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UVカットコンタクトはサングラスやメガネと併用しよう!レンズ選びのポイントと効果的な使い方

2020.06.30

JINS WEEKLY編集部のS太です。
紫外線は、眼に悪影響を及ぼすことが知られています。UV(紫外線)カット機能というと、サングラスやメガネが思い浮かびますが、実はコンタクトレンズにもUVカット機能が備わっているものがあり、そうしたコンタクトレンズを使うと眼の負担の軽減が可能です。今回はUVカットコンタクトの選び方や、使い方のポイントを解説します。





1.UVカットコンタクトの概要

UVカットコンタクトとは、紫外線を吸収する役割がある「紫外線吸収剤」が含まれたコンタクトレンズのことです。紫外線吸収剤が、紫外線A波と紫外線B波をカットすることにより、レンズが触れる黒目や角膜を保護します。
眼は、直接外気にさらされているため、紫外線の影響を受けやすい器官です。眼が紫外線を浴びると、その情報が目から脳へ伝わり、メラニン色素が形成されて日焼けの原因になります。
紫外線カット機能の付いたコンタクトを利用することで、そういった日焼けの予防効果が期待されます。
ただ、UVカットコンタクトを使用しても、紫外線を原因とする眼病にかかるリスクを軽減できるかは、臨床試験においてはまだ確認されておりません。また、UVカットコンタクトだけでは、白目の部分を覆うことは不可能です。
眼全体を紫外線から守るためには、UVカットコンタクトだけではなく、サングラスや帽子など、他の紫外線対策を併用することが効果的です。



2. UVカットコンタクトのレンズ選びのポイント

UVカットコンタクトがどのようなレンズなのかが分かったところで、レンズを選ぶ際にどのような点を考慮すると良いのかを紹介します。



紫外線カット率

UVカットコンタクトの紫外線カット率は、素材や製品により異なりますが、中には90%以上のカット率を誇るものも見られます。ただ、カット率が明確に記載されている製品は、それほど多くはありません。
より安心して使用するためには、カット率が明記されている製品を選ぶ、もしくは眼科医に相談のうえ購入することをおすすめします。



自分の眼に合うものを選ぶ

眼には紫外線を防ぐ機能が備わっているため、オフィスワークや主婦の方など室内にいる時間が長い方は、コンタクトのUVカットはサポート程度で十分です。大切なことはUVカットの数値そのものよりも、自分の眼や生活スタイルに合わせて選ぶことです。
例えば、酸素透過率が高いと、長時間つけても疲れにくくなり、柔らかいものを選べば装用時の違和感を減らせます。さらに眼の乾燥を防ぐために、うるおい成分が含まれていることを意識する事もおすすめです。
このように、UVカットコンタクトを選ぶときにも、装着感や眼の健康を配慮して選ぶようにしてください。



3.UVカットコンタクトの効果的な使い方は「併用」!

コンタクトレンズは、角膜部分を覆うものであり、UVカットコンタクトを使ったとしても、白目の部分はカバーできません。
一方で、サングラスは広い範囲をカバーできるものの、横から入る紫外線を完全に防ぐことは困難です。特に、耳側から入る紫外線は、角膜で屈折して眼の鼻側に集中して届きます。
これはコロネオ現象と呼ばれ、紫外線が眼の正面から入ったときよりも、ダメージが大きくなるといわれています。
そこで有効なのが、UVカットコンタクトとサングラスを併用する使い方です。例えば、コンタクトだけでは、眩しさを低減することはできませんが、あわせてサングラスを使えば解消できます。つばの広い帽子も併用すれば、より紫外線から眼を守ることが可能です。
特に、5月から10月にかけての時期は、紫外線が非常に強いため、外回りで営業を行う職種や、長時間屋外で活動するなど、紫外線を浴びるリスクが高い人は、意識的に対策が必要と言えるでしょう。



4.UVカット効果が高いサングラスの選び方

UVカット効果を高め、眼を守るために、どのような基準でサングラスを選ぶと良いのでしょうか。最後にポイントを2つご紹介します。



紫外線透過率が低い・UVカット率が高い

紫外線カットの加工が施されているサングラスには、紫外線透過率もしくはUVカット率のいずれかが必ず記載されています。
紫外線透過率は、低い数値であるほど紫外線をカットする効果が高いため、1.0%以下のものを選びましょう。UVカット率は、反対に数値が高いほどカット効果も高いので、99%以上のものを選ぶようにしてください。
UVカット効果を持つサングラスには、紫外線の波長をブロックできる範囲を記載したものもあります。紫外線には3種類ありますが、このうち地上まで届くのは、A波とB波です。A波の波長は315~400nm、B波の波長は280~315nmですので、両方をブロックするには「UV400」と表示されたものを選ぶと良いでしょう。
近年では、白内障や黄斑変性症など眼疾病の原因となる有害光線をブロックする重要性も知られるようになりました。この有害光線をブロックするには、紫外線よりも少し長い波長も防げる「UV420」と表示されたものがおすすめです。



顔にフィットしてツルが太いもの

紫外線は、顔とサングラスの隙間から入り込んできます。紫外線が眼に入るのを最大限防ぐためには、できるだけ隙間をなくすことが大切です。
ツルが太いサングラスを選ぶと、顔の形にフィットしやすく、隙間から紫外線が入るのを防げます。



5.まとめ

UVカットコンタクトレンズは、紫外線をカットするのに大変役立ちますが、白目を含めた眼全体を覆うことはできません。
紫外線は、脳を刺激し日焼けの原因となるだけでなく、浴び続けることで蓄積され、眼病の元となってしまう可能性もあります。サングラスや帽子をうまく組み合わせて使い、大切な眼を紫外線から守るように心がけましょう。



S太

JINS WEEKLY編集部 S太
JINS歴12年。メガネ保有数100本超え。偏光レンズの良さを広めたい。








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