JINS WEEKLY編集部のS太です。
度付きサングラスの購入前に、注意点を知っておくことは重要です。
度付きサングラスはサングラスとメガネ、両方の機能を併せ持っています。そのため、一般的なサングラスと同じ感覚で使用できると思っていると、後に意外な点で不便さを感じてしまうかもしれません。
そこで今回は、度付きサングラスを購入する前に知っておきたい注意点について解説していきます。
1.購入前に押さえておこう!度付きサングラスの注意点とは?
度数によってはフレーム選びに制約が出る
メガネフレームをベースにすると光や紫外線が入りやすい
ハイカーブフレームは対応可能か事前確認が必須
偏光レンズは一部フレームに制約がある
2.度付きサングラスの使用上の注意点
天気や時間帯によってはメガネと併用する必要がある
視力が変わるとレンズを作り直す必要がある
3.JINSでは度付きサングラスの作成が可能
4.まとめ
1.購入前に押さえておこう!度付きサングラスの注意点とは?
まずは度付きサングラスを購入するうえでの注意点を解説します。レンズとの相性や形状により度入りサングラスに対応できないフレームもあるため、事前に注意点を把握しておきましょう。
度数によってはフレーム選びに制約が出る
レンズの度数によっては、対応できないフレームもあります。例えば、近視の度数が強いと、フレームの形状やレンズの大きさなどによっては度付きサングラスにできない場合があります。
また、厚みのあるレンズを、リムの大きいフレームに入れると重量が増すため、頻繁にズレ落ちてしまうことも考えられます。一方、リムの小さいフレームであれば大きいフレームに比べてレンズを薄くできますが、レンズの面積が狭まるため日差しや紫外線が侵入しやすくなる可能性が高まります。
あらかじめ度数を把握したうえで、度付きサングラスに対応できるフレームかスタッフに確認することをお勧めします。
メガネフレームをベースにすると光や紫外線が入りやすい
メガネフレームをベースに度付きサングラスを作る場合、顔との隙間から光や紫外線が侵入する場合があります。
多くのメガネのフレームはフラットな形状をしており、レンズを入れやすいことから度付きサングラスのフレームとしても選びやすいはずです。しかし、サングラス専用のフレームほど顔に沿った形をしていないため、フレームと顔の間に隙間ができやすく、横や後ろから光や紫外線が入り込みやすくなります。
紫外線対策を万全にしたい場合は、なるべく顔との隙間が生じにくいフレームを選びましょう。
ハイカーブフレームは対応可能か事前確認が必須
顔の形に沿って大きく湾曲しているハイカーブフレームの場合、度付きに対応できるか事前確認が必要です。
ハイカーブフレームは、顔にフィットする形状でさまざまな方向からの日光や紫外線を防ぎ、さらにレンズの面積が広くワイドな視界を確保しやすいため、アウトドアやスポーツ用サングラスとしてよく使われます。
顔にフィットするようカーブしたフレームに度付きレンズを入れると、レンズは眼に対して斜めに位置することになります。その場合、レンズの光軸と視線が一致せず、見え方が歪む、距離感が慣れないといった違和感が生じる可能性があります。
さらに、ハイカーブフレームに度付きレンズを入れる際は、特殊な加工技術や度数の補正が必要です。対応できるメガネ店も限られているため、店舗への事前確認をお勧めします。
(JINSでは取り扱いございません。)
偏光レンズは一部対応できないフレームがある
偏光レンズは特殊な構造をしているため、ハーフリムやリムレスといった一部フレームにはほとんどの場合対応していません。加工上、レンズに挟んだ偏光フィルムが破損してしまう可能性が高いためです。偏光レンズで度付きサングラスを作る際は、レンズがフレームに囲まれたフルリムから選ぶと良いでしょう。
2.度付きサングラスの使用上の注意点
次に、度付きサングラスを使用するうえでの注意点について紹介します。
天気や時間帯によってはメガネと併用する必要がある
天気や時間帯によって視界が暗くなる場合は、度付きのメガネにかけ替える必要もあるでしょう。
雨天・曇天の日や夕方から夜間にかけてレンズに色がついたサングラスをかけていると、視認性が低下する可能性があります。そのため、周囲が暗い状況では度付きサングラスを外して、メガネやコンタクトに切り替えなければなりません。
視力が変わるとレンズを作り直す必要がある
視力が変わった場合、度付きサングラスのレンズも作り直す必要があります。度付きサングラスは視力矯正器具でもあるため、視力に合った適切な度数であることが使用の前提となります。
また、レンズの作り直しにもある程度のコストがかかると認識しておきましょう。
3.JINSでは度付きサングラスの作成が可能
JINSでは、カラーレンズ・ミラーレンズ・偏光レンズ・調光レンズの4種類のサングラスレンズがあり、いずれも度付きにすることが可能です。
度付きサングラスを気軽に取り入れるならカラーレンズやファッション性の高いミラーレンズ、アウトドアシーンで活用するなら反射光を抑える偏光レンズが最適です。メガネとかけ替える手間を省きたい場合は、紫外線量でレンズの濃度が変化する調光レンズがお勧めです。
各レンズの金額は下記の通りです。
カラーレンズ:¥3,300
ミラーレンズ:¥5,500
偏光レンズ:¥5,500
調光レンズ:¥5,500
取り扱いのあるメガネフレームにこちらの料金をプラスすれば、度付きサングラスを作成できます。(一部フレームはレンズ交換代が別途かかります。)また、既製品のサングラスであっても、カーブがきつくない一部の商品であれば、度付きにできる場合があります。詳しくはJINS店頭でご相談することをお勧めします。
各レンズの詳細な価格はこちらで確認可能です。
4.まとめ
度付きサングラスは、メガネユーザーにとって便利なアイテムです。しかし、視界が暗くなる天候や時間帯は視認性が下がるため、メガネと併用する必要があります。また、度数によって選べるフレームが限定される、視力変化に伴いレンズの作り直しが必要といった注意点があります。
ほかにも、メガネフレームなら度付きサングラスに対応できるケースが多いが顔との隙間から光が侵入しやすい、ハイカーブフレームは顔と密着して隙間が生じにくいものの度付きに対応する店舗が限られる、といった点も踏まえて度付きサングラスを検討しましょう。
JINSではお好みのフレームにレンズ料金をプラスすれば、度付きサングラスレンズを作ることができます。カラーレンズや偏光レンズ、調光レンズといった種類から、使用目的やシーンに応じて選びましょう。

JINS WEEKLY編集部 S太
JINS歴12年。メガネ保有数100本超え。偏光レンズの良さを広めたい。