屋内ではクリアなレンズなのに、屋外ではサングラスに変化。そんなユニークな「調光レンズ」を知っていますか? 1本でサングラスにもメガネにもなる利点があり、数年前からファンが増えています。JINSではこれまでグレー1色での展開でしたが、今年はカラーバリエーションが一気に増え、なんと全6色に! 今回はこの不思議なレンズの仕組みや、各色の特徴についてご紹介します。驚きの色変化がよくわかるムービーもレンズに注目してご覧ください!

驚きの色変化はどうして起こる? キーとなるのは紫外線
調光レンズの仕組みをごく簡単に説明すると、紫外線を当てると色の濃度が変わる素材で表面をコーティングしたレンズというもの。このため、太陽からの紫外線を受ける昼間の屋外では色がつき、一方、紫外線が届かない屋内や、夜間はクリアなままというわけです。なお色の変化は、紫外線のほか気温とも関係が。このコーティングの働きは気温が高いと弱まるため、気温が高い夏はやや淡い色味になり、逆に気温が低い冬はより濃い色味になります。
カラーは全6色。見え方や見た目の印象が異なります

左列手前より、グレー、ブラウン、キャメルブラウン、右列手前より、グレイッシュグリーン、グレイッシュブルー、グレイッシュパープル
写真のように、白い台に並べると色の違いは一目瞭然。レンズの色によって物の見え方がやや異なるのに加え、周囲から見た印象も変わります。撮影当日は4月上旬、最高気温15度、少し曇ったやや肌寒い日でした。なお気温の高い夏はやや淡い色味になるため、よりスタイリッシュな雰囲気に。
□グレー:自然な見え方で初心者におすすめ

グレーのレンズは、日陰に入った時のように全体の色調を均等に抑えるのが特徴。とても自然な見え方なので、カラーレンズが初めての方にもおすすめです。見た目も落ち着いた雰囲気だから、さりげなく取り入れたい、仕事用に使いたいといった人に最適。
□ブラウン:落ち着いた色味ながら視界は明るめ

グレーと同様に自然な見え方で、カラーレンズをかけ慣れない人にもなじみやすいのがブラウン。黄みがかった色味のため、視界が暗くなりすぎないという特徴があります。肌なじみがいい見た目なので普段使いしやすく、オン・オフ両方で活躍します。
□キャメルブラウン:ファッション性が高く肌の色をきれいに

ブラウンより明るい色調のキャメルブラウンは、やわらかくまぶしさを抑えるイメージ。普段あまりまぶしさでストレスを感じないという人に向いています。濃くなった時も透明感のある色調で、肌をきれいに見せる効果も。withマスクでもかけやすい色です。
□グレイッシュグリーン:色調差を抑えて洒落感を漂わせる

グリーンのレンズは、濃い・薄いという色調差を抑える効果を持ち、目にやさしい見え方といわれます。やや緑がかった視界となり緑がきれいに見えるので、アウトドアシーンに向いています。メンズライクな雰囲気があり、特に男性に使いやすいカラーです。
□グレイッシュブルー:モダンで洗練された雰囲気の人気カラー

見え方はグレーに近く、やや青みがかるため空がきれいに見えるという特徴が。まぶしさを感じやすい黄みを抑え、爽やかな視界を楽しめます。ブルーはカラーレンズのトレンドでもある色。撮影時、男性・女性スタッフ両方に人気が高かったカラーです。
□グレイッシュパープル:華やぎを感じさせ、自然な視界をキープ

グレイッシュブルーが青みに寄るのに対し、こちらは赤みに寄った見え方。とはいえグレーに近い色調なので、見た目の印象より視界は自然です。華やいだ雰囲気も魅力のパープル系カラーは、ファッション感度の高さと自然な見え方を両立したい人にいちおし。
日差しが強くなるこれからの時季、サングラスとメガネをかけ替えるわずらわしさがなく、 「一度使うと便利で手放せない」という声が多い調光レンズ。6色展開でパワーアップしたこの機会にぜひ試してみてください。
レンズカラー比較の撮影で使用したフレームはごくベーシックなタイプですが、フレームを変えればスポーティーな雰囲気になったり、ファッショナブルに見せたり、様々なフレームやカラーの組み合わせが楽しめます。JINSのお店で試着、またはオンラインショップのバーチャル試着を活用しつつ好みのフレームと調光レンズを選び、夏への準備をはじめてみてはいかがでしょうか。
【衣装提供】ヴァーテゴ デザインのジャケット¥14,300(マルベリー/tel03-6450-4800)/ジャクソン マティスのスウェット¥21,780(ハンドイントゥリーショールーム/tel03-3796-0996)/イキジのパンツ¥35,200(イキジ/tel03-3634-6431)