メガネを選ぶ際、多くの人が素材ではなく、デザインの好みや試着した結果で決めるかと思います。ただ見た目の印象やかけ心地は素材によっても大きく異なります。それぞれの素材のことを少し知っておくと、比較検討やメガネを決定する時にも役立ちます。
そこで今回は、素材の特徴、メガネの雰囲気、かけた時の印象などをおさらい。さらに、JINSスタッフの着用写真から「似た形で素材が違う」ものを選んで比較しました。
それぞれの特徴をサクッとおさらい!

□モダンでカジュアルな雰囲気
□快活さやきりっとした印象を与える
□比較的太めで色によって印象が大きく変わる
セルフレームの「セル」は、プラスチック素材として最初にメガネフレームに採用されたセルロイドが由来。ですが現在はプラスチックフレームを総称してセルフレームと呼びます。一口にセルフレームといっても素材によって特徴はさまざまで、例えば、Airframeに多く使われる「TR-90」は超軽量で安全性が高い、JINS CLASSICなどに使われる「アセテート」は美しいツヤ感と発色を持つといった具合です。
セルフレーム全体としては、上記のような特徴があげられます。また黒とクリアカラーでもまったく印象が変わるなど、色によっても変化が大きい素材です。

□クラシカルで上品な雰囲気
□誠実さやソフトな印象を与える
□比較的細めで顔立ちを邪魔しない
メタル(金属)は、軽く丈夫で、古くからメガネフレームの定番として使われていた素材。改良が重ねられ、現在でもメタルフレームはメガネの主流といえる存在です。JINSでは、軽量で皮膚のかぶれがおきにくいチタン、チタンの性質とバネ性をあわせ持つβチタン、強度があり加工しやすい合金※が多く使われています。色は、ゴールド、シルバー、ブラウン、ブラックが代表的。いずれも細い縁なので、大きく顔立ちを変えずにかけられます。
※商品ページのフレーム素材表記では「メタル」と表記されています
「似た形・素材違い」のおすすめフレームで、印象の違いをチェック!
鮮やかな発色と、
磨き込まれた質感が魅力の1本


スタンダードなメガネのよさを追求した「JINS CLASSIC」の1本は、シンプルベーシックな形とサイズ感が魅力。細身のセルフレームですが、黒縁なので顔立ちを引き締め、快活な印象を与えます。セルフレームの鼻パッドはフレーム一体型も多いですが、こちらはクリングスタイプ。細かな調節が可能なのも嬉しいポイントです。
シンプルなメタルフレームも、
彫金でさりげなくトレンド感をプラス


ふっくら丸みのある形と大きめのサイズ感がトレンドっぽさ満点。きちんとした印象が強いメタルフレームですが、デザイン次第でかなり印象が変わります。カラーは肌なじみがよく落ち着いたダークブラウン。テンプルには繊細な彫金加工が施されており、こういったディテールを楽しめるのもメタルフレームの魅力です。
ラウンドセルなら、
個性的かつクラシカルな印象に


ラウンド型のなかでも"まん丸"に近い形がインパクトあるメガネは、美しいツヤを持つアセテート素材。高級感と洗練されたムードが漂う、シンプルながらかける人のこだわりを感じるメガネです。カラーは3色で、写真のブラウンデミは一番ソフトな雰囲気。他にブラックとクリアがあり、カラーによっても大きく印象が変わります。男性にも女性にもかけやすいサイズ感です。
メタル素材がラウンドの個性をほどよく中和


こちらも上のメガネと同様、まん丸に近い形。ですがメタルフレームだと、セルフレームと比べて印象はマイルド。個性のある形をさらりと楽しめます。フロントはメタルですが、テンプルはアセテート素材という、異素材コンビもしゃれた1本。テンプルのブラウンデミカラーが華やぎをプラスします。
Airframe素材なら抜群の
かけやすさと程よいカジュアル感


JINSの大ヒットメガネ・Airframeシリーズもカテゴリーとしてはセルフレームですが、従来の素材と比べて驚きの軽さを実現。太めの縁でもストレスフリーで、セルフレームをより気軽に楽しめます。こちらはセルフレームのモダンな雰囲気が、直線的なスクエアとマットな質感でより強調された1本。写真のようなカジュアルな装いにも似合うし、スーツやシャツスタイルにも絶妙なアクセントに。6色と豊富な色展開で、セルフレームならではの「色を楽しめる」メガネです。
メタル素材がスクエアのスマートさを強調


同じスクエア型でも、メタルフレームだとすっきりスマート。しなやかで強度のあるチタン合金素材のため、軽さとかけ心地のよさが際立ちます。非常に細いフレームは顔立ちの印象を大きく変えずに、落ち着いた雰囲気をプラス。カラーはガンメタルで、きりっと端正な印象です。ほか爽やかで若々しいネイビーと、より控えめな存在感のシルバーがラインアップ。
メガネのデザインは、素材以外にも、形やサイズ感、色などさまざまな要素があります。なので「セルフレームは○○」と一言でまとめるのは難しいものの、素材はメガネのデザインを決める大きな要素というのもまた事実。近い形を選んで比較したことで、素材による印象の違いを感じていただけたら幸いです。
もし「今持っているメガネと印象の違うメガネがほしい」と思ったら、同じ型で素材違いのメガネにトライしてみるのもおすすめです。顔立ちとなじみやすく、気軽にイメチェンできます。こちらもぜひ参考に!