「丸メガネ」は、性別や年代を問わず人気が高い形のひとつです。この丸メガネ、一般的に「ラウンド」と分類されるタイプを指しますが、実は「ボストン」や「オーバル」に分類されるなかにも、丸メガネに近い形が意外と多いんです。ラウンドより少しだけいびつや横長で、その分、顔になじんでかけやすく仕上がっています。
今回は正統派の丸メガネに加えて、そんな"まんまる"じゃない「丸メガネ」にスポットを当てました。いずれも顔型を問わず似合いやすい形ですが、なかでも相性がいい顔型についてもご紹介します。
〈 ラウンド 〉
〈 ラウンド 〉
性別や年代を問わず使える王道丸メガネ
大きすぎず、小さすぎずのサイズ感と、レンズを囲むリム、鼻にかかるブリッジ、サイドのテンプル部分といったメタル部分に彫金を施さない、すっきりとした仕上げが、まさにシンプル・イズ・ベストといえる1本。かける人を選ばず、流行に関係なく使える正統派の丸メガネです。カラーはゴールドとシルバーの2色展開。両方揃え、服装や気分でかけ替えるのもおすすめです。
どんな顔型にも似合いますが、直線的できれいな輪郭を持つ四角顔の人がかけると、きりっと端正な印象が引き立ちます。
〈 ボストン 〉
〈 ボストン 〉
絶妙に崩した形が
顔に溶け込み、自然に目元を強調
世界的なプロダクトデザイナーであるJasper Morrisonが"新たなベーシック"をイメージしてデザイン。分類としては「ボストン」ですが、丸みの強い形に加え、フレームの抑揚もなだらかで「丸メガネ」に近い印象です。目元をソフトに囲むような形と、ほどよい太さのセルフレームが、目元に自然なインパクトをプラスします。
特に相性がいいのは三角顔の人。あごのラインがシャープな輪郭には、こういった丸みのあるメガネがよく似合います。
〈 ボスリントン 〉
〈 ボスリントン 〉
ウエリントン寄りの
丸メガネはモダンな印象
こちらも分類としては「ボストン」ながら、ウエリントンの角ばったニュアンスも感じる「ボスリントン」タイプ。全体的には丸みがありつつ、形としては四角っぽさを残していて、モダンさが漂います。太縁で重量感のある見た目ながら、軽量素材なので軽い仕上がり。かけやすさでも人気のモデルです。
適度な天地幅(レンズの縦幅)があるので、顔の縦幅がある、面長の人がよりバランスよくまとまります。
〈 オーバル 〉
〈 オーバル 〉
やや横長&大きめの形でかけやすい
「オーバル」は楕円形のメガネを指しますが、レンズの縦幅が短く横幅が長い形から、縦幅が少し長めのラウンドに近い形までさまざま。後者の場合、正円に近いラウンドと比べ、エレガントな印象が強くなります。こちらは1980年代のメガネに着想してデザインされたシリーズの1本。上品さが漂いつつ、やや大きめのサイズ感でカジュアルさもあり。しなやかで軽いβチタン素材を採用しており、かけ心地にも配慮されています。
特に相性がいいのは丸顔の人。少しだけ横長のメガネが、丸みのある顔の輪郭と品よくなじみます。
「丸メガネがほしいな」と思った時、「ラウンド」で絞り込んで探す人が多いのではないでしょうか。ですが今回ご紹介したように、「ボストン」や「オーバル」にも、丸メガネに近い形があります。オンラインショップ内の検索では、ボストンやオーバルにもチェックを入れて絞り込む方が、よりお目当てに近い1本が見つかるかもしれません。
以前特集した、ラウンド型中心の「丸メガネ」特集もあわせてご覧ください!