JINS WEEKLY編集部のI美です。
雨の日にお出かけすると、「メガネが曇って憂うつだな」と感じる人は少なくないはずです。メガネの曇りを拭きたい!と思っても、傘で片手がふさがっているのでなかなかうまくいかず、悲しくなってしまいますよね。
今回は、雨の日でもメガネの曇りを気にしないでお出かけできるように、曇りにくいレンズの選び方やマスクを使った対策方法をご紹介します。
1.雨の日にマスクだとメガネが曇るのはなぜ?
2.曇りにくいメガネはレンズとフレームが大切
くもり止め加工のレンズを選ぶ
くもり止め加工の古いメガネはコーティングの剥がれを確認
顔との隙間が少ないフレームを選ぶ
3.すぐにできる!マスクを使ったメガネの曇り予防策
マスクの上部を折りこむ
マスクの上部にティッシュを挟む
ノーズパット付きマスクを使う
4.雨の日はくもり止めアイテムも併用しよう
5.まとめ
1.雨の日にマスクだとメガネが曇るのはなぜ?
雨の日にマスクをつけるとメガネが曇りやすいのは、マスクの上部から水蒸気を含んだ息がもれることが原因です。もれ出た温かい息がレンズの内側に入りこみ結露してメガネが曇ってしまいます。
結露というと、冬の窓ガラスでよく目にすると思います。結露は温かい空気が急に冷えると起こるのですが、外気温と室内の温度差が大きいほど発生しやすいという特徴があります。雨の日は、レンズの外側と内側の温度差が晴れた日よりも大きくなるので、いつもより曇りやすくなってしまうのです。
ほかにも、雨が直接レンズにかかってしまったり、レンズのコーティングがはがれていたりすることも、結露しやすい原因になります。油汚れもレンズが曇りやすくなる原因なので、お化粧や整髪料がついた指でメガネを触らないことも大切です。
2.曇りにくいメガネはレンズとフレームが大切
雨の日にメガネの曇りを防ぐ方法はいくつかありますが、まずは根本的な解決が期待できるレンズとフレームに施す対策についてみていきましょう。
くもり止め加工のレンズを選ぶ
くもり止めレンズは、レンズ自体に曇りを抑える特殊なコーティングを施したものです。マスクから水蒸気を含んだ呼吸がもれた場合や、雨で湿度が高かったりレンズ内外の温度差が高かったりするときでも、レンズが曇りにくくなります。
くもり止めレンズのコーティングは親水性と吸水性の2種類あります。親水性は薬液をしみこませたクロスで定期的にレンズを拭いてあげる必要がありますが、吸水性はその必要がなく、ほぼメンテナンスフリーで使用できます。
JINSのくもり止めレンズは吸水性なので、お手入れの手間もなく、曇りのないクリアな視界がキープできるのでおすすめです。
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くもり止め加工の古いメガネはコーティングの剥がれを確認
もし、くもり止めレンズを使っているにもかかわらず最近曇りやすくなったな、と感じるようでしたら、コーティングがはがれているのかもしれません。JINSのくもり止めレンズを含め、一般的にその持続効果は1~2年程度とされています。
ふたたびコーティングを施すことはできないので、効果を実感できなくなったときは新しいレンズに交換しましょう。
顔との隙間が少ないフレームを選ぶ
メガネの曇りを防ぐうえで、レンズと顔のあいだにできるだけすき間ができないフレームを選ぶことも大切です。顔にしっかりフィットしてすき間が少ないフレームを選ぶと、レンズの内側に息が入りにくくなるので、曇り防止に一定の効果が期待できます。
3.すぐにできる!マスクを使ったメガネの曇り予防策
くもり止め加工レンズも気になるけれども、今すぐ何とかしたい!という場合もありますよね。そこで、手持ちのマスクを使ってすぐにできる簡単なくもり止め対策を3つご紹介します。
マスクの上部を折りこむ
まずはマスクの上部を内側に折りこむ方法です。折り返した部分に息があたって上からもれにくくなるので、メガネの曇りを防ぎやすくなります。手元になにもないときでも、すぐに試せる簡単な方法ですね。
マスクの上部にティッシュを挟む
ティッシュペーパーが手元にあれば、マスクと同じ横幅に折りたたんで上部に挟んでみましょう。顔とマスクのすき間がほどよく埋まって息がもれにくくなるはずです。
ただし、雨の日は湿気に加えてティッシュを挟み込むことで、ちょっと息苦しくなるかもしれません。呼吸が苦しいなと感じたら、すぐにティッシュを外しましょう。
ノーズパット付きマスクを使う
マスクのなかには、鼻が当たる部分にパッドやワイヤーが仕込まれているタイプもあります。マスクが顔に密着して息のもれ出るすき間を作りにくくするので、レンズの曇りを軽減できます。
十分な効果を得るには、自分の顔にあったサイズのマスクを選び、なるべく鼻の形に沿わせてフィットさせましょう。
4.雨の日はくもり止めアイテムも併用しよう
マスクに工夫する曇り予防策だけでは、効果に限界があります。そこで、レンズに直接塗り込むくもり止めアイテムもあわせて使うのがおすすめです。
くもり止めアイテムにはいくつか種類があります。くもり止め効果のある薬液がしみ込んだクロスタイプや、レンズに吹きつけるだけのスプレータイプ、指で塗り広げるジェルタイプなど、いずれも安価で手軽にケアができます。
ただし、くもり止めアイテムは効果があまり長持ちしないので、できるだけこまめなお手入れを心がけましょう。
JINSにもスプレータイプのくもり止めがあるので、気になる方はこちらからチェックしてみてくださいね。
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5.まとめ
湿度の高い雨の日は、マスクからもれた息によりレンズの内側と外側の温度差が大きくなりやすいので、メガネが結露して曇りやすくなります。マスクの上部を内側に折ったり、ティッシュペーパーを挟んだりしたうえで、くもり止めスプレーなどのアイテムを使うと、メガネの曇りをある程度軽減させられます。
ただし、より高い効果や持続性を求めるなら、くもり止め加工の施されたレンズに交換することがおすすめです。1~2年程度は効果が続き、雨の日でもクリアな視界をキープできますよ。
JINS WEEKLY編集部 I美
JINS歴5年。メガネ保有数22本。主にダテメガネとコンタクトを併用。