梅雨の「雨」や夏本番の「汗」は、メガネにとってやっかいな存在。メガネの汚れや劣化につながることもあり、適切なお手入れが大切です。お気に入りのメガネをいい状態で愛用できるよう、ここではメガネの雨対策や、汚れにあわせたメガネのお手入れ方法をご紹介します。
梅雨から夏にかけては、特にメガネが汚れやすい時季です
梅雨の時季は、連日の雨に加え、梅雨の晴れ間のじめじめとした暑さもあり、雨や汗、皮脂でメガネが汚れやすくなります。そして梅雨明け後の夏本番も、高い気温と湿度に加えて急な雨が多く、メガネに汗や雨がつきがちです。さらにこの時季は、雑菌が繁殖して不衛生になりやすいのもやっかいな点。雨に濡れたり、汗や皮脂がついたりしたら、こまめにお手入れして、いつも清潔な状態を心がけましょう。

濡れたメガネを放置すると、水やけやサビの原因に!
雨に濡れたメガネを「ほっておけば乾くだろう」とそのままにしていませんか? これは厳禁!
レンズについた水滴を放置しておくと、乾く際にレンズの表面にうっすらと跡が残ってしまうことがあります。これは「水やけ」と呼ばれる現象で、水滴に含まれる汚れ成分がシミになってしまったもの。お風呂場の鏡やガラスが白く曇ってしまうのと同じ状態です。
水やけしてしまうと残念ながら落とすことができないので、予防が鉄則。濡れたレンズは乾かないうちにティッシュなどで押さえて水分を取り、メガネ拭きで拭きましょう。水道が使えるなら、最初に全体をさっと洗い流して汚れを落とすと安心です。
水分はレンズだけでなくフレームにも悪影響。サビの原因となります。見落としがちな丁番部分は特に注意。きちんと水気を取りましょう。

いま一度確認! 汚れ別・メガネのお手入れ法
メガネのお手入れ、どうしていますか? メガネをいい状態で長く使うために、普段のケアと「こんな汚れには」のスペシャルケアをご紹介。メガネ初心者も、普段よくメガネを使ってる方も、いま一度確認を!
[毎日のお手入れ]
メガネ拭きでやさしく全体を拭き取ります。メガネ拭きは、購入時に付属しているものや、市販のメガネ拭き用クロスを使いましょう。基本的にはメガネ拭きを使用してのお手入れでも十分ですが、細かなホコリが付いてると、乾拭きによりレンズを傷つけてしまう可能性もあります。気になる場合は、一度水洗いをするのがおすすめです。
[雨に濡れた時/ホコリやゴミが目立つ時]
最初に水道水を全体にあて、メガネの表面についている雨やホコリを洗い流します。お湯の使用はレンズのコーティングがはがれる恐れがあるので避けること。水気をティッシュや柔らかい布で押さえるように取ったあと、メガネ拭きでやさしく拭きあげます。
[汚れがひどい時/皮脂や化粧品の付着が気になる時]
水道水でさっと洗い流したあと、水で薄めた中性洗剤を指につけ、指の腹でやさしくこすり洗いします。汚れが落ちたら洗剤が残らないようしっかり水で洗い流し、水気をティッシュや柔らかい布で取ったあと、メガネ拭きでやさしく拭きあげます。
メガネ専用のクリーナーを使うのも手です。その場合には、クリーナーの説明書に従いましょう。

「メガネ拭き」も
こまめなお手入れを!
メガネ拭きは、生地の特性上、汚れがたまりがち。また、お手入れするのも忘れがち!メガネ拭きが汚れていると、汚れが落ちづらかったり、付着している汚れでかえってレンズを傷つけてしまうこともあります。1週間に1回程度は洗濯するのがおすすめです。
ここでは手洗いの方法をご紹介。洗濯機を使う場合は、中性洗剤を使用し、洗濯ネットに入れて「おしゃれ着」コースで洗いましょう。
①洗剤液を用意する
洗面器などに40℃くらいのお湯を入れ、中性洗剤を数滴溶かします。洗剤は洗濯用のほか、食器用でもOKです。
②メガネ拭きを入れ、やさしくもみ洗いする
メガネ拭きはデリケートな素材なので、ゴシゴシこすり洗いせず、やさしくもみ洗いするのがベター。汚れが落ちづらい場合は、30分ほどつけ置きするのも手。
③しっかりすすいで乾かす
洗剤が繊維に残らないよう、3〜5回ほど水を換えてしっかりとすすぎます。タオルやキッチンペーパーなどで挟んで水分を取り、風通しのよい場所で乾かしましょう。

お気に入りのメガネほど、出番が多く、雨や汗がつきがちです。日頃から正しいケアを行なって、さっぱりと気持ちいい状態でメガネを使いたいもの。JINSのお店では、メガネのクリーニングを無料で行なっているので、ぜひ気軽にご利用下さい。お手入れに関する疑問点なども、遠慮なくスタッフにご相談ください!