運転時のメガネ、どう選んでいますか?「普段使いのメガネでそのまま運転している」という人が多いかもしれませんが、選ぶメガネによって運転時の快適さは大きく変わります。
9月21日(土)〜30日(月)は「秋の交通安全運動」期間。この機会に、運転時のメガネについて考えてみませんか。今回は「運転しやすいメガネ」を作るポイントを、フレーム・レンズの両面からご紹介いたします。
改めて確認! 運転に必要な視力
□普通第一種免許、二輪免許など:【両眼で0.7以上、かつ、一眼でそれぞれ0.3以上】
※または一眼の視力が0.3に満たない方、もしくは一眼が見えない方については、他眼の視野が左右150度以上で、視力が0.7以上。
□大型第一種免許、第二種免許など:【両眼で0.8以上、かつ、一眼がそれぞれ0.5以上】
※このほか深視力(両眼で遠近感や立体感を知覚する力)にも基準があります。
□原付免許、小型特殊免許:【両眼で0.5以上】
※もしくは一眼が見えない方については、他眼の視野が左右150度以上、視力が0.5以上。
代表的な車種についての規定は上記の通り。なお、自転車や電動キックボード(特定小型電動機付自転車)は、運転免許証が不要なので明確な規定はありませんが、安全で快適な運転を心がけたいものです。原付免許、小型特殊免許のケースをひとつの参考に。
メガネorコンタクトレンズ?
運転時のメリット・デメリット
【メガネ】
○ レンズ選びでまぶしさ対策ができる
○ 目の乾燥やトラブルが発生する可能性が低い
△ 視野が限られる
【コンタクトレンズ】
○ 視野が広く取れる
△ 目のトラブルでコンタクトがつけられないことがある
コンタクトレンズは目に直接つけるので、目にトラブルがあるなど、目の状態によっては装着できないことも。一方で、裸眼と同様の視野を確保できるのはメリットです。メガネの場合、度付きサングラスなどをかければ、視力補正とまぶしさ対策が一度にできるのは便利。目の状態に左右されにくいのも利点です。
「運転しやすいメガネ」を作るなら
押さえるべきポイントはココ!
① かけ心地は最重要。長時間の運転なら軽いものがベター。
② 調整がしっかりできるタイプならズレにくい。
③ 視界の妨げにならないよう、リムやテンプルがなるべく細身のタイプを。
適切な見えやすさと視野を備えたメガネは、安全運転には欠かせません。自動運転が普及しつつあるとはいえ、多くの場合ハンドルを持った状態で長時間同じ姿勢を保つため、重さやズレやすさがストレスになるのは避けたいところ。また、太いリムやテンプルだと、斜め前方やサイドミラーを見る際にフレームが気になることもあるため、細身のタイプがおすすめです。
快適な視界とかけ心地が嬉しい人気シリーズ
リムもテンプルも細身なので、正面はもちろん横をみた時も、視界をさまたげません。軽量樹脂フロント×βチタンテンプルの組み合わせは、フレーム重量わずか14g※。軽くかけ心地がよいのに加え、細かな調整ができるクリングスタイプの鼻パッドも高ポイント。
※サンプルレンズが入ったフレームの重さです。
頭を動かしてもズレにくい技アリメガネ
テンプル先端の角度を変えられ、好みのフィット感に調整できるメガネ。しっかり角度をつけると下を向いてもズレにくいので、メーターやカーナビの確認も快適です。鼻パッドの調整はできないタイプですが、ラバー素材でズレやすべりが軽減されるため、鼻パッド付きのメガネが苦手な人にもおすすめ。
ワンタッチで「運転用メガネ」にスイッチ!
Switch Flip Up Active Lens Plate ¥4,000>
クリアレンズ⇔サングラスをワンタッチで簡単に変えられる「Switch Flip Up」。プレートを上にあげるだけで、クリアレンズのメガネになるので、トンネルに入って急に暗くなったという時にも安心です。プレートは昼間の運転に適した「DRIVE DAY」なので、サングラス時も視界が暗くなりすぎず、かつまぶしさを抑えます。
「レンズ選び」はココに注意!
●「強すぎる度数」は避けるべし
遠くもきちんと見えるようにと、強めの度数にしたくなるかもしれませんが、度数が強すぎると目への負担が大きく、眼精疲労を引き起こすことも。見えやすさに配慮しつつも、長時間かけられる度数を選ぶのが大切です。
●運転用サングラスには規定があります
レンズの色については、JIS規格で「昼間と夜間運転に対するサングラスの透過率」が定められています。JINSのカラーレンズの場合、昼夜問わず運転可能なレンズはライトカラーの12色です。なお昼間の運転については「視感透過率が8%以上」という規定があり、JINSのカラーレンズはすべてクリアしています。
●「ドライブレンズ」や「可視光調光レンズ」を選ぶのも手
JINSにはドライブ時に快適な見え方になるよう設計された「ドライブレンズ」があります。日中に自然な見え方をサポートする「デイ」と夜間のドライブに最適な「ナイト」があり、「デイ」はサングラスとして普段使いも可能。運転メインで使うなら、こういったレンズを選ぶのも一案です。
また、昼間のまぶしさ対策をしたい人におすすめなのが「可視光調光レンズ」です。目に見える光に反応して色づくので、紫外線がカットされる車内でもサングラスとして使用可能。暗い場所ではクリアレンズに変化するので安心です。
よほど運転する時間が多い人でない限り、「運転用メガネ」を持っている人は少数派かもしれません。ですが、陽射しがまぶしい昼間、暗くて視界が悪い夜間、遠くまで見えづらい雨天といったさまざまな環境のなかでも、運転時は常にクリアな視界を確保するのは、安全運転のためにとても大切です。この記事を参考に、運転時のメガネについて考えてみてはいかがでしょうか。