JINS WEEKLY編集部のN輝です。
サングラスのレンズは交換できるのか、気になっていませんか?
うっかりサングラスを落としてしまい、レンズにヒビや傷が付いてしまった、あるいは割れてしまったという場合でも、レンズのみを交換できるケースがあります。しかし、レンズ交換には条件があるため、場合によっては対応できないこともあるようです。
そこで今回は、サングラスのレンズ交換について知っておきたい注意点や交換の流れについて解説していきます。
サングラスの基礎知識をおさらい
サングラスの中には、ボストンやスクエアなどメガネと似た形状のフレームもあれば、主にサングラスのみに用いられるデザインもあり、大きく分けて8種類以上はあります。
また、セルフレームやメタルフレームといった素材の違いに加えて、レンズの持つ特性や機能性の違いもあります。
フルカラーやグラデーションなどレンズの色の違いだけでなく、ドライブやスポーツなど用途に合わせたレンズカラーの選び方次第で、より快適に使用できるのが特徴です。
さらに、偏光レンズや調光レンズ、ミラーレンズなど、目への影響や見え方に変化を与えるものもあります。
サングラスの種類を徹底解説!フレームとレンズ別に特徴を紹介 >
サングラスはどれでもレンズの交換ができる?覚えておきたい注意点は?
サングラスはどれでもレンズの交換ができるのか、レンズを交換するうえで、知っておきたい注意点やレンズ交換できない場合について解説します。
サングラスの状態や形状によってはレンズ交換できない場合がありますので、どのようなケースが当てはまるか事前に以下の点について確認しておきましょう。
1:フレームにダメージがある場合
サングラスのフレームが破損していると、レンズ交換を断られる場合があります。フレームに傷やヒビ、歪みがあると、交換時にフレームが割れたりレンズがうまく入らなかったりするからです。
また、フレーム自体がダメージを受けていると、レンズ交換してもすぐにまた壊れてしまう可能性も高くなります。せっかくレンズを交換したのにもったいないですよね?店舗スタッフからフレームごと買い替えを勧められた場合は、レンズだけの交換は難しいと考えましょう。
2:フレームに特殊な素材を使用している場合
特殊な素材を使用したフレームも、レンズ交換できない可能性があります。特殊な素材とは金やプラチナ、べっ甲、水牛、羊の角、木、竹などで、これらを使用したサングラスのフレームはレンズ交換を断られる場合がほとんどです。
その他の素材でもレンズ交換できない場合があるため、心配な方は事前に確認した方がいいでしょう。
3:特殊な素材・形状のレンズを使用している場合
特殊な素材や特殊な形状のレンズを使ったサングラスもレンズ交換が難しいでしょう。
レンズ交換はその店で取り扱っているレンズのなかから選んで交換するのが一般的です。そのため、ガラスレンズやプリズムレンズ、スポーツサングラスに多いハイカーブレンズなど取り扱いが少ないレンズは用意がなく、対応できない場合があります。
また、レンズが大きいデザインのサングラスも、該当するサイズのレンズがなければ対応できません。
ただ、愛着のあるサングラスだと諦めがつかないということもあるのでは?なかにはこうした特殊なレンズを取り扱っている専門店もあるので根気よく調べましょう。
サングラスのレンズを交換する方法1:自分で交換する
レンズに傷がついてしまったもしくは外れかかっている、サングラスと伊達メガネを兼用して気分でレンズを変えたい、など様々な目的から「自分でサングラスのレンズを交換できないかな?」と考えたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
メガネ販売店の店頭などでは、店員さんは簡単にレンズを取り外しているようにみえるので、とても簡単そうに見えますよね。
しかし、実はコツがあり、レンズを外す前にフレームの状態等を適切に判断しています。
セルなのかメタルなのかなどフレームの構造と素材によって方法は異なりますが、ほとんどのサングラスはレンズを外すことができます。しかし一部には取り外しができないサングラスもあります。
そういった見極めの必要性を考えても、ご自身でのレンズの交換は基本的にはおすすめしていません。
自分でサングラスのレンズを交換するメリット
・傷や外れかけのレンズが不意にフレームから落下して壊れてしまう前に事前に外しておける
・1本のサングラスのフレームを伊達メガネなどにも使いまわせる
・ファッションや気分でサングラスの印象を変えられる
自分でサングラスのレンズを交換するメリットといえるものは上記のような数点になります。
また、フレームを使い回す趣旨が目的である場合には、交換するレンズも必要なので、やはりご自身でのレンズ交換はあまり現実的とはいえません。
レンズが外れかかっているなど、緊急時の対処と考えましょう。しかしそれでフレームが折れてしまっては元も子もないので、やはりメガネ販売店へ持ち込み相談するのがおすすめです。
自分でサングラスのレンズを交換するデメリット
自分でサングラスのレンズを交換することは、上記でも述べたようにメリットよりリスクもあることを知りましょう。
セルフでの交換も不可能ではないですが、フレームを傷つけたりレンズを割ったりしてしまう可能性があるのでおすすめできません。
また頻繁にレンズの取り外しや交換をすることでレンズにもフレームにも少なからずダメージがあるので、やはり必ず専門店で交換してもらいましょう。
なるべくメガネショップなどの専門店に持ち込んで、プロに交換してもらうのが望ましいでしょう。
サングラスのレンズを交換する方法2:お店で交換してもらう
サングラスのレンズ交換は自己流でセルフでするのではなくお店で交換してもらうのがおすすめですが、その場合にも注意点があります。
他社製のフレームの持ち込みでもレンズ交換に対応してくれるか、あらかじめ確認することも大切です。素材や構造、パーツの有無や適合性などによっては、受け付けてくれない場合もあるので、店舗へ持ち込む前に問い合わせるのがおすすめです。
サングラスのレンズ交換の実際の流れは、以下の3ステップです。
・店舗へフレームを持って来店
・交換可能かスタッフが確認
・レンズの種類、度数を確認のうえ交換
ほとんどのメガネ店では店舗でのみレンズ交換を受け付けているので、まずは最寄りのお店までフレームを持参しましょう。
メガネにもサングラスにもなるフレームや、度付きサングラスに対応しているサングラスフレームなどの場合には、レンズ交換が対応可能な場合もあります。フレームの形状によってはレンズ交換できないものもあるため、店舗でスタッフが確認します。
交換できる場合、お客様の希望するレンズの在庫を確かめたうえで、交換作業に取り掛かります。ただし、交換可能であっても、レンズの種類や度数によっては完了まで日にちがかかる場合があります。
お店でサングラスのレンズを交換するメリット
・メガネ用ドライバーなど専門工具や機材がある
・フレームとレンズの状態を判断した上で取り扱ってくれる
・プロの専門知識で適切に判断してもらえる
・コーティングやレンズの状態、交換の必要性の有無など相談できる
お店でサングラスのレンズを交換するメリットはやはり、プロの知識と技術で適切に対処してもらえることです。
例えば、レンズ交換だけでまだ使えたはずのフレームも、自己流でレンズを外そうとして破損してしまっては残念な結果になってしまいます。
やはり、プロに相談・依頼することで不要なリスクを避けられることは大きなメリットと言えます。
お店でサングラスのレンズを交換するデメリット
サングラスの素材によってはアセテートなどの素材が縮んでレンズカーブが合わなくなっていて、外れたレンズを入れてもらうだけのつもりが、レンズの作り直しが必要なケースなどもあります。
また、そもそもがレンズ交換を想定されておらず溝のない樹脂形成のサングラスなどもあり、その場合にも持ち込んでもレンズ交換ができない場合もあります。
電話での事前問い合わせでは持ち込みに対応しているとの回答をもらった場合でも、やはり実物をみないと本当にレンズ交換ができる構造や素材であるかの判断はできません。
持ち込みの場合には、万が一のリスクなども説明を受けて納得の上での依頼がおすすめです。
サングラス・メガネのレンズ交換なら"JINS"へ
JINSでは、他社フレームのレンズ交換も実店舗にて対応しています。
ただし、下記に該当する商品の場合は、レンズ交換をお受けできませんのでご参照ください。
【素材】
・金、プラチナ(白金)、べっ甲、木製、竹製、角製(水牛、羊等)の素材のフレーム
※その他の素材でもお受けできない場合があり、店頭で確認の上で対応致します。
【形状】
・ツーポイントフレーム、カーブが強い、レンズサイズが大きいフレーム
【状態】
・商品に傷、ヒビや歪み等のあるフレーム
【レンズ】
・ガラスレンズ、ハイカーブレンズ、プリズムレンズ
また、破損のリスクなど状態によっては受付をお断りすることもあります。
そして、レンズは取り扱いレンズ内での対応なので、度数によっては作成ができず、以前お使いだったレンズと同じものでの作成ができない場合があります。
標準クリアレンズは「レンズ交換代5,500円(税込み)」
JINS SCREENレンズやカラーレンズ等のオプションレンズをご希望の場合は、別途追加料金をご負担頂きます。
まとめ
サングラスのレンズ交換はメガネショップなど専門店に任せるのがおすすめです。ただし、フレームにダメージがあったり、特殊な形状や素材で作られたサングラスだと、対応が難しくなるため、レンズ交換を断られる場合もあります。
JINSでは、メガネフレームをベースとしたサングラスであれば、レンズ交換できるケースがほとんどです。また、一部のフレーム・レンズを除き、他社フレームでも交換をお受けしています。
自分の持っているサングラスがレンズ交換できるものなのか判断するのは難しいですよね?JINS店舗にてスタッフが確認いたしますので、フレームを持参のうえお気軽にご相談ください。
JINS WEEKLY編集部 N輝
JINS歴8年。メガネ保有数73本。最近はカラーレンズがマイブーム。