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JINSデザイナーインタビュー vol.2

2017.11.08

様々なデザインで高性能なメガネを作り続けているJINS。そんなJINSの中核を担うメガネデザイナーにスポットをあてたJINSデザイナーインタビュー。今回は、安定した品質をより長く保つために新しく開発された、"ネジを使わない構造"が特徴の「ファインフィットチタンシリーズ」を手がけたJINSチーフデザイナー・北垣内(きたがいと)さんに、完成するまでのこだわりや開発裏話をうかがいました。


--まずは、チタンという素材を選ばれた理由を教えてください。

北垣内:チタンはメガネの素材としては"鉄板"なんです。その大きな理由として、軽くて、丈夫で、なおかつアレルギーフリーなので、どんなお客様にも快適に使って頂ける素材だったからです。

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--チタンはどこか地味なイメージがありますが、ファインフィットチタンはネイビー、ブルー、ホワイトなど鮮やかな色も特徴的ですね

北垣内:今回は「東京の色彩」がテーマで、色にもバリエーションを持たせました。主に東京のビル群から受けた色や質感などの印象をデザインに反映しています。JINSのオフィスからも東京の街並みが一望できるので、インスピレーションに役立っています。



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JINSのオフィスからみた東京のビル群

--なぜ東京の街並みを選ばれたのですか?

北垣内:なんとなく流行に沿った商品を作るのではなく、しっかり自分たちの五感に触れたものを形にした方が、もっと商品のディテールや、クオリティを上げられるんじゃないかと思ったのがきっかけです。なので、まずは自分たちの足を使って東京の美しいものを集めよう、というところから始まりました。

--そのようにしてモノ作りを始めて行くのですね?

北垣内:はい。先日はちょっと遠出して、岩手県の「南部鉄器」を見に行き、直接職人さんからお話を伺いました。物の質感や深みって、実際に見たり触れたりしないと分からない部分もありますから。他にも、国内外の色々なところに出向いて、そこで自分たちが体験したことを具現化するということをチーム全体で行なっています。

--よく見るとファインフィットチタンの丁番には、ネジが無いんですね。

北垣内:これこそが、このメガネの最大の特徴なんです!丁番にはメガネのフレームとテンプルを繋ぐ役割があるんですが、メガネをかけている人なら誰でも経験したことがあると思うのですが、使っているうちに丁番のネジがどんどん緩んでしまうんです。それに、メガネ専用の精密ドライバーを持っているお客様は少ないので、わざわざお店に行って直してもらう必要があります。それは少し面倒ですよね?そこで、緩みにくい安定した品質を保つために、思い切ってネジを無くしつつ、掛け心地が変わらないデザインを追求しました。



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--全く新しいメガネの構造ということですね?

北垣内:はい!新開発ということもあり、着想から発売まで約1年半かかりました。社内でも色々な人に試着してもらって、かけた時の印象やフィット感、それから手触りにもこだわりました。

--メガネの手触りですか?

北垣内:メガネの触感といいますか、テンプルを開いた時のちょうど良い止まり具合を目指して、何度も試作しました。緩すぎても、硬すぎても駄目なので、その絶妙な加減は難しかったです。

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--ネジ無しでも心地良い手触りと強度の両方が保てるんですね。

北垣内:そうなんです。JINSでは商品化する前に、通常2万回の開閉テストを行うのですが、ファインフィットチタンはその倍の4万回をクリアしています。

--それは"長持ちする"ということですね。

北垣内:そうなんです。ちょうど今、私が念頭に置いているテーマに「サスティナビリティ(持続可能性)」や「循環」というのがあるんですが、このメガネにもその要素が入っています。一本のメガネをどう長く使っていただくか、ということも大切だと思っているので、品質の向上やメンテナンスなどを通して、継続してお客様と繋がれるような環境を作るということも、模索していきたいと思っています。

--高品質な商品を開発することでお客様と長く繋がる。素敵な環境づくりですね。

北垣内:はい、これからもファインフィットチタンシリーズ同様、一本を長く、大事に使ってもらえる、質の高い商品をしっかり作って行きたいと思います。



機能性とデザイン性を兼ね備えたファインフィットチタン。その安定した掛け心地とこだわりの触感をぜひJINSの店頭で確かめてみてください。







【Staff credit 】
Photography:Hiroyuki Matsubara
Text : Runa Anzai(kontakt)
雑誌やカタログなどを製作する編集プロダクション「kontakt」エディター。ファッションをはじめ、インテリア、ライフスタイルなどの編集や執筆も行う。






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