9月1日は「防災の日」です。折しも今年は関東大震災発生からちょうど100年。いま一度、万が一の事態への備えを見直してはいかがでしょうか。
JINS WEEKLYでは過去に何度か防災関連のトピックを扱っていますが、今回は特に「普段はコンタクトレンズで、メガネは家だけ」という方に向けて、心に留めておくべき点などをまとめました。メガネはコンタクトレンズを外した時だけの"つなぎ"といった意識だと、準備が不十分かもしれません。いざという時に慌てないよう、この機会に確認することをおすすめします。
「見えない」は危険で不安。できる備えは万全に!
災害に遭遇したら、住み慣れた場所でも状況が激変します。近所の道路や河川、周囲の建物などに加え、自宅ですら、家屋の破損や浸水、家具の倒壊といった、思わぬ事態が発生することも。そんな時、コンタクトレンズやメガネが使えず「見えない」状態で過ごすのは、とても危険で不安です。いつもの見え方で過ごせるよう、できるかぎりの対策はしておきましょう。
「普段はコンタクトレンズ」でも、メガネの準備は必須です
コンタクトレンズがメインの生活に慣れていると、メガネで日常生活を送るのが少しおっくうかもしれません。ですが、災害時は、断水や停電で生活インフラが乱れがち。衛生面を考えると、メガネで過ごすのがベターです。コンタクトレンズの思わぬ破損や、使い捨てコンタクトレンズを切らしてしまうといった事態も起こりうるため、コンタクトレンズ派も、日常生活に問題なく使えるメガネを1本用意しておきたいものです。
「防災の日」メガネチェックリスト
➡︎ 今の視力にメガネが合っているか
少なくとも年に1回は、視力測定と、適切な度数の確認を。
➡︎ メガネのかかり具合は問題ないか
きつすぎないか、ゆるすぎないか。長時間かけることを想定してチェック。
➡︎ メガネの不具合や破損はないか
フレームやパーツのゆがみ、小さな破損といった不具合は、家でかけるだけだとつい放置しがち。きちんとメンテナンスしておきましょう。
➡︎ すぐに持ち出せるよう準備しているか
就寝時は常に枕元に置くのはもちろん、余裕があれば、予備のメガネを防災バックに入れておくとベターです。
万が一に備えるなら、こんなメガネが最適です
「いっそのこと、これを機会に、万が一の時に使いやすいメガネを」と考えるなら、メガネを新調するのも一案です。災害に遭遇した時、その後の避難生活を想定した時に、使いやすいメガネをピックアップしました。
◎「鼻パッド一体型」に加え、かかり具合の調整もできる1本
万が一「壁や柱などにメガネをぶつけた」といった時、不具合が出がちなのが鼻パッド。鼻パッドが独立した「クリングスタイプ」は細かな調整が可能ですが、やや衝撃に弱いため、ケガや破損のリスクが比較的少ない「鼻パッド一体型」を選ぶのがベター。耳にかかる部分が3段階に曲がるので、メガネ屋さんに行けない時も、自分でかかり具合を調整できます。
◎「軽さ」と「装着感のよさ」が、ストレスを軽減
もしも被災したら、心身への負担は想像を絶します。衣服やメガネなど身につけるものは、できるだけストレスをためないモノ選びが大切です。しなやかなテンプルが頭にフィットするヒンジレスタイプのメガネは、抜群のフィット感と軽さで、ストレスフリーのかけ心地と評価の高い1本です。
◎「痛くなりにくいテンプル」や、シリコン製鼻パッドが安心
「家での時間を快適に過ごす」を目指した1本は、ゆるやかにカーブして頭に沿い、横になっても痛くなりにくいテンプルや、ソフトなシリコン製の鼻パッドなど、リラックスできるかけ心地が特徴。丸みをおびたやさしいフォルムや、Airframe素材の軽さも評判です。「防災も意識するけど、普段使いしやすい、トレンドっぽさもほしい」という人に。
\ TIPS /
経験者の声から知る「粉塵対策メガネ」の大切さ
いくら不測の事態に備えても、実際に体験しないとわからないこともあります。
例えば、過去の災害時に想定外だったとの声が聞かれたのが「砂ボコリや粉塵(ふんじん)のすごさ」です。建物や家の周辺に流れ込んだ土砂が乾くと、大量の砂ボコリが発生します。ひどいと目を開けていられないほどで、目の異常を感じて眼科で診察を受ける人も多かったそう。目を守るために、ゴーグルや花粉対策用メガネがほしかったという声もありました。
JINSの花粉症・飛沫対策メガネはこういった時にも活躍します。通常は花粉や飛沫の対策に、そして万が一の時にも使えるメガネとして持っておくのも手です。
災害は起こらないに越したことはありません。ですが、地震の可能性はゼロではなく、また例年この時季は、大雨や台風などのニュースが報じられます。全国どの地域にいても災害と無縁ではなく、万が一に備えての準備が求められます。
一般的な防災関連の記事はメガネについて触れられていないことも多く、普段はコンタクトレンズをメインで使用していると、なおのこと具体的な対策がわかりづらいかもしれません。この記事を参考に、ぜひ「メガネは家だけ」派の人も、備えを意識してみてはいかがでしょうか。そしてもし、家族や知人など周囲に同様の人がいたら、情報をシェアして、心構えや対策を話し合っていただけたら幸いです。