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メガネレンズの外し方!レンズの交換についても解説

2022.11.29


手頃な価格で購入できるおしゃれなメガネが増えたことや、伊達メガネやブルーライトカットなどの用途メガネの普及もあり、最近ではファッション好きの間でもメガネ愛用者が増えています。そうした中で、メガネのレンズの外し方を知りたいといった声が増えています。ここでは外し方やはめ方、注意点をご紹介します。



レンズを外す主な理由



クリーニングやメンテナンスのために

メガネのレンズを外す際はお店などでは主に、度数や色などレンズの種類交換、フレームの歪み等メンテナンスや修理といった目的で行われます。

メガネ屋さんでない限り、あまり自分自身でレンズを外す機会はないように思いますが、中にはクリーニングのためにレンズを外したいと考える方もいます。

レンズとフレームの間など細部に蓄積する汚れが気になり、お気に入りのメガネだからこそしっかりクリーニングしたいという理由で、レンズを外してメンテナンスをしたいと考えるようです。



伊達メガネ用にレンズを外したい

特に若い方の中では、伊達メガネ=レンズなしの方が可愛いと考えている方もいます。
例えば写真の時に反射する、レンズが曇る、またはまつ毛が当たって煩わしいなどさまざまな理由でレンズが気になってしまうようです。また、有名人などを真似てレンズを外した方が可愛い、と考えているそうです。

しかし本来は、度なしマルチレンズに入れ替えたり、くもりやUVカットの伊達メガネ用の度なしレンズに入れ替えたり、適切な掛け心地に調整することで、より自然に違和感なく伊達メガネを楽しめます。



気分やTPOでサングラスのレンズと入れ替えたい

自分でレンズを外したいと思う理由の中でも、レンズの入れ替えを目的とする方は多いです。メガネ好きなお洒落さんの中には、普段は度付きのクリアレンズで、アウトドアシーンではサングラスで、デートでは伊達メガネでと気分や用途・ファッションやTPOに応じてお気に入りのメガネを着回ししたいと考える方もいます。

その都度、メガネ屋に持って行くのは時間も手間もかかるので、それなら自分自身でレンズを外して入れ替えたいと考えるようです。



お店で断られた

海外で買って持ち帰ってきたフレームや、雑貨店で購入したメガネなど、場合によってはフレームの持ち込みによるレンズ交換を断られてしまうこともあります。

取り扱いのないフレームで万が一の破損リスクを考えて断られる場合や、そもそもレンズができないようなデザインや、インジェクションなど樹脂素材でレンズをはめこむ溝がない場合もあります。そういった場合には、自己責任でレンズをはずそうと考える方もいます。




セルフレームのレンズの外し方



ここでは外し方をお伝えしますが、コツが必要なため基本的にメガネ屋にお願いするのがおすすめです。どうしてもご自身でする場合は参考にしてみてください。



力をかける箇所を見極める

セルフレームは枠に継ぎ目がないので、リム(メガネフレームの縁)の溝とやげんの凹凸がフィットすることで、ズレにくく固定されています。

レンズをはずす際には、フレームの内側(装着時の顔側)からレンズ上部を一点を押すことで、セルフレームからレンズを外すことができます。この時に、両手の親指で押し出してフレームからレンズを外します。

例えばフレームのボリュームがある分厚いセルフレームなどは一見して固そうに見えるので、「なかなかレンズを外せないかな?」と思いがちですが、力をかけるポイントを見極めることが重要です。力任せに押して抜くのではなく、子供の頃に理科の授業で習った「支点・力点・作用点」のように、力をかける箇所をチェックしましょう。

よくあるスクエアや横長デザインのメガネフレームの場合には、長い辺の方がリムをたわませやすいので、よりスムーズにはずせる傾向にあります。だいたいのデザインでは、レンズは下側より上側の方が長い微妙な台形になっていることも多いので、上辺(眉毛側)を意識して押す方がよりスムーズです。



人差し指で抑えて親指で押し出す

人差し指はリムに添えて、親指で押し込むことで、溝の引っ掛かりを浮かせて、レンズへの負担が少なく外すことができます。押す場所は、レンズ上部の真ん中あたりが、外しやすいです。

上辺上部を押す方ほうが定番ではありますが、形状によっては臨機応変に対応が必要です。
フレームの縁が華奢で細かったり強度に不安がある場合には、何箇所か親指で押してみてあたりを探すのも良いでしょう。

親指以外の指は、メガネ全体を包み込むように、レンズの外側(押す側と反対)に添えましょう。それによって、勢いよくレンズを押し出しても、飛んでいってしまってレンズに傷が入ってしまう可能性を防げます。爪などでレンズやコーティングに傷をつけてしまうのが心配な方は、メガネ拭き用のクロスなどをレンズに当てて、指との接地面をカバーする方法もおすすめです。

セルフレームメガネのレンズをはずす動作は、客観的にみているととても簡単なように見えますが、実は結構なコツが必要です。意外にもセルフレームのレンズを外すのはコツが重要で難しいので、販売店などメガネ屋に依頼するのがおすすめです。

お湯やドライヤーの熱風などで加熱してフレームを温めることでレンズを外しやすくしたりといったテクニックを用いることもできますが、どうしても自己流ではリスクがあるので、やはり購入店への相談が安心です。

また、アパレルショップや雑貨店などで販売されている伊達メガネなどの場合は、購入時のデフォルトの状態ではデモレンズと言われるプラスチックの型板がはめられていることがあります。

デモレンズはフレームが歪まないための型板ですので、ただのプラスチックの板で溝ややげんが作られていない場合もあります。
そうした場合には一度外してしまうと、元に戻したくてもフレームに収まってくれないこともあります。

そのため、伊達メガネのデモレンズの不透明さや乱反射のチラつきなどが気になる場合には、もしもフレームのリムに溝がほられていてレンズ交換ができる製品の場合には、伊達メガネ用の度なしマルチなどに交換するのがおすすめです。




メタルフレームのレンズの外し方



小さいネジの紛失注意

メタルフレームはテンプルの付け根の下あたりにあるリムロックのネジを外すだけなので比較的簡単です。小さなネジを外すと、メタルフレームが上下に開くようにリムが緩むので、その隙間からレンズを外せます。

注意点としては、ネジがとても小さいので紛失してしまいやすいことです。心配な方は、柔らかい布を敷いてその上で作業をすると、万が一落下しても、跳ねて転がりにくいので、見つかりやすいです。



ネジ穴を壊さないように注意

メガネ用のドライバーは最近100円均一などでも購入することができます。持ち手の部分を手のひらで固定するようにすると、メガネ用のとても小さいドライバーも扱いやすくなります。

しかし、しっかりとドライバーを差し込んで力をかけて押し込みながらネジを固定しないと、ネジ穴を潰してしまいます。また、ドライバーの先端がネジ穴に合ってなかったり垂直に当たってなかったりするとうまくできません。さらに扱いが慣れないとドライバーの先端で手をけがする危険もあります。

上記のような理由から、メタルフレームのレンズも自分ではずすことは基本的にはおすすめできません。

またセルフレームと共通ですが、はめる場合はレンズを逆にはめてしまったり、向きを間違えたりする可能性あり、正しい見え方にならない危険もあるのでそこも注意が必要です。




メガネレンズを外す際の注意点



傷や怪我に注意

説明だけを読んでいると、レンズを外すのは簡単なように思えますが、それでも注意しなくてはいけないポイントもあります。
特にメガネ屋の店員などは簡単にレンズを外しているように見えますが、やはり経験からくるコツを習得しています。

フレームやパーツが割れてしまったり、レンズにバリが入ってしまうと、自力では修復不可能なのでお店に持ち込んで修理か買い直しになります。

その時は無事でも、実は亀裂や負担を負っていて、劣化の原因にもなるので、無理に自己流でレンズを外すのは注意が必要です。

また、見よう見まねで力任せにレンズを外すことは、フレームやレンズに傷をつけてしまったり、ご自身が怪我をしてしまう可能性もあるので注意しましょう。



レンズを外せないフレームもある

サングラスや伊達メガネの中には、素材やデザインの関係上、そもそもレンズを外すことができないフレームも存在します。

アパレルブランドのサングラスや、100均の老眼鏡などにも多く見られます。また雑貨店の伊達メガネの場合には、レンズの交換を想定して作られておらず、ただのフレーム型崩れ防止のプラスチックの板がレンズ風にはめ込まれている場合もあります。

無理にレンズを外してしまうと、元の状態には戻せなくなってしまうこともあるので見極めが難しく、我流で無理やり外す場合には自己責任になります。

一方、レンズ交換ができるようなメガネ屋で販売されているメガネの場合には、フレームに溝、レンズにやげん(フレームの溝にはめる細工)が作られているので、凹凸がしっかりとフィットするように作られています。

しかしメガネ屋で売られているものでも、度付き交換不可のフレームやツーポイントなどは我流では外せないので、注意が必要です。



ガラスレンズや薄型は要注意

視界がクリアなのがガラスレンズの長所ですが、その一方でプラスチックレンズに比べると割れやすいです。そのため、レンズを外そうとすると割れてしまうことがあるので、ガラスレンズの場合には自分で外そうとせずに、お店に持ち込んで依頼するのがおすすめです。(JINSではガラスレンズの取扱いはありません。)

ここ最近発売されたメガネでは少ないのですが、例えばデッドストックや古着のサングラスやフレームなどの場合には、ガラスレンズがはめ込まれている事もあります。また最近のものでも、ブランドやメーカーによってはヴィンテージのコンセプトでガラスレンズを採用している事もあります。




セルフレームのレンズのはめ方



レンズの外周をぐるりと囲むようなデザインのフルリムタイプのセルフレームは、枠の継ぎ目などはないので、押し込むようにレンズを入れる形になります。比較的小さめに削られているレンズなら少し力をかけて押し込むだけでフレームにはまりますが、大抵は落下しないようにあまり小さめに作られることはありません。大きすぎると押し込むのも固く、難しいです。

そんな時には、以下でご紹介するセルフレームのレンズのはめ方のポイントを参考にしてみてください。ただしはめる際も基本的にメガネ屋に依頼することをおすすめします。



レンズの厚い箇所を支点に

レンズは度数や形によって、各辺の厚みが異なります。黒目の位置から遠い箇所が厚くなっていることが多いので、近視のメガネの場合などには一般的に両端が厚くなっています。

セルフレームにレンズをはめる際には、レンズの厚みがある方をまずフレームの溝にはめ込み支点とします。そして、溝に差し込んで固定した側と反対のレンズ箇所を両手の親指の腹でパチンとはめ込みます。



レンズシェイプに気をつける

セルフレームにレンズをはめる際には、レンズシェイプの形がずれないようにフレームにはめます。レンズの玉型はよく見ると微妙なシェイプがデザインされていたり、上下左右対称ではないこともあります。左右で度数が基本違うので反対にはめてしまうと見え方に影響が出ます。

また、左右のレンズはお互いを反転させたような形状になっていることもあります。そのため、レンズの左右も当然気をつけましょう。

セルフレームにレンズをはめる際には、先にご紹介したように厚みのある部分を支点として最初にはめますが、そのポイントを軸として、徐々にレンズ辺を順に押し込んでいくと、フレームのレンズシェイプとレンズの玉型はずれずにうまくはまります。



適切に力をこめて押す

最後の辺や角は少し力をこめて押し込むとスムーズにはまります。あまり力任せに押し込むとフレームが割れてしまうのではないか、レンズの角が欠けてしまったり割れるのではないかと心配で、あまり思い切って押し込むことができずに躊躇する方も多いです。

支点にしっかりと当てはめていて、レンズシェイプに沿っていて、左右や裏表が正しく合っていれば、意外なほどにすんなりとスムーズにレンズははまります。

はまりにくい際には、上記のどれかがうまくいっていないか、変な持ち方をしてしまっているのかもしれません。力の有無というよりは、コツを掴むことがポイントです。




メタルフレームのレンズのはめ方



レンズの外周を金属で覆っているタイプのメタルフレームの場合には、フレームの内側の溝に、レンズの断面のやげんをエッジを合わせるようにはめて、フレームのネジを閉めて固定します。この時の注意点としては、セルフレームの時と同様にレンズに傷を入れてしまわないようにすることと、ネジが緩いとレンズが抜け落ちてしまうので押しながらネジを回すようにしっかりと固定することです。

上半分がメタルで下が透明なナイロールタイプのメタルの場合には、ナイロンのテグスを強くつっぱってレンズを支える構造になっています。この場合には、レンズのやげんを合わせて押し込むのですが、ナイロンとレンズの間にリボンを挟んで、てぐすを引っ張りながらレンズをはめ込みます。

いずれにせよセルフレームと同様で、安定感がなく難しいので、メガネ屋に依頼するのがおすすめです。




お店でフレームを残してレンズ交換は可能?



お気に入りのフレームを残してレンズ交換は、お店により対応は異なりますが、基本的には可能です。

お気に入りのメガネフレームは、度数や用途が変わってもレンズを入れ替えて、フレームは継続して使いたいと考える方は少なくありません。例えばお気に入りの伊達メガネをブルーライトカットレンズに交換したい、遠用で使っていたフレームを近用に用途変更したい、見え方が物足りないので度数変更したい、といったレンズ交換も可能です。

ただし、他店購入した持ち込みフレームの場合には、レンズ交換時にフレーム破損などが起こっても、パーツや良品交換が不可能なので、万が一の際の保証がないことを承諾の上での依頼になることやお断りすることもあります

JINSの場合には、フレームとレンズがセットになったオールインワンプライスなので、基本的にはセットで購入する方が多いですが、一般的なメガネ屋同様にレンズ交換にも対応しています。JINSのフレームも他店購入したフレームも対応していますが、メガネの状態を見て交換可能か判断しますので、まずは店舗に持ち込んで相談ください。




フレームの耐用年数について



ダメージの蓄積や劣化していた場合には、レンズ交換の際にフレームを破損してしまうリスクもあり、受け付けてもらえない事もあります。

フレームの傷みがひどい場合には、レンズ交換をせずに眼鏡ごと新しいものに買い替えてしまった方が費用を抑えられることもあります。

例えばJINSならどの度数でもクリアレンズは追加費用0円※で、フレームにレンズ料金込みで、気分一新新しいメガネ一式に買い替えることができます。

フレームの耐用年数は使用頻度や材質によっても異なります。2〜3年で劣化は始まり、プラスチックに縮みや歪み、金属に錆や不織などの破損が起こる事もあります。しかし、取り扱い次第では10年以上使い続けることもできますので、定期的にメガネ屋でメンテナンスや状態チェックをしてもらうと長持ちします。


※屈折率1.60の単焦点クリアレンズ



まとめ

購入店の多くは、自社の製品に関しては簡易のアフターメンテナンスなどは無料で受け付けてくれます。そのため、レンズの種類を変えるなどの場合は別途レンズ代は必要ですが、ただレンズをはずすだけなら無料で対応してくれます。自分でレンズをはずしたりはめたりするのに自信がないという場合は、やはり購入店に相談するのが良いでしょう。

特にべっ甲やバッファローホーンなどの天然素材の場合にはお湯や熱、薬剤などで変色や変形する可能性もあるので、自分でレンズを外そうとする前に、購入店などメガネ屋に持ち込んで相談をするのがおすすめです。

レンズ交換のみの対応についてはお店によって異なることもあるので、事前に電話などで問い合わせをしてみると安心です。


よくある質問


Q.メガネのレンズの外し方は?

セルフレームの場合は、フレームの内側(装着時の顔側)からレンズ上部を押すことで、レンズを外すことができます。レンズを両手の親指で押し出してフレームから外します。
メタルフレームの場合は、テンプルの付け根の下あたりにあるリムロックのネジを外すと、フレームが上下に開くようにリムが緩むので、その隙間からレンズを外せます。


Q.メガネのテンプルとはどこですか?

メガネのテンプルは、メガネのフレームの側部分で、耳にかける部分を指します。一般的に、メガネのフレームの前部分が鼻にかかり、テンプルが頭の後ろに伸び、耳にかけられます。テンプルはメガネを安定させ、フィット感を調整するために伸縮可能なものもあります。メガネのテンプルを調整することで、快適なフィット感を実現できます。


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【Staff credit】「JINS Editorial Department」(JINS編集部)

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