メガネを選ぶ際、気に入ったメガネが「自分に似合っているか」は気になるところ。それを判断するポイントのひとつが「眉型」との相性です。男女を問わず、自分の眉型をふまえてメガネを選ぶと、顔立ちになじんだ、自然な印象にまとまります。この記事では、3つの代表的な眉型をピックアップ。それぞれに似合うメガネを案内します。
まずは自分の眉型をチェック!
【 平行眉 】
眉頭(眉間に近い側の端)から眉山(眉毛のカーブの一番高い位置)までが、ほぼ傾斜のない、目と平行な眉。眉尻(こめかみに近い側の端)にかけてはそのまままっすぐか、やや下がっている場合もこちら。
【 アーチ眉 】
眉山に角がなく、眉頭から眉尻までゆるやかなカーブを描いた眉。カーブをつけすぎず、長すぎない、自然な印象にまとめるのが今の主流です。
【 上がり眉 】
眉頭から眉山までが直線的で、上向きに角度がついた眉。眉山から眉尻にかけては、そのまま上向きの場合も、平行や下向きになった場合も含みます。
眉型に合ったメガネ選びの基本は3つ!
❶眉ラインとフレーム上辺の形が近いものを選ぶ
❷眉が隠れず、フレームから少し見えるものを選ぶ
❸眉の存在感とフレームの存在感のバランスを意識する
眉とフレーム上辺の形を合わせるのは基本中の基本(上がり眉など一部例外もあります)。眉が完全に隠れてしまうとアンバランスになるので、特に太縁の場合は注意が必要です。太縁など存在感のあるフレームの時は、眉メイクは引き算を意識。逆にメタルフレームやクリアフレームの場合は、ある程度眉をはっきりさせるとバランスよく決まります。
眉型別・似合うメガネはこちら!
【 平行眉 】
平行眉は、眉山のない平坦な形が、抜け感とやさしさを漂わせる眉。アジア人の目の形に合うとされ、男女問わず人気の眉型です。
相性のいいメガネの型は、フレームの上辺が直線的なもの。代表的なのが逆台形といわれるウエリントンや、長方形に近いスクエアです。またすっきりと主張の少ない眉型のため、レンズが大きめのメガネもバランスよく決まります。
[ 平行眉×ウエリントンセル ]
[ 平行眉×ウエリントンコンビ ]
[ 平行眉×ウエリントンコンビ ]
眉型をいかすメガネ選びの基本は「眉のラインとメガネフレームの上辺の形が近いものを選ぶ」こと。3人の着用画像を見ると、それぞれがしっくりなじんだ印象になっているのがよくわかります。
なお今回取り上げた、適度に存在感のあるセルフレームのメガネには、主張しすぎない眉の仕上げが好相性。Mariさん、Mayさんの淡めの眉色や、Manatoさんの気持ち短めに仕上げた眉は、いずれもメガネと眉のバランスが抜群です。
【 アーチ眉 】
眉頭から眉尻までなだらかな曲線を描くアーチ眉。目の形となじみがよく、もともとの眉の形や骨格に合わせて描くことが多いため、流行に左右されない定番の眉型です。
相性のいいメガネの型は、フレームの上辺がカープしたタイプ。ボストンやラウンドのほか、ウエリントンで上辺が曲線になったものも似合います。
[ アーチ眉×ボストンコンビ ]
[ アーチ眉×ウエリントンセル ]
[ アーチ眉×ラウンドコンビ ]
男性と女性どちらにも、定番の眉型としておなじみのアーチ眉。眉のラインと近い、上辺がゆるやかにカーブしたボストンやラウンドのメガネは、顔立ちになじんだ自然な印象です。
kanakanaさん着用のメガネは、型としてはウエリントンですが、上辺が曲線的なので眉型ときれいに合っています。それぞれの、眉から離れず、重なりすぎない、眉とメガネの合わせ方もぜひ参考に。
【 上がり眉 】
眉頭から眉山までが直線的で、上向きに傾斜がついた上がり眉は、キリッと知的な雰囲気を漂わせる眉型。相性のいいメガネは、眉の雰囲気とマッチするウエリントンやスクエアです。また、ボストンの一部に見られるブリッジが下寄りについたフレームは、眉頭からの立ち上がりとフレームの形がきれいに合うので、こちらもおすすめです。
[ 上がり眉×ウエリントンセル ]
[ 上がり眉×ボストンコンビ ]
[ 上がり眉×ボストンメタル ]
上がり眉は、眉ラインに合わせて選ぶより「眉のキリッとした雰囲気に合ったメガネ選び」を心がけると、選択の幅が広がります。クールで格好いいウエリントンを合わせた東さんはその好例。一方で、特に女性は、上がり眉でも傾斜がゆるやかなので、akikoさんやじゅんこさんのように眉ラインに近いメガネ選びも可能。特にakikoさん着用の1本は、上がり眉に似合うと好評のフレームです。
メガネと眉は、どちらも目元の印象を大きく左右するもの。両者の相性を考えることで、より似合うメガネ選びができます。また眉は、メイクである程度は形を変えられるので、例えば「ウエリントンのメガネをかける時は平行眉に」といった具合に工夫するのも手です。
これからはぜひ、メガネ選びの際には、眉型とメガネのバランスにも目を向けていただければ幸いです。