JINSのお店に来るお客様から、さまざまな相談や質問を受けるスタッフ。それらに対応していると「スタッフにとっては当たり前の知識でも、お客様には意外と知られていない!」と気づく事柄が少なくありません。そんな"あるある"を、数回にわたって不定期でお届けします。第3回はレンズ編です。これを知っていれば、かなりのメガネ通!
「紫外線対策でサングラスをかけているのに、瞳孔が開くなら逆効果?」と不安になっている方が多くご来店されます。瞳孔の大きさは周囲の明るさで変わり、サングラスをかけている時は裸眼やクリアレンズの時よりやや大きくなります。しかし、JINSのサングラスはすべて99%以上紫外線をカットするため、あまり神経質になる必要はありません。色の濃いレンズはまぶしさを抑える効果があるので、特にまぶしさ対策したい場合には色の濃いレンズを選ぶ方がベター。なおJINSには、レンズの表面だけでなく、裏面に反射する紫外線も約95%カットする「UVダブルカットレンズ」もあります。メガネの隙間から入る紫外線が気になる方はこちらもおすすめです。
室内ではクリアなのに、屋外ではサングラスに変化するレンズは「調光レンズ」といいます。「光で色が変わるから変光(=ヘンコウ)レンズ?」と誤解されがちですが、「変光レンズ」というレンズはありません。ですが、実は「ヘンコウレンズ」は存在します。「偏光レンズ」という、特殊なフィルターにより反射光を抑えるレンズです。JINSでは「調光レンズ」と「偏光レンズ」の両方を取り扱っているため若干ややこしいですが、うろ覚えで不安になったらスタッフに確認すれば大丈夫です。
時間が経つとメガネが下がってしまい「メガネが重いせいかな」なんて思ったことありませんか? 原因はメガネの重さではなく、フィッティングの調整不足かもしれません。メガネは重さを耳と鼻で支える構造で、このバランスが崩れると、ズレてきたり、重く感じたりすることがあるのです。気になったらぜひスタッフに相談を。なおフィッティングの確認や調整は、購入したお店に限らず全国どこのJINSでも対応可能です。
レンズは屈折率により厚さが変わり、同じ度数でも数字が大きいほどレンズが薄くなります。見た目の印象から薄い方が軽いと思いがちですが、実は同じ度数で比較すると薄い方が重いこともあるのです。これは屈折率が高いほど分子の密度が高くなるため。ただし重さの違いはごくわずかで、実際に持って比べてもわからないほどなので、もしメガネの重さが気になるなら、レンズサイズが小さいメガネを選ぶのも手です。レンズの最適な薄さは度数などにより変わるので、スタッフが提案させていただきます。
特に度数の高い人は、度が入ったメガネをかけて「度なしレンズで試着した時より目が小さく見える」と感じることがあるかもしれません。イメージ的に薄いレンズの方が、このギャップが小さい気がしますが、同じ度数ならほとんど変わりません。もし目が小さく見えるのが気になるなら、レンズサイズが小さいメガネを選ぶと、目の錯覚を利用してカムフラージュできます。そのほかにもいくつかの対策があるので、以下のリンクもあわせてご覧ください。
「メガネをかけると目が小さく見える」を防ぐには?>
レンズについての知識は専門的なことも多く、なんとなくのイメージで判断すると「こんなはずじゃなかった」なんてことにもなりかねません。少しでも疑問や不安を覚えたら、何なりとスタッフにお声がけいただければ幸いです。
実際にJINSのショップで起こったやりとりから生まれたこちらのシリーズ。これまでの「商品・サービス編」「フレーム編」もあわせて読んで、メガネ選びや、毎日のメガネライフの参考にしてください。