる部分。耳にかかっているか、浮いていないか確認しましょう。自分ではわかりづらいので、スタッフにチェックしてもらうと安心です。
TIPS!
サイズ感の参考に! メガネの「ボクシングサイズ」
「洋服のサイズタグのように、メガネにもサイズがわかる表記があれば...」と思ったことはありませんか? 実はメガネには国際的な表記ルールがあります。そのうちのひとつ「ボクシングシステム」はJINSのメガネをはじめ、メーカー問わずほとんどのメガネに採用されている表記。知っておくと便利です。
表記のルールは、最初に①「レンズ幅」、その後にボクシングサイズであることを示す記号□を挟み、②「レンズ間距離」、③「テンプルの長さ」を記載します。ちなみに④「レンズ天地幅(レンズの縦幅)」は、ボクシングサイズの構成要素ではないものの、JINSでは参考として表示しています。
ひとつの目安として、①の数値が53mm以上だと、おおむねメガネ幅が大きめです。


注意すべきは、ボクシングサイズの幅表記はレンズに関するものなので「フレームを含めたメガネ幅」はわからない点。ですが手持ちのメガネと似たフレームを探す時など、サイズ感をイメージするひとつの目安になります。なおJINSのオンラインショップでは、フロントのメガネ幅を、Small(130〜134mm)、Medium(135〜139mm)、Large(140〜145mm)の3種に分類し、商品ページのサイズ欄に記載しています。
「メガネがきつい」と感じた人におすすめの幅広メガネをご紹介!
ボクシングサイズやフレームのデザインをふまえ、JINS WEEKLYスタッフがおすすめのメガネをピックアップ。まずはこちらを参考に!
体格差ほど見ために差はないけれど、顔の大きさも人それぞれ。また体格差と違い、わずかな差であっても、顔に対するメガネのサイズ感は、かけ心地を大きく左右します。メガネを選ぶ際は「サイズ感が合っているか」も、ぜひ意識してみてください。
なお、JINSのオンラインショップでは、コラム内で紹介した「Small・Medium・Large」サイズでの絞り込み検索が可能です。店頭ではサイズごとの陳列は行なっていないため、探すのが難しい時には「幅広のメガネを探している」と、気軽にスタッフに声をかけてください。