雑誌やウェブサイトのメガネ特集などで目にする「ボストン」「ウエリントン」などの用語。これらを見て、どんな形かパッとイメージできますか? メガネのレンズの形は「玉型」と呼ばれ、形状によってさまざまな呼び名があります。名称を知っておくと、メガネの説明がより頭に入りやすく、ショップでのスタッフとの会話もスムーズに。今回は、代表的な6つの型を紹介します。
BOSTON(ボストン):知的でトラッドなムードを演出

□Point ❶ ふっくらと丸みのある逆三角形
□Point ❷ 縦幅は長め
"おむすび形"ともいわれる、丸みのある逆三角形のボストン。1950〜60年代に流行したトラッドスタイル「アイビーファッション」でも愛用された、知的で落ち着いた雰囲気が漂う形は、今でも人気のひとつ。ちなみにボストンという名の由来は、アメリカの都市ボストンやボストンバッグなど諸説あります。
WELLINGTON(ウエリントン):レトロでしゃれた雰囲気

□Point ❶ やや丸みをおびた逆台形
□Point ❷ 縦幅は長め
下辺より上辺の方が長い逆台形がベースのウエリントン。1970年代に人気を博し、2000年代になって再び脚光を浴びるようになりました。絶妙なレトロっぽさがしゃれた雰囲気を漂わせ、有名人の愛用者も多数。ほどよくかっちりしつつ、かしこまりすぎないので男女問わず人気です。
OVAL(オーバル):顔なじみがよくやさしい印象

□Point ❶ ベースは楕円形
□Point ❷ 縦幅は短め
"楕円形"という名の通り、全体的に角がなく丸みをおびた、卵型のシェイプ。やさしく上品な雰囲気を持つことから、老若男女に好まれます。顔なじみがよく、服装やヘアスタイルを選ばないので使い勝手のよい1本です。
SQUARE(スクエア):かっちりとシャープな表情に

□Point ❶ ベースは長方形で、角がある
□Point ❷ 縦幅は短め
名前の通り、長方形がベースのスクエアは、きりっとシャープな雰囲気で顔立ちを引き締めて見せるので、男性の仕事メガネとして好まれる形です。女性がかけるとほんのり個性的でモダンな印象に仕上がります。
ROUND(ラウンド):個性やこだわりを感じさせる

□Point ❶ 正円に近い丸型
□Point ❷ 縦幅・横幅のバランスはほぼ同じ
アメリカの喜劇役者、ハロルド・ロイドがかけていたことから「ロイドメガネ」とも呼ばれるラウンド。正円に近いとより個性的ですが、細身のメタルフレームだと印象がやわらぎます。丸みを帯びているため、やわらかな雰囲気が漂います。
SURMONT(サーモント):強さとインパクトをプラス

□Point ❶ フレーム上部が強調されている
□Point ❷ 縦幅は広めが主流
1950年代、眉毛の薄いMONT将校(サー・モント)が「威厳を感じさせるようなメガネを」とオーダーしたのがきっかけで誕生したといわれるサーモント。このエピソードからもわかるように、表情に強さとインパクトを与えるデザインです。レンズの形は四角に近いものから丸に近いものまでバリエーションも豊富。メガネをかけたときに上部が眉のように見えることから「BROW(ブロウ)」とも呼ばれます。
こんなに多彩!
メガネの形早わかりチャート
紹介した6型以外にも、さまざまな種類があるメガネの形。レンズの形(四角い・丸い)と、フレームの縦幅(長い・短い)のふたつの軸でまとめたのが下の図です。縦幅が長くなるほど正方形や正円に近く、短くなるほど横長に。形そのものに加え、縦幅の傾向も知っておくと、より形をイメージしやすくなります。

メガネの形は実に多彩。例えば一口にボストンといっても、細かな形やサイズ感はひとつひとつ異なります。とはいえ、一般的な形を覚えておくと、自分の顔型との相性や、フレームのイメージを把握するのに何かと便利。ぜひメガネ選びの参考にしてみてください。