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サングラスの寿命はどれくらい?劣化の原因や寿命を延ばす使い方

2023.01.24

JINS WEEKLY編集部のN輝です。
気に入っているからと昔のサングラスをずっと使っていませんか?愛用品を長く使いたい気持ちは分かりますが、実はサングラスには寿命があります。
UVカット効果は経年劣化で徐々に落ちてくので眼を保護する力が弱まってしまうのです。瞳を守るために寿命の目安や正しい使用方法を知っておきましょう。
この記事では、サングラスの寿命や劣化する原因、なるべく長く使用するための使い方をご紹介していきます。





1.サングラスの寿命について

サングラスの寿命は1~2年程度といわれています。思ったよりも短いと感じる方もいるのではないでしょうか?
サングラスは紫外線や眩しさからのダメージを防ぐ目的でかける方が多いですが、使ううちにカラーや調光機能などレンズのコーティングが消耗して効果は落ちていきます。定期的にコーティングの状態を確認しましょう。
同時にフレームの劣化も進みます。鼻パットやモダン(先セル)が変色していたら交換のサインのひとつです。一般的にレンズよりもフレームの方が早くダメになりやすいので買い替えの目安になります。



2.サングラスのフレームの寿命を縮める原因

サングラスが寿命を迎える理由はレンズとフレームの劣化ですが、原因はそれぞれ違います。まずはフレームが傷む原因からご紹介します。
お使いのサングラスのフレームや鼻パットに、拭いても取れない白い汚れはありませんか?
これはプラスチックのフレームに付いた整髪料やファンデーション、汗、皮脂などが表面で化学反応を起こし、素材が変質、劣化してしまっているのです。その場合は汚れではなく、変質なので拭いてもきれいにはなりません。
メタルフレームはプラスチック製よりは経年劣化に強いので多少長持ちする可能性はありますが、鼻パット部分の変質、折れやメッキの傷みなどは同じように起こります。
サングラスはよく晴れた日やアクティブなシーンで使用するものですから、皮脂や汗が付くのは避けられません。しかし、使用後も汚れを拭き取らずに長時間放置しているとサングラスの劣化を早めてしまいます。



3.サングラスのレンズの寿命を縮める原因

UVカットや調光機能が付与されているレンズが痛んでいては、サングラスをかけても十分な効果が得られません。レンズの寿命を縮める4つの原因を見ていきましょう。



傷によるコーティングの損傷

かけ外しの多いサングラスって落とすこともよくありますよね?レンズ表面に傷が付くと、その部分からコーティングが剥がれやすくなるんです。アウトドアやスポーツで使っていれば砂埃や粉塵で傷つくケースも多いでしょう。こういったダメージがサングラスの寿命を縮めています。



熱によるコーティング割れ

熱によってサングラスのレンズのコーティングがはがれることもあります。レンズは60度以上の熱で膨張するのですが、表面のコーティングは同じようには伸びないため、膨らむレンズに引っ張られてひび割れが起こります。
夏場の車内にサングラスを置きっぱなしにしていませんか?コーティングを傷めないように気をつけましょう。



水分によるレンズへのダメージ

レンズに付いた水滴を放置すると、乾くときに水焼けを起こしてコーティングにダメージを与えます。コーティングが傷むだけでなくレンズにシミのような跡が残り、見た目にも見え方にも影響してしまうんです。
実は、釣りに便利な偏光サングラスは特に水気に弱いので注意です。レンズの隙間に水が入り込むとそこから偏光フィルムが剥離する可能性があります。すぐに拭き取ってくださいね。



調光機能の効果の低減

紫外線に反応して色が変わる調光レンズは経年劣化します。色が変わりにくい、色が元に戻りにくいと感じたら寿命が近い証拠です。
紫外線カットをコーティングしているレンズは経年劣化しやすいですが、昨今は世の中に出回っているレンズのほとんどが紫外線吸収剤を練りこんであるため、紫外線カットの劣化はほとんど見られません。



4.サングラスの寿命を延ばす使い方

お気に入りのサングラスの寿命を延ばしたいなら、以下のような使い方を心がけましょう。



必ずケースに入れて保管する

サングラスは必ず専用のケースに入れて保管するクセをつけましょう。レンズの損傷リスクを減らし、紫外線による劣化も防ぎます。フレームの劣化防止のため保管前に汚れを落とすことも忘れずに。



高温になる場所に長時間放置しない

レンズコーティングを守るためには高温の場所に放置しないことが大切です。
サングラスが活躍する場というのもあって、車内のダッシュボードや炎天下のレジャーシートなどに置かれている姿をよく見かけますが、あっという間に傷んでしまいます。置き場所には十分に注意しましょう。



洗う際は水を使う

サングラスを洗うときはお湯ではなく水で洗ってください。お湯を使うと表面に加工されたコーティングが失われる可能性があります。シャワーも痛みの原因になるので、そっと流す「すすぎ洗い」が基本です。



洗剤を使用する場合は中性のものを選ぶ

化粧品や日焼け止めなどの落ちにくい油汚れには中性洗剤を水で薄めて、やさしくすすぎ洗いをしましょう。濃い洗剤や石鹸、ボディソープを使うと、コーティングがはがれて劣化を早めてしまうかもしれません。



洗浄後はすぐに拭いて乾燥させる

水分もダメージの原因になるので洗浄後はなるべく早く水をふき取ります。ティッシュで軽く押さえるようにして水気を拭き取り、しっかり乾燥させてから保管するのが鉄則です。仕上げにメガネクリーナーで拭き上げるとよりきれいになります。



5.まとめ

サングラスの寿命はレンズやフレームの経年劣化を考えると1~2年程度です。寿命が近づくにつれてレンズのコーティングや調光機能が劣化するので状態を見て買い替えましょう。
劣化の主な原因は、汗や皮脂汚れによるフレーム素材の変質、砂埃や落下でできる傷や管理場所の高温、水焼けなどによるレンズのコーティングダメージです。
ただし、サングラスの寿命は扱い方によって伸ばせます。汚れを落としてケースで保管する、高温の場所に放置しない、水分をきちんと拭く、洗うときは水で中性洗剤を使うなど、丁寧な使用を心がけましょう。



N輝

JINS WEEKLY編集部 N輝
JINS歴8年。メガネ保有数73本。最近はカラーレンズがマイブーム。




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