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アウトドアに偏光サングラスがおすすめの理由と注意点

2022.03.10

JINS WEEKLY編集部のN輝です。
近年アウトドアレジャーの人気が高まり、キャンプや登山などにはまっているという方も多いのではないでしょうか? 日差しのきついアウトドアではしっかり眩しさを防げる偏光サングラスがおすすめです。
今回はアウトドアで活躍する偏光サングラスについてご紹介します。アウトドアに向いている理由やシーン別の選び方、使用するうえでの注意点をまとめました。





1.偏光サングラスがアウトドアでの使用に向いている理由

偏光サングラスがアウトドアでの使用に向いている理由は、眩しさを軽減して視界を安定させたり、水面の反射を抑えて視界を見やすくしたりする機能があるからです。
「キャンプでのんびりしたいけど日光や反射がきつくて眼が疲れる」、「登山していると地面の照り返しで足元の注意が散漫になる」、「釣りの時に水面が反射してよく見えない」といったシーンはありませんか?
偏光サングラスは自然光のような一方向の光は通し、眩しいと感じやすい乱反射した光だけをカットする特殊なレンズを使用しています。通常のカラーレンズで反射光までしっかり抑えようとすると、カラーの濃度をとても高くする必要があり、暗く対象物が見えづらい視界になるのに対し、偏光レンズであればカラー濃度をそこまで高くしなくても反射光を抑えられるためちらつきのない視界を保てます。



2.アウトドアで使う偏光サングラスを選ぶうえで必ずチェックしたいこと

アウトドアで活躍する偏光サングラスを選ぶ際に、チェックしておきたいポイントをみてみましょう。



可視光線透過率

レンズが通す光の割合を「可視光線透過率」といい、この数値によって見やすさの目安がわかります。アウトドアで使用する場合、15~30%程度の濃度がおすすめです。
可視光線透過率は0~100%で表記され、数値が小さいほどレンズカラーが濃くなり、光をカットします。一般的に使いやすいのは40~70%の眼が透けて見える程度の濃さですが、カジュアルなキャンプやラフな山登りなど、晴れた日中で日差しが強い時間帯に使ってみたところ、適度な視界を確保できる30%以下の濃度のものが丁度良く感じられました。



偏光度

偏光度は眩しさを抑えるうえで重視したい部分ですが、見やすさと両立させることも重要です。「偏光度」は反射光や雑光をカットする割合のことで、数値が高いほど性能が高いことを示します。基本的に偏光レンズとは偏光度90%以上のもので、その中でも99%に近いものは高性能といえます。
では、偏光度は高ければ高いほどいいのでしょうか?じつは偏光度が高くなるほど可視光線透過率が低くなってしまいます。実際に試着してみて、眩しさを抑えながら見やすさも確保できるバランスのものを選ぶのがポイントです。



3.【シーン別】アウトドアで使う偏光サングラスの選び方

次はアウトドアのシーン別に、偏光サングラスのデザインやレンズカラーの選び方を紹介していきます。



キャンプで使う偏光サングラスの選び方

キャンプで使う偏光サングラスのデザインは、自分のアウトドアファッションに合うものを選ぶのがおすすめです。
ギアやファッションにこだわりを持つキャンパーも多いのではないでしょうか?サングラスはファッションアイテムでもあるため、お気に入りのキャンプコーデにマッチするデザインのフレームを探してみましょう。
レンズカラーは色調の変化が少なく、長時間かけても疲れにくいグレーが最適です。キャンプ場の行き帰りの運転にも使えます。



登山で使う偏光サングラスの選び方

登山用のサングラスは顔にフィットするものをおすすめします。山の上では紫外線量が増えるため、顔とサングラスの間にすき間があると、そこから紫外線が入りこんで眼にダメージを与える可能性があります。視野を確保できるようにレンズ部分が広いことも重要です。
また、汗で滑り落ちやすいツルツルした素材は避けましょう。下を向いた瞬間にうっかり落としてしまった、という事態は避けたいですよね?
グレーのレンズカラーなら裸眼での見え方と近いので、登山中の風景を楽しむのにも適しています。



釣りで使う偏光サングラスの選び方

釣りで使う場合は、うっかり水中に落とさないように顔にフィットしているかよく確認しましょう。
また、サングラスで使用されるステンレス製のネジは、汗や海水など塩分にさらされ続けると錆びる場合があります。これを避けるには金属製のネジやピンを使用していないヒンジレスフレームを選ぶのもひとつの手段です。ただし、鼻パッド部分にメタル素材を使用しているものもあるので注意しましょう。
レンズカラーはブラウン系がおすすめです。コントラストがはっきりし、水中の状況が把握しやすくなるはずです。



4.偏光サングラスをアウトドアで使用する際の注意点

アウトドアで偏光サングラスを使用する場合、どのような注意点があるでしょうか? 3つのポイントを見ていきましょう。



濡れたまま長時間放置しない

偏光サングラスは水に弱く、レンズが濡れたまま放置して偏光フィルムへ浸透してしまうと剥がれてしまう場合があります。川遊びや雨の日などで偏光サングラスが濡れた場合は、レンズのすき間の水滴までよく拭き取ることが大切です。



火元のそばに置かない

偏光レンズに限らず、メガネやサングラスのレンズは熱に弱く、火の近くや温度の高い場所への置きっぱなしは厳禁です。高温によりレンズ表面のコーティングや偏光フィルムがダメージを受けてしまうかもしれません。
アウトドアだと焚火やガスバーナーの近く、また車のダッシュボードへの置き忘れに注意しましょう。



ゴーグル代わりに使用しない

眼の周りを覆うのでゴーグル代わりに使用できないか考える方もいるのではないでしょうか?偏光レンズは強い力が加わると偏光フィルムが歪んでしまうため、飛来物から眼を守るゴーグルとしての使用はおすすめできません。衝撃によってフィルムが歪むと、見え方にも影響が及んでしまいます。
ゴーグルが必要なシーンでは、偏光サングラスをかけたうえから着用しましょう。



5.まとめ

偏光サングラスは水面や地面の照り返しによるギラつきをカットして視認性を高めるため、晴れた日のアウトドアにうってつけと言えそうですね?
キャンプ用なら、自分のテイストに合ったお好みのデザインの偏光サングラスを選びましょう。一方、登山や釣りで使う場合は、なるべく顔にフィットするフレームが最適です。レンズカラーは、キャンプや登山には色調の変化の少ないグレー、釣りはコントラストが明瞭なブラウン系がおすすめです。
熱や水に弱いため、焚き火のそばや水に濡れたまま放置しないように気を付ける必要はありますが、偏光サングラスを取り入れることで視界が安定し、これまで以上にアウトドアでのアクティビティを満喫できるはずです。
JINSでは約3000種類の中から好みや用途に合ったフレームを選んで偏光レンズにできます。ぜひアウトドア用の1本を作ってみましょう。

JINS 偏光レンズの詳細はこちら



N輝

JINS WEEKLY編集部 N輝
JINS歴8年。メガネ保有数73本。最近はカラーレンズがマイブーム。




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