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度数が強いメガネの選び方や作り方のポイントを近視・遠視・乱視別に徹底解説!

2021.08.18


近視・遠視・乱視を問わず、度数が強いメガネをかけている方の中には、メガネをかけたときの見た目に悩んでいる方が多くいます。

本記事では、度数が強いメガネの選び方や作り方のポイントを、近視・遠視・乱視別に解説していきます。メガネ選びで困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。



近視・遠視・乱視の違いとは?

日頃からメガネやコンタクトを利用する方であれば、近視や遠視、乱視という言葉を耳にしたことがある方は多いでしょう。「視力が悪い」と一言で表しても、手元が見えにくい、遠くが見えにくいなど、特徴が異なります。


近視 遠視 乱視
近くは見えるが遠くはぼやけて見えにくい 近くも遠くも見えにくい 物がブレて見える

それぞれ見え方が異なるため、近視・遠視・乱視によってレンズの形状にも差があります。

近視に利用されるレンズは凹レンズです。レンズの中心は薄めですが、縁は厚くなります。度数が強くなるほど縁が厚くなるのが特徴です。

一方で遠視には、凸レンズが使われます。近視とは逆にレンズの縁は薄く、中心が厚くなっています。度数が強くなるほどレンズの中心が厚くなるのが特徴です。

乱視を補正する乱視用レンズは、円柱を縦方向に垂直に切り取った形をした円柱レンズを用いますが、遠乱視の場合には凸円柱レンズを、近乱視の場合には凹円柱レンズを使用します。度数が高くなると、レンズの厚みや形状がより顕著になります。




近視・遠視・乱視の強度数はどこから?

一般的に近視や遠視、乱視の強度数は、屈折度数を表すディオプター(D)という単位を使って表します。近視の場合はマイナス(-)、遠視はプラス(+)で表示され、乱視も多くの場合はマイナス(-)で表示されますが、プラス(+)で書かれていることもあります。


近視 遠視 乱視
弱度 -3.0D未満 +3.0D未満 ±1.0D未満
中等度 -3.0D以上-6.0D未満 +3.0D以上+6.0未満 ±1.0D以上3.0未満
強度 -6.0D以上 +6.0以上 ±3.0D以上

自分の度数を正しく把握して、適切なレンズを選びましょう。




近視で度数が強い場合のメガネフレーム・レンズの選び方

次は、近視で度数が強い場合のメガネフレーム・レンズの選び方をご紹介します。見た目へ影響しにくいレンズを選びたい方は、ぜひ参考にしてください。



薄型レンズにする

見た目への影響を少なくするには、薄型レンズが最適です。
メガネにレンズをはめるとフレームからレンズがはみ出て気にされる方がいらっしゃいます。度数が強いほどレンズの外側に厚みが出ます。
薄型レンズにすることで、見た目の厚みを少し軽減することができます。JINSのメガネレンズは標準で片面非球面レンズとなっており、追加料金無しで薄くすることが可能です。



両面非球面レンズにする

片面非球面レンズから両面非球面レンズに変更すると、厚みをさらに減らせます。
片面非球面レンズは、厚みが出やすく周辺の視野が歪みやすい球面レンズよりも、薄くて歪みが少ないという特徴があります。しかし、強度近視では通常よりもレンズに厚みが出るため、さらに薄く、歪みも少ない両面非球面レンズが最適です。
中央部分と周囲の厚みの差が小さくなるため、周辺部の歪みが少なくなり、フェイスラインがへこんで見えるのを防ぎます。



レンズ幅が狭く小さめのフレームを選ぶ

近視用のメガネはレンズの縁が厚くなりやすいため、レンズ幅が広く大きいフレームだとレンズの厚みが目立ってしまいます。レンズ幅が狭く小さめのフレームを選ぶことで、見た目への影響を軽減できるほか、周辺の歪みやにじみが感じやすくなる問題も軽減できます。

また強度近視用メガネはどうしても重くなりがちですが、レンズ幅が短いものを選ぶと重量を軽くすることも可能です。





遠視で度数が強い場合のメガネフレーム・レンズの選び方

続いては、遠視で度数が強い場合の選び方を見ていきましょう。



メッツ加工を施す

先ほど近視のメガネを選ぶ場面で薄型レンズや両面非球面レンズを選ぶのが効果的だとお伝えしましたが、メッツ加工でもレンズの厚みは減らせます。

メッツ加工とは、レンズの側面を削って磨き上げ、厚みを目立たなくする加工のことです。レンズの不要な部分を最大限削り落とし、歪みを減らして見た目への影響を軽減させます。メッツ加工はJINSでも対応しておりますので、気になる方はお気軽にご相談下さい。



凸レンズをオーダーメイドで作る

オーダーメイドレンズとは、個々の視力状態やフレームに合わせて特注で作られるレンズです。メガネを使用するシーンに応じてレンズのタイプを変更したり、見え心地の調整が可能です。さらに、屈折率の高いレンズを選ぶことで、レンズの厚みを薄くすることもできます。これにより、機能性とスタイルのバランスが取れたメガネが完成します。





乱視で度数が強い場合のメガネフレーム・レンズの選び方

乱視のメガネ選びで困っている方は、次の選び方を参考にしてみましょう。なお、乱視を矯正する円柱レンズは、検査や製法もより複雑になります。適切なメガネを選ぶには専門家のアドバイスをもらうようにしましょう。



両面非球面レンズにする

乱視は、縦方向や横方向、斜め方向でピントが合わず、ぼやけて見えます。近視や遠視は左右で度数が異なることが多いですが、乱視は片方の目の縦と横(斜め)で度数が異なります。

乱視用のレンズは、異なる度数を持つ2つの屈折面を持ち、乱視の矯正が可能です。1枚のレンズに2つの異なる度数が存在し、レンズの表面と裏面に異なる度数が設計されています。

両面非球面レンズは、レンズの表面と裏面の両方に非球面設計を採用しており、これにより視界がよりクリアになり、レンズ自体も薄く、軽くなります。この設計により、乱視の方でも非常に見えやすくなります。



フレームはラウンドかボストンを選ぶ

横方向に歪んで見える「倒乱視」の場合には、眼がやや縦長に見える可能性があり、レンズの度数が強いと眼が小さく見えます。眼が小さく見えるのを抑えるには、レンズ幅を狭くできるラウンドかボストンのフレームを選ぶのがおすすめです。


ラウンドタイプ

ラウンドタイプはフレームが円形のメガネで、いわゆる丸メガネと呼ばれるものです。横の長さがスクエア型よりも短くなるため、顔の歪みが軽くなります。
顔の輪郭が四角や三角の方に良く似合い、個性的な雰囲気を演出できます。

おすすめのラウンド型フレームはこちら>



ボストンタイプ

あまり目立たない形を好まれる場合は、ボストンタイプがおすすめです。丸に近い緩やかな逆三角形をしており、ラウンドタイプよりも大人しく上品な印象です。
ボストンタイプは丸顔や三角顔に似合うといわれており、日本人の顔にも馴染みやすいでしょう。

おすすめのボストン型フレームはこちら>





度数が強いメガネをつくるときのポイント・注意点

最後は、度数が強いメガネをつくる際のポイント・注意点を3つご紹介します。



眼科やメガネ専門店で視力を測定する

初めてメガネを購入する方はもちろん、メガネを再購入したりレンズの度数を調整したりする場合は、必ず眼科やメガネ専門店で視力を測定しましょう。適切な度数でメガネをつくらないと、ピントを合わせられないほか、目を疲れさせてしまいます。

とくにオンラインショップで購入する方は、「多分このくらいの度数だろう」と正しい度数を知らないまま注文する方もいます。店舗やオンラインにかかわらず、目を守るためにしっかりと事前に視力を測定しておきましょう。



フィッティングをする

度数の強いメガネをつくるときは、かけ心地や見た目を確かめるフィッティングが非常に重要です。顔の幅に合っているか、レンズと眼の中心が合っているか、ジャストサイズのフレームを選ぶためにはフィッティングが欠かせません。

適切な大きさのメガネを着用しないと、かけ心地が悪いだけでなく、目の疲労を発生させる原因となってしまいます。購入する際は、必ずフィッティングで最適なメガネに調整しましょう。



アフターサービスが充実しているかを確認する

アフターサービスが充実している店舗でメガネを購入すると、安心して使用できます。購入当初は問題がなくても、使用しているうちにネジが緩んだり、見え方に不具合が生じることがあります。

JINSでは、ノーズパッドや丁番のネジが緩んだり外れたりした場合、無料でネジの締め直しや新しいものへの交換を行っています。また、購入日から6ヶ月以内であれば、フレームとレンズを合わせて2回まで保証があり、日常使用で見え方に不具合が生じた場合も保証対応いたします。さらに、JINSで購入したメガネは、購入店舗に限らず全国のJINS店舗で保証や修理が可能です。

JINSの安心サポート>





まとめ

今回は、度数が強い方向けにメガネの選び方や作り方のポイントをご紹介しました。近視、遠視、乱視でそれぞれ特徴が異なりますが、近視の方はメガネをかけたときに目が小さく見え、遠視の方は逆に大きく見えるなど、見た目で悩んでいる方は多くいます。

見た目への影響を少なくするには、薄型・両面非球面・メッツ加工を施したレンズを選ぶことがコツです。また、つけ心地を考慮して軽量なメガネを選ぶのもポイントです。購入する際は必ずフィッティングをして、自分に合ったメガネを選びましょう。





S太

JINS WEEKLY編集部 S太
JINS歴12年。メガネ保有数100本超え。偏光レンズの良さを広めたい。







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【Staff credit】「JINS Editorial Department」(JINS編集部)

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