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偏光レンズとは?活用シーンや普通のレンズとの違いを解説

2022.03.10


JINS WEEKLY編集部のI美です。
サングラス選びをしているうちに、「偏光サングラス」とはどんなものなのか気になって調べる人も多いと思います。
一見すると普通のサングラスと大きな違いはないように見えますが、じつは独特の仕組みにより眩しさを軽減してくれる機能があります。
今回は、偏光サングラスの仕組みや機能、メリットに加え、他のサングラスとの違いについても解説していきますね。



1.偏光レンズの仕組みや機能とは
偏光レンズとは
偏光レンズの仕組み

2.偏光レンズの種類とほかのレンズとの違い
明瞭な視界を確保する

3.偏光レンズのメリット2つ
UVカットサングラスとの違いは?
(照り返しの光による)眼への負担を軽減する

4.偏光レンズ特有の注意点
レンズに厚みが出る場合がある
デリケートな為、取り扱いに注意が必要
選べるフレームに制約がある
液晶の画面が見づらくなる

5.偏光レンズの活用シーン
レンズに厚みが出る場合がある
デリケートな為、取り扱いに注意が必要
選べるフレームに制約がある
液晶の画面が見づらくなる

6.自分に合った偏光レンズの選び方
偏光度
可視光線透過率
度の有無
フレームの種類

7.偏光レンズカラーの種類と特徴
ブラウン系
ブルー・グレー系
グリーン・黄色系

偏光レンズを選ぶなら「JINS」で

9.まとめ



1.偏光レンズの仕組みや機能とは

偏光レンズとは

偏光レンズとはサングラスのレンズの一種で、このレンズが使われているサングラスを「偏光サングラス」といいます。

偏光レンズは、特殊なフィルムでギラつきを抑える機能を持っています。2枚のレンズの間に特殊な「偏光フィルム」を挟んだ構造になっていて、自然光だけを通し、眩しいと感じやすい乱反射した光をブロックします。
この機能により、一定の明るさを保ちながら、眩しさを抑えてギラつきのない視界をキープできるんです。



偏光レンズの仕組み


偏光レンズの仕組みや機能とは

偏光レンズは、2枚のレンズで「偏光膜」というフィルター(偏光フィルム)を挟み込んだ構造のレンズです。偏光膜は一方向から入ってくる光だけを通す働きがあります。そのため乱反射により斜め方向から入ってくる光を偏光膜によって遮ることができる仕組みです。

マリンスポーツや釣りにおける水面や、スキー場の照り返しなど乱反射の他に、路面やガラスの反射光など眩しく感じやすい光も取り除いてくれます。

スポーツやレジャーシーンだけでなくタウンユースでも大変便利で、快適でクリアな視界を確保できます。偏光膜を持たないレンズの一般的なサングラスと比べ、レンズカラーが濃くても対象物が見づらくなる心配もありません。



2.偏光レンズの種類とほかのレンズとの違い

偏光レンズで眩しさを抑えられることはわかりましたが、ほかのサングラスとの違いについても気になりますよね。そこで、どのような違いがあるのか解説します。



UVカットサングラスとの違いは?

UVカットサングラスとの違いは乱反射を抑えられるかどうかという点です。
UVカットサングラス、つまり一般的なサングラスは紫外線を防ぐ効果のある、色付きレンズで眩しさを抑えています。ただし、偏光フィルムは入っていないので、乱反射によるギラつきまではカットできないことがほとんどです。
偏光サングラスは特殊な仕組みにより反射光をカットするので、極端に濃い色のレンズでなくても眩しさを抑えられます。UVカット機能がついているレンズも多く、JINSの偏光レンズであれば、紫外線を99%以上カットする機能があります。



調光レンズのサングラスとの違いは?

調光レンズは一見、普通のメガネのようにクリアなレンズですが、紫外線にあたるとカラーレンズに変わります。紫外線量や気温でレンズの色が変わるため、出かけるときにメガネからサングラスにかけ直さなくてもいいのが嬉しいポイントです。
ただし、調光レンズもUVカットレンズと同じく、光の乱反射をカットする機能がないため、視界のギラつきまでは防げません。
反対に、偏光レンズは自然光を通しながら光の反射を抑える機能があります。レンズの色は一定ですが、かけている間は鮮明な視界を保ちながら、ギラつきやまぶしさを軽減できるというのが大きな違いといえそうですね。



3.偏光レンズのメリット2つ

偏光レンズを使用する2つのメリットについて紹介します。


明瞭な視界を確保する

偏光レンズを取り入れると、通常のサングラス以上に視界がはっきりとするでしょう。
水面のギラつきや車のフロントガラスの映り込みなど、反射した光で視界が妨げられるシーンはたくさんありますよね。特に運転中やスポーツをしているときに乱反射で眼がくらんでしまうと事故につながる危険性もあります。
偏光サングラスをかけるとチラつきが気になりにくいので、視界が安定しやすくなります。視認性も高まり、安全を確保しやすいでしょう。



(照り返しの光による)眼への負担を軽減する

偏光サングラスをかけることで、(照り返しの光による)眼への負担を軽減します。
たとえば、車を運転しているときに路面やガラス面で反射した光を浴び続けて、ぐったり疲れてしまったという経験はありませんか?これは強い照り返しの光により目に負担がかかったことが原因だと考えられます。
偏光サングラスで強烈な反射光をカットすれば、眼への負担も軽くなるはずですよ。



4.偏光レンズ特有の注意点

偏光レンズは特殊な構造をしているので、偏光サングラスならではの注意点がいくつかあります。いざ購入する段階で「イメージと違う!」とならないように、あらかじめチェックしておきましょう。



レンズに厚みが出る場合がある

2枚のレンズを使用して偏光フィルムを挟み込んでいるので、通常のレンズよりも若干厚みが出ることがあります。実際にはわずかに増す程度なのですが、度数入りで作る場合は少し気になるかもしれません。



デリケートな為、取り扱いに注意が必要

偏光フィルムは熱と水に弱いので取り扱いにも注意が必要です。高温にさらしたり、長時間濡れたまま放置したりすると、偏光フィルムが変形して使用できなくなってしまいます。夏場の車内への置き忘れやマリンスポーツでの使用には気を付けましょう。



選べるフレームに制約がある

サングラスのフレームにはたくさん種類がありますが、なかには偏光レンズを入れられないものもあります。
レンズに溝を掘るハーフリムやレンズに穴を開けてパーツを固定するリムレスのフレームは、偏光フィルムを傷つけてしまう可能性があるので偏光サングラスには不向きなのです。
気になるフレームがあれば、偏光レンズに対応しているか事前に確認しておくと安心ですね



液晶の画面が見づらくなる

偏光サングラスの注意点としては、かけたまま液晶ディスプレイを見ると画面が真っ暗になったりにじんだりと見えにくくなることがある点です。

サングラスをかけてテレビやパソコンは見ないから大丈夫と思うかもしれませんが、

・スマートフォン
・カーナビ
・デジタルウォッチ
・スマートウォッチ など

上記のものをご利用の方は注意が必要です。最新の液晶ディスプレイは偏光レンズを通してもきちんと見えるタイプがありますが、運転中など不意に液晶をみて真っ暗になってしまうと取り乱してしまうかもしれません。なるべく外して見る方が良いでしょう。



5.偏光レンズの活用シーン

偏光レンズは特殊な構造をしているので、偏光サングラスならではの注意点がいくつかあります。いざ購入する段階で「イメージと違う!」とならないように、あらかじめチェックしておきましょう。

偏光レンズの仕組みや機能とは


レジャーやアウトドア

光の乱反射やぎらつきなど、眩しさを抑えてくれクリアな視界を叶えてくれる偏光レンズはアウトドアシーンでの使用と相性が良いと言えるでしょう。釣りや水辺でのアウトドアレジャーなどでは水面の反射を抑えて視界を見やすくしてくれます。

また、キャンプやバーベキュー、屋外フェスなどでも地面の照り返しや日差しで眼が疲れてしまい、疲労を感じてしまうことも。このようなアウトドアシーンに活用することで、自然光は通し眩しく感じやすい乱反射した光だけをカットしてくれるので、視界もクリアで快適に過ごせます。

アウトドアに偏光サングラスがおすすめの理由と注意点 >



マリンスポーツやウィンタースポーツ

マリンスポーツでは偏光サングラスは水面の反射を抑えて視界を見やすくしてくれます。ヨットやボード、ジェットなどのマリンスポーツの他、ビーチバレーなどにもおすすめです。

また、マリンスポーツだけでなく、ウィンタースポーツにもおすすめです。スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツでは、雪面による照り返しで眼にダメージをうけてしまうことも。光の乱反射が激しく、屋根のない屋外でのスポーツシーンには偏光サングラスが活用できます。



ゴルフ

屋根のない屋外でのスポーツシーンといえばゴルフ。ゴルフにも偏光サングラスはおすすめです。
芝の照り返しや池の水面の反射など、強い日差しと乱反射する光で目が疲れやすくなるので、視認性と快適性を両立するためにも偏光サングラスを取り入れることをおすすめします。



運転

照り返しなどを軽減してくれる偏光レンズは、車の運転時には視認性を高める効果が期待されます。ライトなども捉えやすくより見やすい視界で運転ができ安心です。

ただし、レンズの特性上、見る角度によってはカーナビの画面が見えづらくなる場合があるため注意が必要です。

また、JINS偏光サングラスは夜間の運転には適してないので、サイクリングや車の運転の際には周囲の明るさに合わせて使用するかどうかを判断しましょう。

運転で使いたい!偏光サングラスのメリット・デメリットと選び方 >



6.自分に合った偏光レンズの選び方

偏光度

偏光レンズのサングラスを選ぶ際には、「偏光度」や「可視光線透過率」などを確認して選ぶことがおすすめです。

偏光度とは、その名の通り乱反射する光の照り返しやぎらつきをカットする度合いを示します。偏光サングラス・偏光レンズは偏光度が90%以上のものであることがひとつの目安で、偏光度が99%に近いほど乱反射をカットしぎらつきを抑え、クリアな視界を確保することができます。



可視光線透過率

「可視光線透過率」は重要なポイントです。これはレンズがどれだけの光を通すかを示す数値で、その数値が低ければ低いほどレンズが濃く、強い日差しを効果的に遮断できます。

日差しが強い晴れの日は10%程度、晴れや曇りの日は20〜30%程度、早朝や夕方は40%程度がおすすめです。日差しが強いときは、濃度の高い偏光レンズを選びましょう。ただし、曇りや早朝・夕方の暗い時間帯にそのまま使用すると、視界が暗くなりすぎて見づらくなる可能性があります。使用する天候や時間帯、シーンに合わせて適切に選ぶのがおすすめです。



度の有無

視力が悪くていつもメガネをかけている方には、度付きの偏光レンズがおすすめです。これなら視力を補正しつつ、偏光レンズのメリットも実感できます。JINSの偏光レンズは、度付き・度なしに関わらず同じ価格で作成が可能です。



フレームの種類

通常のメガネフレームやサングラス同様に、偏光レンズを選ぶ際にもフレームとのバランスは重要です。
顔の輪郭に似合いやすいフレームや形状に加えて、運転やスポーツシーンなど用途に応じてより高いフィット感のものや、調整可能な鼻パッド付きのものなど機能面とかけ心地を重視することもおすすめです。

またより視野を広く確保したい場合などには視界の邪魔にならないフレーム形状やレンズサイズの物を選ぶこともおすすめです。



7.偏光レンズカラーの種類と特徴

偏光レンズはさまざまな色のレンズカラーがあり、色によって期待できる効果が異なります。シーンに合わせた「レンズカラー」を選ぶための、色の種類とそれぞれの色の特徴について解説していきます。



ブラウン系

ブラウン系のレンズは一般的なサングラスにもよく使用されます。特に偏光レンズでは、物体のコントラストを鮮明に見せる効果があります。ブラウンやレッド系の偏光レンズは、そのコントラスト強調効果がメリットとされています。自然な印象でかけられるので、サングラスに抵抗がある方にもおすすめのカラーです。



ブルー・グレー系

ブルーやグレー系の偏光レンズカラーは、太陽光や照り返しをカットし、眩しさをしっかり抑える効果が期待できます。

自然な見え方に近いので、長時間の着用でも違和感が少なく目が疲れにくいのもメリットです。また、ブルーやグレー系の色のレンズカラーは一般的なサングラスでも多く用いられるため、偏光レンズのサングラスをタウンユースで使用しても馴染みやすいのが魅力です。強い日差しの中で行うスポーツや水辺でのレジャーなどにもおすすめです。



グリーン・黄色系

グリーンやイエロー系の色の偏光レンズカラーは、視界が明るく見えることが魅力です。
他の色と比較して明るい視界を確保できるので、夕方以降など視界が暗い時に使うのにもおすすめです。

また、グリーンやイエロー系レンズはそもそもコントラストをはっきり見せる効果もあるので、バイクや車の運転、ゴルフや射撃などのスポーツにも好まれます。

ただし夜間の運転時のサングラス着用はレンズカラーを問わず適していないのでおすすめできません。偏光レンズの色は使用シーンに合わせて選びましょう。



偏光レンズを選ぶなら「JINS」で

偏光サングラスは乱反射する光の眩しさから目を守り、ぎらつきを軽減させることでクリアで快適な視界を叶えます。JINSでも偏光仕様のレンズを使った偏光サングラスの商品展開があります。またお好きなフレームを選んで、偏光レンズを組み合わせることで、オリジナルの偏光サングラスを作成することも可能です。

※レンズの仕様上、一部のフレームは偏光レンズと組み合わせることができません。

偏光レンズ・偏光サングラス | レンズガイド | JINS >



9.まとめ

偏光サングラスとは、特殊なフィルムがはさまれており、乱反射した光の眩しさを抑えられるサングラスです。強烈な照り返しやガラスへの映りこみなど視界を妨げる反射光をブロックするので、はっきりした視界の確保や眼への負担軽減に役立ちます。
ただし、熱や水に弱く、通常のレンズよりわずかに厚みが増す場合があることも知っておきましょう。
JINSではグレーとブラウン、2色の偏光レンズをご用意しています。レンズの仕様上一部選べないフレームタイプもありますが、約3000種類の中からお好きなフレームで偏光サングラスを作れます。オンラインもしくは店舗にてチェックしてみてくださいね。

JINS 偏光レンズの詳細はこちら



I美

JINS WEEKLY編集部 I美
JINS歴5年。メガネ保有数22本。主にダテメガネとコンタクトを併用。




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