JINS WEEKLY編集部のN輝です。
メガネのフレームに傷がついたとき、「なんとか傷を消して目立たなくする方法はないか?」と考える人もいるのではないでしょうか。特にデザインやかけ心地が気に入っているフレームなら、どうにか傷を目立たなくして使い続けたいですよね?
メガネの状態によっては専門店でも修理を断らざるを得ない場合もあります。そこで、メガネのフレームについた傷を自分で消す方法について紹介していきます。
1.メガネフレームについた傷を自分で消す方法はある?
2.研磨剤を使用したセルフレームの傷消し方法
用意するもの
傷消しの手順
注意点
3.カッターや紙やすりを用いたセルフレームの傷消し方法
用意するもの
傷消しの手順
注意点
4.メタルフレームは自分で傷消しできない
5.まとめ
1.メガネフレームについた傷を自分で消す方法はある?
メガネフレームについた傷を自分で消す方法はあるのでしょうか?結論からいうと、セルフレームのメガネなら自分で傷消しができます。しかし、自分でやるとレンズやフレームにさらにダメージを与えてしまう可能性があるため、基本的にメガネ店や修理業者へ相談することをおすすめしています。
ただし、メガネの状態や素材によっては、専門店や業者でも修理できず断らざるを得ないケースもあります。その場合、最後の手段として自分で傷を消すしか方法はありません。なお、JINSでは保証対象外となるため、自己責任で行う点に注意が必要です。
一方、メタルフレームについた傷は自分で消せないため、購入したメガネ店で修理可能か相談してみましょう。
JINSでは5,500円(税込)でフレームの傷消し対応を行なっており、1か月前後で修理が完了します。傷の状態によってはお受けできない場合もあるため、まずは店舗スタッフへ確認してみることをおすすめします。
2.研磨剤を使用したセルフレームの傷消し方法
セルフレームの傷消し方法を2パターン紹介します。まずは研磨剤を使った方法から見ていきましょう。
用意するもの
以下のものを用意します。
・セルフレーム専用のポリッシングクリーム
・布
ポリッシングクリームは市販されているメガネ専用のものを使用します。クリームを塗布するための布は柔らかいものがおすすめです。
傷消しの手順
傷を消す手順は、クリームをつけてひたすら磨くだけ。とてもシンプルな方法ですよね?ただし、ホコリや異物が付いたまま磨くとさらに傷がついてしまうため、必ず事前にメガネを水で洗っておきます。
メガネの水滴を取ったら、布にクリームを少量付け、そのままフレームに塗り込むようにして磨き上げます。この作業を何回か繰り返すとフレームにツヤが戻り、傷をカバーできます。
注意点
ポリッシングクリームは表面を研磨するので、塗装や加工も落ちてしまう点には注意しましょう。ツヤを出すのでマット加工されたフレームには使えません。また、研磨剤によってコーティングが剥げてしまうかもしれないので、レンズに付着しないように気を付ける必要があります。
この方法ではひっかき傷のような小さなダメージには対応できますが、深い傷まで消すのは難しそうですよね?その場合、次に紹介する方法があります。
3.カッターや紙やすりを用いたセルフレームの傷消し方法
もう1つの方法は、カッターと紙やすりで傷部分を削るやり方です。なんだか難しそうだと思いませんか?多少のテクニックは必要ですが、ポイントさえ押さえれば傷を目立たなくさせられる可能性があります。
用意するもの
以下のものを用意します。
・カッター
・紙やすり(#1000~#2000)
・プラスチック用のコンパウンド(研磨剤)
・布
紙やすりは目の粗さによって「番手」と呼ばれる種類があります。適切な粗さの紙やすりを用意しましょう。
傷消しの手順
まずは下処理として、カッターの刃が付いていない方でフレームの傷部分を削ります。傷を削り落とせたら、でこぼこになった部分を紙やすりで均します。
紙やすりの粗さは、#1000~#2000以内がおすすめです。粗い#1000で大まかに均してから、細かい#2000の紙やすりで磨き上げるときれいに仕上がるはずです。
その後はプラスチック用のコンパウンドを使い、磨き上げてツヤを出します。布にコンパウンドを取ってひたすら磨くという作業で、根気が求められる作業です。
注意点
カッターで削るときは刃の向きに気を付けましょう。刃のついた側を使うとメガネにダメージを与えてしまうので注意が必要です。また、紙やすりは削った部分だけでなく、パーツ全体にかけてでこぼこを均します。
せっかくなら傷をきれいに目立たなくしたいと思いませんか?この下処理が仕上がりを左右するので、丁寧に均すのが成功のポイントです。
4.メタルフレームは自分で傷消しできない
メタルフレームは一度表面のメッキを剥がして再メッキで傷を消すため、自分で対処するのは困難です。メガネ専門店で傷の状態を見せて、修理できるか相談してみましょう。
また、再メッキを施す場合、修理工場にある類似色で塗装されるため、フレームの地金や素材によって色合いが変わってしまう可能性があります。元通りにはならないのかと心配になりますよね?事前にどんな風にメンテされるか確認してから修理に出しましょう。
5.まとめ
セルフレームのメガネであれば、専用の研磨剤を使用するか、カッターや紙やすりで傷を削り落としてから磨く方法で傷を消せます。ツヤが出て傷が目立たなくなるまで磨き上げるという根気があれば、自分で対処することもできます。
ただし、失敗してさらに傷ついたり販売店の保証対象外になってしまったりするというデメリットもあります。自己責任で行うのは不安があるという方も多いのではないでしょうか?まずは専門の修理業者やお近くのメガネ店で相談することをおすすめします。
JINS WEEKLY編集部 N輝
JINS歴8年。メガネ保有数73本。最近はカラーレンズがマイブーム。