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遠近両用メガネで運転してもいい?特徴や着用するメリット・デメリットを解説

2024.02.13

遠近両用メガネの特徴や慣れるための使い方のポイントなどを解説しています。

遠近両用メガネは1枚のレンズの中に、遠くを見るための度数と近くを見るための度数の複数の焦点をもっています。そのため運転時にも便利に使うことができます。

運転時に遠近両用メガネを使用するメリット・デメリットや、選び方のポイント、おすすめのフレームもご紹介しています。



遠近両用メガネの特徴

遠近両用メガネの特徴について解説します。ここでは、運転時の使用にも触れて、見え方の特徴や使い勝手のイメージについてご紹介していきます。



遠くも近くも両方見える

遠近両用メガネはその名の通り遠くも近くも見えるのが特徴です。
1枚のレンズの中に、遠くを見るための度数と、近くを見るための度数の複数の焦点をもっています。2本のメガネを持ち歩かないですみ、掛け替える手間がないのも人気の理由の一つです。

また、近くのものを見る時だけメガネをかけていると、老眼鏡を使用しているとまわりに気付かれる可能性があります。しかし、遠近両用メガネを使用していればレンズのタイプによりますが基本的には気付かれにくいでしょう。



レンズの種類は2種から選べる

遠近両用のメガネは、大きく分けて2種類のレンズがあります。

1つ目は、遠くを見るようのメガネに小さい小窓のような近用レンズが付いた「二重焦点レンズ」です。レンズの境目がはっきりしているので遠近両用だと見た目で気づかれやすいですが、歪みが少ないのが魅力です。

2つ目は、主に遠近両用と聞いて多くの方がイメージするような「累進レンズ」です。
上部には遠くを見るためのレンズが、下部には近くを見るためのレンズが入っていて、境目が滑らかで、度数が緩やかに変化するのが特徴です。



運転時の使用にも人気

遠近両用のメガネは、遠くの視界と車内など近くの視界を両立してくれるので、車の運転の使用にも人気です。

運転用に遠くのよく見える度数のメガネをかけたり、カーナビ用に近くや中距離のためのメガネを掛け替えたりと、見たい対象にあわせてメガネを掛け替える必要がなく1本2役を叶えてくれます。

運転時には確認しなくてはいけないことが多いですが、遠近両用のメガネがあればストレスなくよく見える状態を目指せます。





運転の際に遠近両用メガネを着用するメリット・デメリット

遠近両用メガネを運転の際に着用する場合には、事前にメリットとデメリットを知っておくと良いでしょう。メリットとデメリットを知った上でなら、イメージとのギャップを感じすぎずに、便利に取り入れることができます。



メリット①標識や遠くの景色がよく見える

運転の際に遠近両用メガネを着用することで、通常の遠用メガネなどと同様に、遠くの標識などを鮮明に見ることができます。標識や信号、カーブミラーや景色などがストレスなくしっかり見えると安心です。高速道路や慣れない道を運転する際など、いつも以上に遠方の景色を確認したい場合にも安心です。



メリット②カーナビやサイドミラーが鮮明に見える

遠近両用メガネのメリットはなんと言っても遠方と手元が一本のメガネで快適に見られることです。運転時には、メーターやカーナビ、サイドミラーなどを確認する際にも役立ちます。運転中にカーナビ用のメガネに掛け替えるわけにはいかないので、1本でそのまま遠くも近くも見えるのは大きなメリットと言えます。



デメリット①慣れるまで歪みや揺れが気になる

遠近両用の累進レンズは、視線の使い方で度数を使い分けます。そのため、人によっては視界の切り替わる際に歪みや揺れを感じてしまうことも。その場合には慣れるまでに多少時間がかかることがあります。

遠近両用のメガネの見え方に慣れてから、運転にも使用してみましょう。



デメリット②視野が狭く感じる

遠近両用メガネは、レンズの上部は遠用・下部は近用の累進構造になっています。累進レンズの構造上、レンズのサイド部分は歪みが発生してしまいます。そのため老眼鏡などの単焦点レンズと比べると、近くを見るための視野が狭く感じてしまう方もいます。

その場合には、天地幅が大きめなフレームや、ボストンやラウンドなどの丸みのあるフレームを選ぶことで少し改善できる可能性があります。





運転時の遠近両用メガネの選び方

遠近両用のメガネの選び方は、一般的なメガネを選ぶ際とは異なるポイントがあります。より快適に、より安全に使用できるように、次に紹介するポイントに注意して選びましょう。



天地幅の広めなフレーム

遠近両用のメガネは、運転用に限らず天地幅の広めなフレームが好まれます。上部に設定される遠用度数から視線を手元に落とした際のレンズ下部の近用度数へと度数が切り替わる構造上の理由からです。

累進帯と呼ばれる度数の切り替わりは、レンズの縦幅があるとよりスムーズだと言われています。そのため、レンズの天地幅が30ミリ以上のフレームがおすすめとされています。



視界を邪魔しないフレーム形状

運転用のメガネは視界を邪魔しないフレーム形状であることも重要です。視界を広く良好に保てるように、フレームの縁が視界を遮らないデザインを意識して選びましょう。

例えば、フレームの下部に枠のないハーフリムタイプや、縁無しのリムレスタイプのフレームもおすすめです。



鼻パッドなどフィット感の良さ

遠近両用のメガネは、黒目の位置(アイポイント)を厳密に設定して、度数の位置を設定します。そのため、メガネがずり落ちてしまったりフィット感が悪いと、適正な見え方になりません。運転中にメガネがずれてしまうことはただでさえ危険ですが、運転用の遠近両用メガネの場合にはよりフィット感についてシビアに選ぶ必要があります。調整がしやすいクリングスタイプの鼻パッド、負担がかかりづらい軽量素材などにもこだわって選びましょう。





JINSの運転に便利な遠近両用メガネ・レンズ

運転時や遠近両用のメガネフレームとしてもおすすめなJINSのフレームをご紹介します。軽量で快適な使用感と、累進レンズとも相性が良いスリムなリムや、リムレスタイプのフレームは、運転時の使用にも便利です。



スリムなリムのコンビチタン

Combination Titanium / LUF-24S-106 / ¥13,900(税込)>

軽量なβチタン合金を使用したコンビネーションチタンは、軽く快適なかけ心地で運転時にも便利で、遠近両用メガネとしてもおすすめです。天地幅は40ミリなので累進レンズとの相性も抜群です。またクリングスタイプの鼻パッドなのでかけ位置をより厳密に調整しやすいのも魅力です。



手元の快適なハーフリム

Basic Bold / MGN-23S-116 / ¥6,600(税込)>

フレーム下部にリムのないナイロールタイプのメガネは視線を下げることで見え方が変わる累進レンズと好相性です。手元を見る際にフレームのリムが映り込まないので、視界が広く違和感なく使いやすいと評判です。軽量なAirframe素材なので、運転中にも快適なかけ心地を叶えてくれます。





遠近両用メガネに早く慣れるためのポイント

遠近両用のメガネはレンズの使い方に特徴があるため、使い始めはなかなか慣れないという方もいるようです。ここでは、遠近両用メガネに早く慣れるための使い方やポイントについてご紹介します。



遠くを見る時

遠近両用メガネで遠くを見る時には、顎を少し引いてやや上目遣いなイメージで対象物を見るようにしましょう。遠近両用メガネはかけ位置を合わせて黒目の位置(アイポイント)を設定します。そのため、最初に設定したかけ位置からズレると見え方に影響が出ます。

ついつい癖でメガネをぐいっと押し込んでしまう、下げ気味でメガネをかける癖があるなどの場合には、レンズ作成前のフィッティングの段階でスタッフに相談しておくと安心です。



近くを見る時

遠近両用メガネで近くを見る時には、首をひくなど頭を動かすのではなく、目線だけを下に下げるイメージで視線を動かしましょう。難しい場合は、顎を少しだけ上にあげて視線を下に下げるイメージで対象物を見ましょう。レンズの下部に近用の度数が入っているので、その部分に見たい対象物が来るように意識しましょう。

うまく使いこなせるようになると、運転時にメーターやナビなどを見る際にも便利です。



足元を見る時

遠近両用メガネで足元を見る時には、目線だけを下に落とすと視線の先は近用度数になってしまい視界がぼやけてしまいます。そのため、視線だけ足元に落とすのではなく、上部の遠用度数の入った部分で見るようにしましょう。

階段の上り下りや、電車に乗車する際のホームとの隙間など、不意に視界がぼやけてしまうと危ないので、お顔ごと下にさげてレンズの中央部分で見るイメージを意識して練習するようにしましょう。



左右のものを見る時

遠近両用メガネで左右のものを見る時には、見たい対象物が正面に来るようにして、目線だけを横に動かさないようにしましょう。

遠近両用レンズの特性上、レンズの左右には歪みが生じるため、サイドのものを見る時には目線だけ動かすのではなく、お顔ごと動かしレンズの中央部分に見たい対象を持ってくるような使い方をしましょう。





まとめ

初めての遠近両用メガネの場合は、30ミリ以上の天地幅のフレームを選ぶのがおすすめですが、天地幅の狭いデザインのフレームでも遠近両用メガネを作ることは可能です。

しかし、ここでは運転時の使用を想定しているので、特に遠近両用メガネが初めての場合は、やはりある程度レンズの大きなものを選ぶと使いやすいと言えるでしょう。万が一どうしても小さめのフレームで作成したい場合は、スタッフに相談の上フレーム選びを行いましょう。

遠近両用のメガネを作る際にはどんなシーンでの使用を希望しているのか、かけ方の癖やこだわり等はないかなど、細かく相談しカウンセリングの上で作成すると初めての方でも不安が少なく遠近両用メガネを使うことができます。

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【Staff credit】「JINS Editorial Department」(JINS編集部)

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