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眼鏡の鼻あて(鼻パッド)が折れた場合の対処方法は?鼻あての重要性も解説

2024.01.09

眼鏡の鼻あて(鼻パッド)の重要性について解説します。眼鏡全体のかけ心地はもちろんですが、鼻パッドが正しい位置にあるということも非常に重要です。かけ心地に問題がなくても、鼻あてが正しい位置にないことにはデメリットもあります。

今回は、鼻あてがある眼鏡の注意点や、折れた場合の対処方法・眼鏡の鼻あての修理費用の目安などについてご紹介します。



眼鏡の鼻あて(鼻パッド)が重要な理由

鼻あて(鼻パッド)は、眼鏡にとって重要な部分です。
鼻あて(鼻パッド)に問題があると、かけ位置がズレてしまい見え方が正しく矯正されません。かけ心地にも関わってきます。



顔に対する眼鏡の位置を決める

鼻パッドの幅や大きさによって鼻根に高さを加えることができます。
それにより、眼鏡がずり落ちてしまったり、深くかかりすぎてレンズにまつ毛が当たったりといったかけ心地の不具合を調整することができます。

眼鏡がずり落ちてしまう、レンズと黒目の位置のバランスが悪い、などの違和感を解消するのにも役立ちます。

また、レンズと目の距離を調整することによって、視力の矯正効果にも影響が及びます。
かけ心地などの装着感でも、見え方などの使用感でも、鼻あて(鼻パッド)次第で大きな影響がある重要な部品といえます。細かい調整次第で使用感も向上する繊細なパーツです。



細かな調整で、レンズと目の距離を適切に保つ

鼻あて(鼻パッド)の大きさや調整具合によっては、眼鏡のレンズと目の距離を遠ざけることになります。それにより、見え方にも大きな影響を与えます。

目からレンズを遠ざけると見え方が変わります。「まつ毛が当たらないように」と、クリングスの距離を出しすぎた調整をすると、見え方にも影響するので注意が必要です。

人間の顔は実は左右対称ではないので、鼻の傾斜なども厳密には左右で異なります。クリングスタイプの鼻パッドなどはそういった微調整がしやすく、レンズの傾きも細かく直すことができます。





眼鏡の鼻あてが正しい位置にない場合のデメリット

眼鏡の鼻あて(鼻パッド)が正しい位置にない場合には様々なデメリットが起こります。
ここでは、眼鏡の鼻あてが正しい位置にない場合に起こるデメリットについて解説します。



正しい見え方に矯正されない

鼻あて(鼻パッド)は正しい位置にあると、鼻筋に沿ってフィットすることでベストなかけ位置で眼鏡をかけることができます。度付きのレンズの多くはその正しい位置での使用を想定して度数が設定されています。

眼鏡の鼻あて(鼻パッド)が正しい位置にないと、黒目の位置であるアイポイントがズレてしまい、眼鏡の見え方にも影響が起こります。

鼻あて(鼻パッド)が曲がるなど、目に対するレンズの位置が正しい場所になくズレていると、見えづらくなるだけでなく、眼精疲労や頭痛の原因になることもあります。



痛みや不快な装着感・跡がつく

鼻あて(鼻パッド)が正しい位置にないと、フレームとレンズの重さを上手に分散することができなくなります。

それによって、例えば片方だけの鼻あて(鼻パッド)の痕が強く残ってしまうことも。眼鏡跡は、眼鏡の鼻パッドが皮膚を圧迫することによってできます。鼻あて(鼻パッド)が正しい位置にないと、眼鏡の重さが強くかかってしまい眼鏡跡ができてしまいます。

一部しかフィットしていないことによって、負荷が集中して痛みや不快感を感じる原因にもなりえます。





鼻パッドがフレームと繋がっている一体型眼鏡の注意点

鼻パッドがフレームと繋がっている一体型眼鏡の場合には、いくつか注意点があります。
鼻パッドの細かいフィッティング調整ができないという点です。

例えばクリングスタイプの場合には工具で調整して傾きや距離を変えることができます。
一方で一体型眼鏡はクリングスのように曲がったり折れたりするリスクが少ないのはメリットですが、多くの場合にはセル素材の鼻盛りがフレームにくっついているので調整ができません。

中には一体型であっても、可動タイプのシリコン鼻パーツを採用しているものもあり、その場合には微調整は可能です。





眼鏡の鼻あてが折れた場合の対処方法

眼鏡の鼻あてが折れた場合には、眼鏡販売店へ持ち込み、修理可能であるか相談しましょう。ここではそのための対処方法についてご紹介します。



パッドが取れてしまった場合

鼻パッドが取れてしまっただけの場合には、多くの場合パーツ交換だけで直すことができます。お近くの店舗にてご相談いただくと、鼻パッドの部分のパーツ交換で新しいものを取り付けてもらえます。

鼻パッドのパーツはサイズや形状など種類が様々です。また、小さなドライバーなど工具も特殊ですので、ご自身で直そうとせずに眼鏡販売店へ持ち込んでの修理相談がおすすめです。



クリングスのパーツが壊れた場合

鼻あてのパッドを支える金属の足のパーツをクリングスと言います。鼻の幅や高さ、まつ毛の長さなどに応じてクリングスを専用工具で調整して、目とレンズの距離や眼鏡のかけ位置を調整します。

クリングスが曲がってしまった場合には調整で直せますが、パーツごと折れてしまった場合はその場での修理が難しいケースもあります。クリングスを溶接修理するか、フロントパーツを丸ごと交換する場合もあります。とはいえ修理をすることで直る場合もあるので、諦めずにまずは眼鏡販売店に相談してみましょう。





眼鏡の鼻あての修理費用の目安

JINSでは眼鏡の故障等に対しての修理対応も行なっています。
ねじ締めや鼻パッドの交換、レンズが外れた際の対応や、かたつきや歪みなどの調整ができます。かけ心地の調整などは時間があればその場での対応もありますが、修理が必要な場合は店舗で預かり後日のお渡しになります。

修理代金は一律¥5,500(税込)で、眼鏡の鼻あての修理費用も同じ金額で受け付けています。納期の目安は約3週間です。

※他社フレームの修理は受け付けておりません。
故障・修理について | ご利用ガイド | JINS - 眼鏡(メガネ・めがね)>





まとめ

「なんだか最近眼鏡の見え方が安定しない」「かけ心地に違和感がある」と悩まれている方は、ぜひ眼鏡販売店でフィッテイング調整を受けることをおすすめします。気づかず曲がってしまっていた鼻あて(鼻パッド)が原因であることもあります。

見え方にも影響が出る鼻あて(鼻パッド)だからこそ、普段から取り扱いには注意を払いましょう。保管時には眼鏡ケースに入れ、かけ外しの際には両手で丁寧に取り扱いましょう。

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【Staff credit】「JINS Editorial Department」(JINS編集部)

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