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カラーレンズは濃さで役割が変わる?濃度別おすすめの使い方

2023.03.07

JINS WEEKLY編集部のJ子です。
近年人気のあるカラーレンズのメガネが気になる人は多いでしょう。でも、色合いと濃さにさまざまなバリエーションがあるので悩んでしまう方もいるようです。
実はカラーレンズはオシャレなだけでなく、その色や濃度によって効果や使い方が変わります。購入するときはレンズの特徴を押さえて、目的やシーンに合わせて選びましょう。
今回はカラーレンズのメリットを紹介したうえで、濃度による役割の違い、濃度別のおすすめの使い方などについて解説します。





1.カラーレンズのメリット

カラーレンズは濃度や色合いのバリエーションが豊富で、サングラスよりも幅広い使い方や効果があるのが特徴です。具体的なメリットをみてみましょう。


スポーツやドライブ時のまぶしさを軽減できる

使用シーンに合ったレンズの色を選ぶと、まぶしさ軽減などの嬉しい効果を得られます。特に、50%程度以上の濃度のカラーレンズが効果的です。
ゴルフやスキーなら、太陽光のまぶしさや芝生、雪などによる反射を抑えるブラウン系がおすすめです。光のちらつきが減ってコントラストがはっきりします。
旅行などレジャーでは、自然な見え方に近いグリーン系のレンズがいいでしょう。裸眼との色調差が少ないので慣れやすいです。長時間のドライブにも良いでしょう。
夜間ドライブが多い方は濃度が低いブルー系のレンズにしておくと、赤や黄色のテールランプのまぶしさをカットし、ヘッドライトの強い光も和らげてくれます。サングラスは夜間の運転で使用できないので、色の薄いカラーレンズならではのメリットですね。



疲れた表情を健康的に見せてくれる

カラーレンズは表情をキレイに見せてくれる効果もあります。ブルー・イエロー・ピンク・グリーンといった明るい色調のカラーレンズには、目もとのくすみや肌の赤みを目立たなくしてくれる効果があるので、肌の調子がよくないときやメイクをする余裕がないときにも重宝するでしょう。
明るい色のカラーレンズは、スタイリッシュで若々しい印象も与えます。服装とレンズを組み合わせてコーディネートすると、グッとおしゃれな雰囲気になりますよ。



上品な印象で季節や場所を選ばず使える

サングラスは夏に使うイメージが強く、フレームも大きめでカジュアルなデザインのものが多いため、夏以外の季節や通勤などで使うのは抵抗がある人も多いでしょう。
その点カラーレンズなら、普通のメガネフレームに入れられるので使用シーンが多くかけやすいです。
シンプルなフレームに薄い色合いの上品なカラーレンズを合わせれば、メガネと同じ感覚でビジネスシーンでも使用できることも。冬の服装に似合うおしゃれなフレームも多いので一年中自由に使えるのは嬉しいポイントですね。



サングラスよりマスクとの相性がいい

いまは感染症対策でマスク着用が多くなっていますが、サングラスとマスクの組み合わせは怪しい雰囲気になりがちで眩しくてもかけるのをためらってしまいます。そんな場合もカラーレンズがおすすめです。
カラーレンズはサングラスと同じようなまぶしさの緩和効果があり、濃度控えめで優しい印象のカラーを選べば、マスクと合わせても自然な印象になります。
マスクにもさまざまな形やカラーのものがあるので、カラーレンズとのコーデを楽しんでみてもいいかもしれませんよ。



2.カラーレンズは濃度で役割が変わる

眼鏡専門店などで扱われているカラーレンズの濃度は、10%程度・15%程度・30%程度・50%程度・75%程度の5種類くらいに分かれています。濃度や可視光線透過率によってまぶしさや印象が大きく変わるので、使用目的や使用シーンのTPOに合わせて選ぶのがおすすめです。
例えば、本来サングラスはビジネスシーンにそぐわないアイテムですが、濃度10%程度のカラーレンズなら目がしっかりと透けて見えるのでオフィスでも違和感が出にくいでしょう。
その代わり、濃度が低いレンズは遮光効果が低めになります。屋外や日中の運転時のまぶしさはあまり緩和されません。主に屋外で使用する予定ならもう少し高めの濃度が必要です。カラーレンズは用途に合った濃度を確認してから選びましょう。



3.カラーレンズの濃度別おすすめの使い方

カラーレンズの濃度別の特徴とおすすめの使い方をみてみましょう。

レンズ濃度の目安10%以下
レンズの印象と機能

無色レンズとほとんど変わらない、よく見ると色付きと分かる程度。公的な場所や堅めの職場でも使える。
眩しさを抑える力は弱いが、レンズ色で眼精疲労緩和や集中力アップ、顔色や目元のくすみを明るく見せる効果が期待できる。

可視光線透過率目安
90%以上
眩しさ防止
おすすめの使い方

目元や疲れ目のフォロー
夜間ドライブ

レンズ濃度の目安15%
レンズの印象と機能

外からみると何となくカラーレンズと分かる。
メガネに近い印象で、室内や夜間も違和感なく使える。
室内灯や夜間ドライブのまぶしさ緩和、顔色のフォローに役立つ。
※夜間運転に適しているカラーレンズは濃度10~15%まで。

可視光線透過率目安
85%
眩しさ防止
おすすめの使い方

目元や疲れ目のフォロー
夜間ドライブ

レンズ濃度の目安30%
レンズの印象と機能

レンズに色がついているのが一目で分かるのでファッションとして楽しめる。
しっかりと目が透けるのでマスクとも併用しやすい。
15%より眩しさが軽減できるが、室内等は視界が悪くなりやすいので注意。

可視光線透過率目安
70%
眩しさ防止
△+
おすすめの使い方

屋外スポーツ/お出かけ
カラーファッションを楽しむ

レンズ濃度の目安50%
レンズの印象と機能

目はあまり透けず、カラーレンズの印象が強い。
サングラスのイメージに近く、カジュアル度が高くなる。
濃度50%以上になると屋外のまぶしさ防止効果が実感できる。
室内は視界が悪くなりやすいので注意。

可視光線透過率目安
50%
眩しさ防止
おすすめの使い方

屋外スポーツ/アウトドア
日中のお出かけ
夏のファッションを楽しむ

レンズ濃度の目安75%
レンズの印象と機能

目はほぼ透けず、一般的なサングラスと同じ印象。
しっかり眩しさを抑えたい方におすすめ。

可視光線透過率目安
25%
眩しさ防止
おすすめの使い方

屋外スポーツ/アウトドア
日中のお出かけ
夏のファッションを楽しむ


濃度10%以下のカラーレンズは透明に近くナチュラルな印象なので、オフィスシーンやフォーマルな場面で使っても差し支えないでしょう。
濃度15~30%からはカラーが分かりやすくなりつつ眼も見えるので、日常のさりげないファッションアイテムとして楽しみたい方はこのくらいの濃度がおすすめです。
50%以上の濃度になると、目元があまり透けずカジュアル度も高くなります。まぶしさをしっかり遮ってくれるのでサングラスに近い使い方ができるでしょう。



4.カラーレンズの濃度とUVカット性能は関係ない

カラーレンズの色が濃いとまぶしさが減るので紫外線もカットされているような気になりますが、実は濃度とUVカット性能は全く関係ありません。
紫外線を遮断するレンズには、紫外線の波長や反射を抑えるコーティング加工が必要です。レンズカラーが濃いからといってUVカット機能があるとは限らないですし、逆に、透明に近いような薄いカラーであってもUVカット機能が備わっていれば紫外線から眼を守れます。
カラーレンズの購入時は紫外線カット率もチェックするようにしましょう。
JINSのカラーレンズなら色の濃さとは関係なく、全てのアイテムが紫外線99%以上カットになっているので、UV性能の心配なく好みに合わせて自由に選べますよ。



5.まとめ

レンズにさまざまな色がついたカラーレンズは、サングラスと同じようなまぶしさ軽減効果がありながら、日常に馴染む濃さやデザインが多いのが特徴です。さらに、肌や表情を明るく見せたり、ファッションとして楽しんだり、マスクとも合わせやすいという意外なメリットもあります。
カラーレンズは濃度によって機能が変わるので、用途に合った濃さを選ぶのも大切です。ビジネス使用なら濃度10%以下、おしゃれのアクセントなら15~30%、しっかりまぶしさを防止するには50%以上が良いでしょう。
また、カラーが濃くてもUVカット機能が伴うとは限らないので注意が必要です。カラーレンズの購入時は紫外線カット率も確認してから選ぶと安心です。



J子

JINS WEEKLY 編集部J子
JINS歴10年。メガネ保有数45本のメガネフリーク。現在はAirframeシリーズを愛用中。




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