似合うメガネの判断基準などをご紹介します。サイズやバランスの基準、顔タイプ別の特徴や似合うフレームについても解説。「似合っているか不安...」という気持ちから開放されて、自信をもってメガネを楽しみましょう。
サイズの基本を抑えよう
メガネにはS、M、Lといったサイズが特にないので、選ぶ時にはコツが必要です。
①フレームの縦サイズ
メガネフレームを選ぶ際には、目安として縦のサイズは眉から顎先までの3分の1程度のものを選ぶと、顔の印象に影響を与えすぎずに、違和感なく馴染みやすいと言われています。
そのため「縦は何mmがベストバランス」といった基準はなく、一人ひとりにあったベストなバランスで決めるのが正解です。
②フレームの横サイズ
一般的に、顔の幅と同じ、もしくはやや狭めのものを選ぶとバランス良く見えると言われています。
顔の横幅よりも極端に広いフレームを掛けると、輪郭のバランスが崩れてしまったり、黒目の位置が寄ってアンバランスに見えたりすることがあります。違和感のない印象になるサイズが正解です。
また、横幅のサイズが小さく智元(ちもと)やテンプルが食いこんだりしていると頭痛の原因にもなるので試着の際にサイズ感問題ないか注意しましょう。
似合うメガネを判断する基準とは?
黒目の位置がレンズの真ん中に
似合うメガネを判断する基準の一つが、黒目の位置がレンズの真ん中もしくはやや内側にあることです。バランス良くメガネをかけていることは、似合っていることの第一条件です。客観的に分かりづらい時には写真に撮って確認するのもおすすめです。
レンズの真ん中に黒目が来ていない例
度付きのレンズを作成する際にも、黒目の位置やPD(瞳孔間距離)はとても重要です。その際にも、レンズの縦幅の真ん中もしくはやや上あたりに黒目がくるように、かけ心地の調整で位置を合わせます。
サングラスの感覚でフレーム上部と眉位置を合わせようとすると、メガネの場合には不自然になることがあるので気をつけましょう。極端にレンズの下の方に黒目があるようになってしまうと、違和感のあるアンバランスな印象になってしまいます。
また反対に、レンズの上部に黒目があると、メガネがずり落ちているようで、だらしなく頼りない印象にもなります。改善案としては鼻幅と鼻パットのフィッティング調整ができる可能性があるので、メガネ屋さんに相談しましょう。
似合うメガネを選ぶステップ
自分の「顔」の範囲を正しく把握する
メガネを選ぶ時の判断基準としての顔範囲のタテとヨコの定義では、おでこは「顔」に含まれません。「顔」とは、「眉毛から顎先までの縦幅」と「左右の頬骨の外側からをつなぐ幅」を指します。
「顔」の範囲を正しく把握することで、「顔タイプ」を導き出すことができます。「顔タイプ」がわかったら、顔タイプ別のおすすめメガネを参考に、より似合いやすいフレームを選ぶことができ、フレーム選びがよりスムーズになります。
また、目安としては、フレームの縦幅は、眉から顎先までの3分の1程度に収まるようにしましょう。眉のラインや骨格のバランスを参考に、メガネのリムラインとシェイプが近いものを選ぶとよりナチュラルに馴染みます。
自分の「顔タイプ」を判断する
自分の「顔」の範囲がわかると、自分の「顔タイプ」を判断することができます。
顔タイプ | 顔の縦の長さ※ | 顔の幅※ | 肉付き |
---|---|---|---|
丸顔 | 短め | 広め | ふっくら |
三角顔 | 短め | 広め | 細め |
四角顔 | 長め | 狭め | ふっくら |
面長 | 長め | 狭め | 細め |
※顔の縦の長さと幅を比較
縦横の幅のバランスでどちらの方に余白を感じられるか、また肉付きはほっそりしているかふっくらしているかで、どの「顔タイプ」に分類されるか分かります。
判断が難しいと感じた場合には、卵型をベーシックと仮定して、卵型に対して自分の顔の範囲では縦横どこが大きいもしくは小さいのかで考えるのもおすすめです。
加えて、フレームのサイズと顔のパーツの配置に気をつけるとベストな一本に出会えます。
顔のパーツの配置を理解することによって、黒目の位置もしっかりと把握することができます。
JINSオンラインショップでは、専用のアプリなどは不要で、リアルタイム3D試着でお店に行かないでもお家でもどこでも、無料で簡単にバーチャル試着が可能です。さらに、JINSオリジナルAI人工知能で、試着したメガネの似合い度を判定してくれます。
自分の「顔タイプ」の診断が難しいと感じる方でも安心です。
顔タイプ別おすすめメガネ
丸顔タイプ
Ultra Light Airframe Combination ¥8,800>
丸顔タイプに似合うフレームは、スクエア型が特におすすめです。全体的に曲線的で柔和な雰囲気の丸顔に、直線的でシャープな要素が加わることで、すっきりとした印象になります。
クールになりすぎたくない場合には、選ぶ色をブラウンやシアーカラーにしてマイルドにする方法もおすすめです。反対に、丸みのあるフレームを選ぶと、顔の丸さや曲線的なフェイスラインを強調する可能性があります。
顔タイプに応じた似合うメガネの選び方は、足りないところを補ったり余白を補正することで、バランス良く仕上げます。
「丸顔」の人に似合うメガネはこんなタイプ!〈似合うメガネ・顔型別ガイド〉
三角顔タイプ
三角顔タイプに似合うフレームは、天地幅の大きすぎないスリムな型がおすすめです。
頬から顎にかけてのラインがシャープでキリッとした印象を抱かれやすいので、よりマイルドに見せたい場合にはオーバル型のフレームがおすすめです。また、クールに見せたい場合にはスクエアもおすすめです。
気をつけたい点としては、頬の張りに当たらないように、あまり天地幅が広すぎない縦長でないフレームがバランスが良いでしょう。
アクセントやテンプルが上の方についていないものもおすすめです。視線が上に引っ張られることで、視覚効果で顎のラインのシャープさを強調してしまいます。
四角顔タイプ
四角顔タイプに似合うフレームは、オーバルやラウンド・ボストン型が特におすすめです。
直線的でメリハリのあるフェイスラインなので、曲線的なフレームを合わせるとマイルドな印象になります。
あえて華奢で繊細な印象のメタルのラウンドフレームなどをかけるのも軽やかになり、魅力に深みが増しておすすめです。また、ボストン型の中でもハーフリムやサーモンとなど知的な印象のフレームも大人っぽくシックにまとまります。
面長タイプ
面長タイプに似合うフレームは、ウェリントン型が特におすすめです。
顔の横幅が狭く、縦長に余白のあるバランスなので、天地幅のあるフレームで余白を埋めるとバランス良くまとまります。
また、大人っぽくみられやすい面長タイプの方で、マイルドに優しくみられたい場合には天地幅のあるボストンタイプも好相性です。
ほっそりとしてシャープな印象のフェイスラインなので、選ぶフレームはセル生地なら厚みがあるものやシェイプでボリュームを出せるものが良いでしょう。
まとめ
メガネには、レンズの縦サイズの参考になる天地幅の値や、フレームの横サイズの参考になるレンズの横幅やブリッジ(鼻部分)幅も表記されています。
しかしサイズの目安がわからないという方も少なくありません。
似合うメガネを探す時や試着時などは、サイズバランスの基準、顔タイプ別の特徴や似合うフレーム、似合うメガネの判断基準などを参考にすればお気に入りの一本に巡り会えます。
よくある質問
Q.顔が大きい人はメガネが似合いませんか?
大きな顔でも、似合うメガネはあります。ポイントは適切なサイズとバランスです。縦は眉から顎先までの3分の1程度、横は顔の幅と同じかやや狭いものが良いです。黒目の位置がレンズの中央やや内側に来るように選ぶと、バランスが良く見えます。自分の顔タイプに合ったメガネを選ぶことで似合いやすくなります。
Q.似合うメガネの選び方を教えてください
メガネの選び方の基準は、縦のサイズは眉から顎先までの3分の1程度、横は顔の幅と同じかやや狭いものが適切です。黒目の位置がレンズの中央やや内側に来るように選び、顔タイプに応じたフレームを選ぶことが重要です。