サングラスを選ぶ時に知っておきたい基礎知識や運転時におすすめのサングラスの特徴や選び方、おすすめのサングラスをご紹介します。
可視光線透過率や紫外線透過率などのサングラスの透過率の種類や、カラーレンズの色別の特徴なども、選ぶ際に参考にしましょう。
サングラスの透過率の種類
サングラスを選ぶ際の参考にもなる可視光線透過率など、透過率の種類について解説します。
1.可視光線透過率とは
可視光線透過率とは、太陽の光などをどのくらい通すのかの指標となりレンズを透過する光の割合を示した数値です。
濃く暗いカラーのレンズは可視光線透過率が低いです。可視光線透過率が10~15%のレンズは日中のまぶしい日差しから目を守るのにおすすめですが、室内や日差しが弱い環境では視界が暗くなります。目が見えないくらい色が濃いレンズは可視光線透過率が10%前後のものが多いです。
一方、薄く明るいカラーのレンズは可視光線透過率が高いです。可視光線透過率が45~50%のレンズであれば、まぶしさを抑えつつも、普段使いがしやすいです。
可視光線透過率ごとのレンズの特徴に応じて、使用の際には注意が必要です。着用環境を考慮して選ぶ必要があるので、不安な場合は店舗スタッフに相談するのがおすすめです。
2.紫外線透過率とは
紫外線透過率とは、どれくらい紫外線がレンズを透過するかの量を示す数値のことです。透過率が低いほど紫外線をカットする効果が高いと言えます。高いUVカット効果が期待でき、紫外線の影響を低く抑えることができます。
なお、紫外線透過率1%とUVカット率99%は、どちらも同じく紫外線を99%カットできることを表しています。サングラスによっては表記方法が紫外線透過率ではなく、紫外線カット率を表示している場合もあります。
紫外線透過率とレンズの色や濃度は必ずしも関係がないので、紫外線透過率もしくはUVカット率の表記で確認しましょう。
紫外線が目に与える悪影響
紫外線は日焼けなど肌へのダメージなどは知られていますが、目にも影響を与えます。
太陽の日差しからは様々な種類の光線があり、そのひとつに紫外線が挙げられます。
目に入った紫外線は主に黒目の部分(角膜)で吸収されますが、そこで吸収しきれなかった紫外線は、水晶体や網膜などにまで達します。長時間紫外線を浴び続けると、皮膚と同様目も日焼けの状態になります。
それにより、目の充血や乾燥、異物感や痛みなどのトラブルが起こりやすくなります。海やスキーなどで強い日差しを浴びた日には、涙目や白目が充血したり、目に違和感や痛みを感じた方もいるのではないでしょうか。
また、紫外線の蓄積は水晶体にダメージを与え角膜炎や白内障の原因にもなりかねません。
瞳に日焼け止めなどを塗るわけにはいけませんので、サングラスやUVカットレンズなどで紫外線から目を守りましょう。
紫外線透過率が高いサングラスのリスク
サングラスを選ぶ際には、似合っているか・好みのデザインや色であるかを考えますが、それらに加えて紫外線透過率にも注目しましょう。
色が濃いサングラスでも、紫外線透過率が高いものを着用していると、かえって目に悪影響を与えてしまう場合もあります。目の瞳孔は暗いところで開く性質があります。サングラスをかけると視界が暗くなり、瞳孔が開くため、紫外線の影響を受けやすくなります。
そのため、サングラス購入時には、レンズの濃さだけでなく、紫外線透過率が低い(UVカット率が高い)かを確認することも大切です。
なお、レンズの色が暗く濃いほど紫外線透過率が低いように一見して感じますが、実はレンズの色や濃度と紫外線透過率の高さは関係ありません。クリアレンズでも紫外線をしっかりカットしているメガネもあるので、サングラスやメガネを購入する際は紫外線透過率も併せて確認しましょう。
サングラスの用途は色ごとに異なる
サングラスの用途は色ごとに異なります。レンズカラーによって機能が異なるので、用途に合わせたレンズの色選びをしましょう。色による効果の違いや、シーン別のカラーレンズを使用するメリットなどを解説します。
ブラウン系レンズの特徴
ブラウン系レンズの特徴は、自然に視界全体の眩しさを抑えつつ、、視界のコントラストを高める効果が期待できます。
眩しさ防止に加えてコントラストを高める効果もあるので、日常の眩しさ対策はもちろん、ドライブやゴルフなど幅広いシーンで役立ちます。ちらつきやすい散乱光や反射光もカットし、眩しさを自然に和らげます。反射光を防いでくれるので、スキーなどウィンタースポーツにもおすすめです。
グレー系レンズの特徴
グレー系レンズの特徴は光を均一にカットすることです。光を平均的に遮断してくれるので、しっかり眩しさを軽減する効果が期待されます。
眩しさを抑えながらも色調の変化は少ないので、自然な視界を保てます。そのため、日常使いにも人気なベーシックなレンズカラーのひとつです。
自然な景色が楽しめるので、ドライブやマリンスポーツにもおすすめです。
イエロー系レンズの特徴
イエロー系レンズの特徴は、コントラストを高める効果が期待できます。
イエロー系は明るさを感じる領域が大きくなるため、夜間や夕方でも物がはっきり見えやすく、白線などが見えやすいと言われています。曇りや雨の日、夕方など視界が悪い時の使用におすすめです。
運転時におすすめのサングラスの特徴や選び方
運転時におすすめのサングラスは、日常使いのサングラスよりもより慎重に、使い勝手に応じた選び方をしましょう。
太陽光や眩しさを軽減してくれることに加え、対向車の反射光や路面の照り返し、窓ガラスの映り込みなどにも対応してくれるサングラスを選ぶと便利です。
予期せぬ視界不良は大きな事故にも繋がりますので、視認性が高く、運転時の視界をサポートしてくれるようなサングラスを選びましょう。
運転時におすすめのサングラスの特徴は、昼間なら可視光線透過率が20%~30%程度のレンズです。
また運転中にズレにくいようにしっかりかけ心地を調整できたり、テンプルやフレームリムが視界の死角にならないようなデザインを意識したりするのもおすすめです。
運転用サングラスのおすすめは?偏光サングラスで夜間の運転は可能?>
JINSのおすすめサングラス4選
JINSのおすすめサングラス4選をご紹介します。可視光線透過率も合わせてご紹介していますので、目の透け具合や見え方なども参考に選びましょう。
ミュートカラーのクリアなウェリントン
SUNGLASSES Modern Bold / URF-22A-123 / ¥3,300(税込)>
クリアなフレームカラーとミュートカラーなレンズのサングラスは、顔馴染みがよくサングラス初心者の方にもおすすめです。
サングラスの主張が強いと恥ずかしい、と感じてしまう方でも挑戦しやすいと人気です。
人気のウェリントンタイプのデザインをさりげなく軽やかに取り入れたい方にもおすすめです。
可視光線透過率は22%で、日中のまぶしい日差しから目を守るのにおすすめです。
目の透けるライトカラーなニュアンスサングラス
Acetate Slim / UCF-23S-155 / ¥5,900(税込)>
知的で優しげな印象になり、男女問わずに人気なボストンタイプのサングラスも、淡いニュアンスカラーを選べばより自然な印象でかけこなすことができます。
中でもクリアなフレームカラーと、可視光線透過率が60〜70%ほどの薄めのレンズカラーを組み合わせた、ライトカラーのサングラスはトレンドコーデにも好相性です。ペールオレンジのこちらのフレームの可視光線透過率は76%です。
スクエアフォルムのグレーサングラス
【JINS Design Project SUNGLASSES】/URF-20S-259 / ¥5,900(税込)>
JINS Design Projectのサングラスはオンラインショップ限定商品です。
スクエアフォルムでベーシックに合わせやすいので幅広い年齢層におすすめです。
ライトグレーのフレームカラーと可視光線透過率68%のグレーレンズで、重たい印象になりすぎないのも魅力です。
レンズが大きすぎないので度付きレンズに変更して、日常使いしていただくのもおすすめです。
niko and ...とJINSのコラボサングラス
【niko and ...×JINS】コラボレーションサングラス / LRF-22S-035 / ¥5,500(税込)>
ファッションブランドniko and ...とJINSのコラボレーションサングラスは、オンラインショップ限定商品です。サーモントブロー風なデザインはシックな雰囲気でコーディネートを引き締めます。細部までこだわって作られたデザインが魅力です。
可視光線透過率15%で、ずれにくい鼻パッドタイプなので、運転時などにもおすすめです。
まとめ
サングラスを選ぶ時には可視光線透過率など、デザインだけでなく知っておきたい基礎知識があります。
また、ここで紹介したカラーレンズやサングラスの他に、ギラつきを抑える特殊フィルムを使用した偏光レンズや、紫外線や光の量によってカラーの濃度が変わる調光レンズ・可視光調光レンズなどもあるので、用途に応じて選びましょう。