JINS WEEKLY編集部のJ子です。
紫外線が眼から入ると日焼けすることから、目のかゆみの原因も紫外線だと考える方が増えています。
今回は、紫外線で眼がかゆくなることがあるのか、また眼がかゆくなる原因やかゆくなった時の対処法についてご紹介していきます。
1.紫外線で眼がかゆくなることはあまりない
2.眼にかゆみが出る原因
異物が眼に入った
眼の乾燥
細菌やウイルスによる眼病
3.眼のかゆみは、こすらず冷やす
4.眼の紫外線対策は健康のために欠かせない
5.紫外線が招く眼の病気
日光アレルギー(光線過敏症)
雪目(電気性眼炎)
6.まとめ
1.紫外線で眼がかゆくなることはあまりない
紫外線が直接的な原因で眼がかゆくなることは、実はあまりありません。かゆみの主な原因は、異物や感染症、アレルギー性結膜炎であるのがほとんどです。自宅のハウスダストやペットの毛など、年間を通して眼をかゆくする原因物質が私たちの周りにはあふれています。
ただ、紫外線が直接的な原因にはならなくても、引き金となってアレルギーが発症することはありますので、十分に注意が必要です。紫外線を大量に浴びると体内にアレルゲンが作られるため、これまでなかったアレルギーが突然発症することもあります。
2.眼にかゆみが出る原因
アレルギー性結膜炎以外にも、ものもらいやドライアイなどウイルスや乾燥が原因でかゆみが起こることがあります。ここでは、眼にかゆみが出る原因をご紹介します。
異物が眼に入った
眼は身体の中でも重要な機関のひとつであるため、正常な状態を保とうとさまざまな防衛機能が働くようにできています。
そのため、ほこりやまつげ、細菌といった外部からの異物が入ると、それらを外に出すために眼の組織が活発化されます。その動きが、かゆみとして出ることがあるのです。
眼の乾燥
仕事や趣味などでPCやスマホ画面を長時間見ていると、まばたきの回数が少なくなって眼が乾燥し、眼がかゆくなる場合があります。
また、コンタクトを長時間装着してもやはり眼が乾燥してしまい、かゆみを引き起こしてしまいます。
細菌やウイルスによる眼病
感染性結膜炎や春季カタル、ものもらいなどの感染症は、症状としてかゆみを伴うことがあります。もし腫れや異常なほどにかゆみがある場合は、早めに眼科を受診するようにしましょう。
3.眼のかゆみは、こすらず冷やす
眼がかゆい時に、思わずこすってしまうことがありますが、眼のかゆみの原因が異物だった場合は、こすることで眼を傷つけてしまい最悪失明する可能性がありますので、かゆくてもこすらないようにしましょう。
また、かゆみを抑えるために眼を水で洗い流す行為も、砂やほこりなどの異物が入っている場合は有効ですが、それ以外が原因だった時には涙のバリアー機能を奪ってしまうため、あまりよいとは言えません。
もし眼がかゆいと感じた時には、清潔な濡れタオルなどで眼を冷やすとかゆみが和らいでいきます。また一時的に眼をとじる、アイマスクをつける、コンタクトをメガネに変えるなど、眼を休めることも有効です。
こうした対処をしてみてもかゆみが続く場合には、すみやかに眼科を受診するようにしましょう。
4.眼の紫外線対策は健康のために欠かせない
眼から入る紫外線は、老化を促進させる、色素沈着を起こす、眼精疲労などにつながるなど、かゆみだけでなく美容や健康の面でもさまざまなデメリットを与えるため、対策を考えることは重要です。
眼を紫外線から守るためには、UVカットメガネやサングラスをかける、つばの広い帽子をかぶるなどがおすすめです。紫外線は1年中降り注いでいるものですので、季節を問わずに毎日しっかり対策するようにしましょう。
5.紫外線が招く眼の病気
最後に、紫外線が眼に入ったことで起こる可能性のある病気についてお伝えしていきます。紫外線が眼に入ったことによる眼の異常としては、眼の充血や痛みが現れることが多いです。
日光アレルギー(光線過敏症)
紫外線を大量に浴びた時には、日光アレルギーになってしまうことがあります。アレルギー反応としては皮膚にかゆい発疹などが出ることが多いのですが、ひどい場合には眼にまで症状が現れるケースもあります。
主な症状:充血、まぶたの腫れ、涙が出る、ゴロゴロ感
雪目(電気性眼炎)
雪目はスキーや海水浴場などで長時間、眼に紫外線が入った後に発症しやすい病気です。一般的には、紫外線を浴びてから6-10時間後程度に以下のような症状が現れます。
主な症状:充血、涙が出る、ゴロゴロ感、眼の痛み、まぶしさなど
そのほか白内障や翼状片など、中年以上になってから発症する眼病も、紫外線と大きな関係があるとされています。
6.まとめ
紫外線が直接の原因となって、眼のかゆみが引き起こることはあまりありませんが、浴びすぎると日光アレルギーになり眼にかゆみなどの症状が現れる場合があります。眼がかゆくなる原因にはさまざまなものがありますが、かゆみが気になったとしてもこすらずに対処することが大切です。
もしかゆみが強いと感じた場合、あるいはかゆみが長く続く場合には、眼科を受診するようにしてください。
JINS WEEKLY 編集部J子
JINS歴10年。メガネ保有数45本のメガネフリーク。現在はAirframeシリーズを愛用中。