JINS WEEKLY

  1. メガネのJINS TOP
  2. JINS WEEKLY
  3. LIBRARY
  4. 40代になったら知っておきたい遠近両用レンズのこと
LIBRARY

40代になったら知っておきたい遠近両用レンズのこと

2022.03.10

早い人は30代後半から、40代になると多くの人が自覚する見え方の変化。「手元の小さい文字が読みづらい」「暗い場所で文字が見えづらい」などと感じ、対策を考え始める人も多いのではないでしょうか。
その際、選択肢のひとつとなるのが、「遠近両用レンズ」です。「累進レンズとも聞くけどなんのこと?」「累進レンズと老眼鏡のちがいは?」「どんな風に見えるの?」などわからないことも多いのではないでしょうか。ここでは老眼対策を考え始めた人に、累進レンズや遠近両用レンズについての基礎知識をご紹介します。




「累進レンズ」とは? 「遠近両用レンズ」の違いは?

「累進レンズ」とは? 「遠近両用レンズ」の違いは?

メガネに使われるレンズは大きく分けて「単焦点レンズ」と「多焦点レンズ」があります。単焦点レンズとはその名のとおり「焦点が1つだけのレンズ」。近視・遠視・乱視などの補正に使われる一般的なレンズです。

対して「多焦点レンズ」は「1枚のなかに複数の焦点があるレンズ」を指します。多焦点レンズは「累進レンズ」と「バイフォーカルレンズ」に分けられます。
「累進レンズ」は、レンズの上部と下部で異なる度数が入ったレンズです。補正する範囲によって「遠近両用レンズ」「中近両用レンズ」「近近両用レンズ」の3タイプに分けられます。つまり、「遠近両用レンズ(遠近レンズ)」は、累進レンズのなかのひとつの種類というわけです。

ちなみに「バイフォーカルレンズ」は、二重焦点レンズともいわれ、「レンズの一部に手元用のレンズをはめこんだレンズ」のこと。メガネレンズの一部に、境目がはっきりした小窓のようなレンズが入っているレンズです。




「累進レンズ」と「老眼鏡」は別のもの?

「老眼鏡(リーディンググラス)」は、老眼により見えづらくなった近くのものを見るメガネです。「近くだけを見る」のが目的なので単焦点レンズを使用します。
広い範囲を見ることができる「累進レンズ」と比べると、近くしか見えない老眼鏡は不便という印象を持つかもしれません。ですが単焦点レンズは視野が広く、歪みが生じにくいというメリットがあります。読書やスマホ操作など、近くを見るだけの場合には老眼鏡を使うのがおすすめです。

リーディンググラス(老眼鏡)と遠近メガネの違い>

「累進レンズ」と「老眼鏡」は
別のもの?

「老眼鏡(リーディンググラス)」は、老眼により見えづらくなった近くのものを見るメガネです。「近くだけを見る」のが目的なので単焦点レンズを使用します。
広い範囲を見ることができる「累進レンズ」と比べると、近くしか見えない老眼鏡は不便という印象を持つかもしれません。ですが単焦点レンズは視野が広く、歪みが生じにくいというメリットがあります。読書やスマホ操作など、近くを見るだけの場合には老眼鏡を使うのがおすすめです。

リーディンググラス(老眼鏡)と遠近メガネの違い>




「累進レンズ」は3タイプ。用途に合わせて選びましょう

「累進レンズ」には「遠近両用レンズ」「中近両用レンズ」「近々両用レンズ」の3タイプがあります。「遠くも近くも見える遠近両用レンズが便利なのでは?」と思うかもしれませんが、見える距離の差が大きいほど視野は狭まります。外出時は遠近タイプ、屋内では中近タイプといった具合に、シーンによって使い分けるのもおすすめです。




遠近両用レンズ(遠近レンズ)

風景など遠くのものから、手元のスマホなど近くのものまで見えるレンズ。上部は遠景、中部は中景、下部は近景が見えるよう設計されており、遠くの視野が広めです。車の運転や旅行、ゴルフなど、遠くを見る機会が多い場面に向いています。メガネを掛け替えることがなく広い範囲が見られて便利な反面、視野はやや狭めです。

遠近両用レンズ(遠近レンズ)
遠近両用レンズ(遠近レンズ)

※イラストはイメージとなります。実際の見える範囲はテストレンズまたはメガネを掛けた際にご確認ください。




中近両用レンズ(中近レンズ)

遠くを見る機会がなく、屋内での使用が中心なら、中近両用レンズが便利です。およそ2〜3mの距離から手元まで見ることができます。オフィスならホワイトボードなど少し離れた場所とパソコンを見る時、家ならテレビと手元のスマホ両方を見る時や、料理や掃除の時などに向いています。

中近両用レンズ(中近レンズ)

※イラストはイメージとなります。実際の見える範囲はテストレンズまたはメガネを掛けた際にご確認ください。




近近両用レンズ(近近レンズ)

手元やその先の少し広い範囲を見えるようにしたのが近近両用レンズです。およそ1mの距離と手元の2点を焦点にできるため、正面のパソコンと手元のメモを見ながら作業する時や、テキストを見ながら編み物や裁縫をする時などに適しています。老眼鏡よりやや広い範囲をカバーすることが可能です。

近近両用レンズ(近近レンズ)

※イラストはイメージとなります。実際の見える範囲はテストレンズまたはメガネを掛けた際にご確認ください。


遠近両用レンズの仕組みと選び方>




実際に「累進レンズ」を購入する際の注意点

累進レンズはレンズの上下でピントが合う場所が変わるので、レンズの縦幅が30mm以上あるフレームを推奨しています。使用シーンに合わせたレンズを選び、テストレンズで見え方確認やあらかじめフレーム調整が必要なため、オンラインショップでは「レンズ交換券」でのみ注文を承っております。価格は度数を問わずフレーム+5,500円(税込)です。作成には1週間から10日間ほどかかります。




「遠近レンズ」は早めの使用がおすすめです

一般的に老眼は40代から始まり、徐々に進行します。そのためレンズの度数も年齢を重ねるにつれて強くなります。累進レンズのなかでも遠近両用レンズは見える範囲が広く、距離に応じてレンズ上部と下部の使い分けが必要です。老眼が進行して強い度数になってから使うより、軽いうちからかけて徐々に慣らしていく方が快適に使えます。また初めて使う際は目の動きの練習が必要なため、慣れる時間を十分設けましょう。特に車の運転でかける場合は日常生活で慣れてからご使用ください。

「遠近レンズ」は早めの使用が
おすすめです

一般的に老眼は40代から始まり、徐々に進行します。そのためレンズの度数も年齢を重ねるにつれて強くなります。累進レンズのなかでも遠近両用レンズは見える範囲が広く、距離に応じてレンズ上部と下部の使い分けが必要です。老眼が進行して強い度数になってから使うより、軽いうちからかけて徐々に慣らしていく方が快適に使えます。また初めて使う際は目の動きの練習が必要なため、慣れる時間を十分設けましょう。特に車の運転でかける場合は日常生活で慣れてからご使用ください。




これまでのメガネの愛用歴に関わらず「老眼対策のメガネ」にはやや抵抗があるかもしれません。ですが老眼は誰にでも起こる生理現象。見えづらいのを我慢していると、眼精疲労や、ひいては肩や首のコリ、頭痛などを引き起こすといわれております。見え方の変化を感じたら、早めに対策を心がけるのが得策です。

JINSには今回紹介した「累進レンズ」に加え、よりゆるやかな屈折矯正の「サポートレンズ」もあります。まずは気軽にこちらを試してみるのも手です。

JINS SUPPORT LENS>


また、ご自身のメガネに加え、ぜひ目を向けていただきたいのが、ご両親や、おじいさま、おばあさまの老眼用メガネ。なかには過去に作ったものを、目の状態が変化したにも関わらず我慢して使っている方もいらっしゃいます。JINSはグレードの高い累進レンズも均一価格で提供しています。ぜひ自分自身に加え、ご家族のメガネもチェックしてみてはいかがでしょうか。

SHARE!

この記事が気に入ったらシェアしよう!

【Staff credit 】Text:Taemi Suemoto、Illustration:Sho Fujita、AD:COLORS

RANKINGランキング

MORE

TOPICS最新記事

MORE